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タイトル :追憶の釣り 解説
配信日時 :2023/01/03(火) 06:30

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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「追憶の釣り」解説


大井です。

今年もよろしくお願いします。



前回のメール、

「追憶の釣り」を、

サクッと解説してみます。



Billie Eilish - i love you

https://youtube.com/watch?v=mhmGwTDpPf0&si=EnSIkaIECMiOmarE


ビリーアイリッシュというシンガーは、

最近知ったのです。


ヨーロッパ、北欧あたりの人かと思ったら、

アメリカはロサンジェルスなんですね、出身は。



この人の声というのは、

それこそ天性の魔力がある声だと思います。


歌の上手さというより、

声そのものにあらゆる感情がすでに入っていて、

一声発声すれば、メロディーがなくても人を感動させられる。


そんな感じを受けます。



ちなみに、

音楽で私の好きな世界観は、


そうですね、

昔、よく聴いたのは、

u2

スザンヌベガ

ポリス

スティング

プリテンダーズ



大体、

アイリッシュやブリティッシュ系が多かったですね。


南国系のラテンやレゲエなどもいいのですが、

やはり、アイリッシュ系の精神性の高さや研ぎ澄まされた表現力は、

私の心を撃ちぬきます。



まあ、始まりはビートルズなんですけどね。



その後、

ジャズやファンクも大好きになりましたが、

一番、多感な頃に聴いた音楽は別格ですね。




メルマガの最後に紹介した、

イタリア映画の至高、

フェリーニの「道 ラ・ストラーダ」

https://youtube.com/watch?v=9wGqevjzxMQ&si=EnSIkaIECMiOmarE


ほんとに、この映画は心に刺さりましたね。


最初に見たのは、20代後半だったと記憶していますが、

まだ、音楽にのめり込んでいて、

ニーノロータのメロディーの説得力に打ちのめされました。



ジュリエッタマシーナ(ジェルソミーナ)の演技を超えた演技は、

今でも、通りの角を曲がったらひょっこり出てきそうな臨場感があります。



男には、多かれ少なかれザンパノが住んでいる。

目の前の宝物に気付かない。

失った時、初めてその存在の大きさに気づく。



愚かなり。

釣りに行くしかなくなる。

そんな感じで・・。




昔は、

こういういい映画がいっぱいありました。


まだ若かりし多感な頃に見たから

余計なのかもしれませんけど、

今のハリウッドのドカドカうるさいだけの映画なんかより、

何十倍も感性は刺激されます。



映像技術の進歩は豊かなのか。

いったいどちらが豊かなのか?

甚だ疑問です。



ニーノロータは、

他にも、ゴットファーザーや太陽がいっぱいの主題歌も担当しています。



ブラッドピットのリバランとかではなく、

こういう映画を見てフライフィッシングに投影できるような

感受性をいつまでも保ちたいものです。




そういえば、

2012年のスロベニア大会の大会後に、

イタリアのテュリエステという小さな港町に寄ったのですが、


この港町が、

「道」のラストシーンに出てくる街と重なり、

ザンパノやジェルソミーナも、

もしかしたらここにも来たかもしれないと、思いを馳せたものです。




という事で、

いい映画や音楽には、

釣りを多面的に進化させる要素が満載であると思います。





あ、そうだ。

ちょっとしんみりしちゃたので、

最後に景気付けに、こんな曲を紹介しましょう。



ポイントは、

あなたの青春そのものとして聴くことです。

大人として聴くんじゃない。


達観した振りをする終わった大人ではなく、

今こそ、青春そのものだと聴くんです。

50代だろうが60代だろうが関係ない。



「BiSH 星が瞬く夜に」live

https://youtube.com/watch?v=SqyReGfcutk&si=EnSIkaIECMiOmarE


きいちゃんバージョン

https://youtube.com/watch?v=1V_cgs1NgUo&si=EnSIkaIECMiOmarE




「バケモノだって気にすんな」



いい歌詞です。






ではまた。












私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact


フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
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■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



【フライフィッシング イデア】

「芸術であり、スポーツであり、哲学であり、ハンティングであり、祈りである」





そして私は、釣りを釣りで終わらせたくありません。

これからの時代は、

「釣りを釣りで終わらせない」

思考能力が必要だと思っています。

何故なら、史上最高の激動の時代(カオスの時代)に我々は生きているからです。


資本主義は限界値を超えている
AI(人工知能の台頭)
情報の氾濫につぐ氾濫
近隣国の不穏な動向
捏造の連鎖
我々を襲う無力感はどこから来るのか?


釣りをする為にロッドはありますが、
世界観を押し広げる為の大切なツールでもあるのです。


視野の広さ、洞察力、直観力、主体的に考え抜く力。
これらを、釣りという楽しい遊びを通して身に付けていくべきです。
でないと、もったいなさすぎます。

だから、時には釣りと直接関係ない話や、
ちょっと挑発的な問い掛けもするかも知れません。

でも、そのことであなたがインスパイアーを受け、
何かに気付き、何かの行動の起爆剤になれるのなら、
私は、そのことが非常にうれしいのです。


我々の時間は限られています。
人の人生を生きるのではなく、
自分の人生を自分自身で掴む為にロッドを手に取るのです。









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