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タイトル :ユーロニンフは好き?嫌い?
配信日時 :2023/03/02(木) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井です。



ユーロニンフって、ごちゃごちゃしてますよね。

人によって釣り方も結構変わるし、

システムも人それぞれ。



WFフライラインを使って、

アウトリガー的なショートニンフィングをする人もいれば、

ユーロニンフ専用フライラインでやる人もいます。



かと思いきや、

レベルラインだけでドリフト重視で押し切る人もいるし、

フレンチリーダーで、中間的な釣り方をする人もいます。


私なんかは、フレンチリーダーでやることも多いです。



ここまで読んだだけで、

ユーロニンフを知らない人は、

「ごちゃごちゃとうるさい釣りだな、メンドクセ。」

と、なりかねません。



2リグに3リグ。

ダウンショットリグに、ドライフライリグ。



フライ(毛鉤)も、

かなりドギツイものが多い。


こんなド派手なフライじゃ、

成魚放流には通用しても、ネイティブには無理じゃないの?



マッチザハッチになってないしと、

思う人もいるでしょう。


もっと、本物の水生昆虫に寄せていかないと、と。



更には、

やれポジションがどうのこうの、

ドリフトの仕方がどうのこうの、

アタリの取り方がどうしたこうしたと、


かなり、

能書きの多い釣りです。(汗)

意図してそうしているところもありますが。



フライフィッシングを始めて間もない人は、

ほんと、混乱すると思います。



ですから、

やはり時間をかけて少しづつ、

色々と試してみるしかないんですけど、


この試行錯誤を、楽しめるか否か?


ここで、

大きく分かれると思いますね。



この作業が楽しめないと、

ある意味、ユーロニンフは苦痛になります。




まあ、

昨今のフライフィッシング自体が、

やたら能書きが多いし、

同じように、細分化して魑魅魍魎化してるんですけどね。



でも、

過去のメルマガでも何度も言っていますけど、

クソ面倒くさいと感じる現象の中にこそ、

しみじみと趣のある豊潤な楽しみがあることは間違いないですので、

じわじわと時間をかけてその面白みを見つけてみてください。


まあ、時にはあっさりしたものもいいですけど。




あと、

私が気掛かりなのは、


フライキャスティングがおざなりになってしまい、

最もフライフィッシングらしい

最大の魅力であるフライキャスティングが、

そっちのけになってしまうのは、

本末転倒まではいかないにしても、

ちょっとズレてるんじゃないかと思います。



と言いながらも、

あえてフライキャスティングを抜きに考えるのも

ありだとは思いますけど。



で、

気に留めておいてもらいたいのは、


ごちゃごちゃと感じるニンフィングも、

もしくは、フライフィッシング全般も、



よくよく観察し、元をたどれば、

かなりシンプルに把握できるということなんですね。



シンプル化をものにする為には、

混沌の過程を通らなければ、

それは本当のシンプル化とは言えないと、

そう私は考えます。



シンプルに釣りたいから、

最初から簡単な(シンプルな)釣りで釣れれば、

それでいいじゃん、


というのは、

シンプルではなく、

単純で浅〜い釣りなだけですよね。


それでいいんなら、まあそれも可だと思いますけど。




要するに、

いろんな可能性を試してみて、

色々失敗もして、全然上手くいかなくて、

その中から、少しずつ何か見えるものが出てきて、

自分のスタイルが形作られていき、


それで、思惑通りに魚が釣れたら、

その過程の全てが、豊かな時間なのではないでしょうか。



過程が大事です。

ほんとに。




私は今、

釣り人としては異例中の異例とも言える挑戦をしていますが、

これ、ほんと気が遠くなるぐらい遠回りしているし、

何やってんだろうか?

と、自分自身あきれ返る時もありますし。



でも、

私には分かるんです。



他の釣り人には決して味わえない、

豊潤で香り豊かで、奥深くて刺激的で、

官能的でありながらどこまでもクールで、

そんな道を一人作っているという快感。



この悦楽は、

そうそう誰もが味わえるものではないと、

ほんと腹の底からそう実感しています。




ま、

これはいずれ時が来たら発表しますけどね。

ん〜、しないかもしれないしどっちでもいいかな。




とにかく、

プラモデルを組み立てている少年のように、

ニンフィングを、フライフィッシングを、

楽しんでください。




今回はちょっと、

標準的なまともなこと言っちゃったので、

少し後悔。




ほんとは、

反フライフィッシング論をやりたいんだけどね。


たまにはいいや。




というか、

反も正もどっちもどっちのような気もするし。




てな訳で、

今回は、どっちでもいいやメルマガでした。(笑)




チャンチャン。











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