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タイトル :究極の脱力と究極の微差力
配信日時 :2022/12/09(金) 06:30

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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「究極の脱力と究極の微差力」



大井です。


前回は、

脱力の大切さを話しました。

釣りをする上で、力んでいい事など何一つないと。


この概念を抽象的に捉えると、

色んなことに応用できるようになります。



今、サッカーW杯をやっていますので、

それを例に少し話してみます。



各国とも、過酷な予選を勝ち抜いてきたチームだけあって、

素晴らしい選手が多いですよね。



で、

素晴らしい選手に共通することの大きな一つとして、

「脱力」が挙げられます。


相手を抜くとき、脱力していなければ、

ボールの捌きがぎこちなくなって、相手に取られてしまうでしょう。


シュートが大きく枠を外れることもままありますが、

これも、プレッシャーから力んでいる証拠です。


練習でできていることが本番ではできない。

無駄な力が無意識に入りすぎている。



日本は、クロアチアにPKで負けましたが、

これも、日本選手が力んでしまった結果でしょうね。


クロアチアのキーパーは、脱力していました。

だから、あれほどのセーブができたのです。


日本選手は、蹴る時も力んでいました。

何故なら、あまり考えないで(駆け引きしないで)蹴っている。

だから、コースも甘くスピードも力もなかった。



あまり考えられないというのは、脳が力んでいるからです。

脱力脳になっていない。



脱力というのは、

何も身体上のことだけでなく、脳も同じです。


こう考えていくと、ホント面白いですね。



頭の固いオヤジどもは、例外なく脳が脱力していない。

ある領域で固まっていて、何の新たな発想も湧かない。

結果、単なる胡散臭い足手まといになる。

じゃまなだけ。(涙)


これ、サッカーなら戦力外です。



それとスペイン戦の時の、

三苫選手のラインに1mm残った折り返し。


これも、脱力した高度な体捌きがあったから出来たんだと思います。


もの凄いトップスピードで走ってきて、

あんな難しい折り返しのボールをソフトに上げている。

力んでいたら、出来ない芸当です。



で、私はよく、

微差は大差であり、大差は微差なんだと能書きこいてますが、

このケースなどは、典型的な例です。



残った1mmが、あのスペインに勝った理由なのです。

決勝ランドに進み、日本と世界を驚かせた理由なのです。


ラインから出ていたら、予選敗退でしたからね。



「たった1mmが、世界を動かしたのです。」



微差は、圧倒的に大差なのです。




さて、

このような話を釣りに当てはめると、

脱力も微差力も、もの凄く釣りに影響していることが、

分かりますよね。


力んでいたら、釣れる魚も釣れなくなる。

微差力のなんたるかが腑に落ちていないと、

結果、雑で適当〜な釣りになる。



こんなんじゃ、

会心の釣果なんて、夢のまた夢。


何かが違うから、釣果も違う。

何かが違うから、大きさも違う。


何が違うのか?

何が違うのか?



クロアチアと日本は、何が違ったのか?

釣れた人とおいらでは、何が違ったのか?



考えるのです。

イマジネーションを働かせるのです。



最後は、自分を信じるのです。

徹底的に。



我々のリベンジは、4年後というような気の遠い話ではない。

すぐに反撃せよ。

今すぐに。



次の釣行に心して備えよ。


「世間に、釣り人魂を見せてやれ。」



このくそったれな世界に。



Tight Line!










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■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



【フライフィッシング イデア】

「芸術であり、スポーツであり、哲学であり、ハンティングであり、祈りである」





そして私は、釣りを釣りで終わらせたくありません。

これからの時代は、

「釣りを釣りで終わらせない」

思考能力が必要だと思っています。

何故なら、史上最高の激動の時代(カオスの時代)に我々は生きているからです。


資本主義は限界値を超えている
AI(人工知能の台頭)
情報の氾濫につぐ氾濫
近隣国の不穏な動向
我々を襲う無力感はどこから来るのか?


釣りをする為にロッドはありますが、
世界観を押し広げる為の大切なツールでもあるのです。


視野の広さ、洞察力、直観力、主体的に考え抜く力。
これらを、釣りという楽しい遊びを通して身に付けていくべきです。
でないと、もったいなさすぎます。

だから、時には釣りと直接関係ない話や、
ちょっと挑発的な問い掛けもするかも知れません。

でも、そのことであなたがインスパイアーを受け、
何かに気付き、何かの行動の起爆剤になれるのなら、
私は、そのことが非常にうれしいのです。


我々の時間は限られています。
人の人生を生きるのではなく、
自分の人生を自分自身で掴む為にロッドを手に取るのです。




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