【フライフィッシング進化論】 バックナンバー一覧
タイトル | :釣りをインプロビゼーションせよ。 |
配信日時 | :2023/04/13(木) 06:00 |
本文:
『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり これに勝るものはなし』 『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、 いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』 By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」 ----------------------------------------------------------- 大井です。 結局、 どれだけインプロビゼーション出来るかどうかなんですよね、 釣りって。 インプロビゼーションとは、 要はアドリブのことです。 役者の演技やお笑いとかで、 「今のはアドリブです」とか、 「おまえアドリブ気かね~な~」 とかいう、そのアドリブです。 アドリブって言うと、 使い古した言葉のイメージですが、 インプロビゼーションと言うと、 何か新しい発想が展開されていく予感があります。 なので、 私の釣りでは、 インプロビゼーションと呼びたいと思います。 音楽用語で、 「即興演奏をする」と言う意味です。 ブルースやジャズで、 譜面通りや決められたフレーズを弾くのではなく、 その時のエモーションで自由にプレイするということです。 それで、 音楽でもインプロビゼーションを自由に伸び伸びと出来る人と、 出来ない人がいます。 譜面通り、指示通りにしか演奏出来ない。 仮に、インプロしたとしてもありきたりな感じで。 私は、音楽としては、 まあ、色々なジャンルがありますけど、 最終的には、インプロビゼーションこそ 音楽の持つダイナミズムであり自由であると思うんですけどね。 で、釣りで、 何だかいつもお決まりの釣り方になってしまう、とかも、 インプロビゼーション出来てない訳ですよね。 インプロビゼーションまで行かなくても、 フェイクでもいいんです。 例えば、 ドリフトに少しフェイクを加えるとか。 インプロビゼーションするには、 感性の鋭さとか、頭の柔らかさが必要だと多くの人は思うかも知れません。 もちろん、これらも必要ですが、 実際は、 地道な訓練によるところが本当でしょう。 様々な場面に対応する為には、 引き出しの多さは、多いほどいい。 引き出しを引っ張り出し組み合わせ、 または、引き算したり掛け算したり、 そこに、感性を加味し、 釣り方やフライを決め、 そして、インプロビゼーションしていく。 音楽でも、 インプロビゼーションする為に、 様々なフレーズをストックしていく作業が とても大切になります。 身体で覚えた短いフレーズの数々を、 どこでどう使うかが、その人の演奏技量になるといって良いでしょう。 ただ、感性に任せて弾いている訳ではないのです。 その裏には、引き出しのストックを大量に積み重ねていく 地味~なおたくな作業が必要不可欠なんですね。 真実は、 地味なのです。笑 フライフィッシングをしている人は、 音楽に造詣が深い方も多いと思いますので、 音楽に対する感性を釣りにも生かせるはずです。 その一つが、 インプロビゼーションにあると思うんですけどね。 そういった中で、 モードジャズというルートをあえて意識しないような奏法は、 かなり自由があったと思いまます。 マイルスデイビスが始めた考えですね。 このモードという考え方。 ルートがあるようなないような奏法。 ルートに完結しない奏法。 ん~、カッコいい。 この辺の感覚を、釣りで表現したときに、 私の場合は、イマージェントハントのような そういう考え方になったのだと後になってそう思います。 何言ってるのか、かなり分かりずらいですが、 この分かりずらさが、モード的というか、 インプロビゼーションなのです。 いや、分かりづらいですね~。 書いてる本人も分かりずらいです。笑 ということで、分からないまま、 スッキリせずに今号は終わります。 モード的に。 ではまた。 モード的インプロビゼーションフィッシング 「イマージェントライズハンティング」中級者の欄 http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?FF-JotatuClub 私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。 http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!) 「Complete Angler」 http://www.flyfishing-japan.com/shop 配信解除はこちらから。 http://tinyurl.com/ygakyt9 |