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タイトル :釣りのブレインコーチ
配信日時 :2022/04/30(土) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井です。


釣りのガイドをする人は最近増えていますよね。

まあ、今のこのご時世ですから、人気が出ているのでしょう。


地元の釣り人ならではの土地勘に基づく案内役。

それに付随した釣り方を教えながら、釣ってもらう。



ドライでもニンフでもウエットでも。

湖ならストリーマーですか。



その時期のその河川には、このフライがいい。

この狙い方がいい、と言う知識と情報が武器になります。

いい傾向だと思います。



一方、

私の場合は、ガイド業ではありません。

何でしょうね・・。

コーチングとか、ティーチングとか、

講師とか、先生とか、

色んな呼び方がありますけど、どれもいまいちしっくりこないのです。



釣りの技術的なことはもちろん主として教えますけど、

それ以上に、やはり、


何を観るか、とか、

何を感じるか、とか、

何を分析するのか、とか、

何故そうなのか?とか、


そういうことを教えたい訳で、釣りの中で。



なので、

敢えて言うなら、

釣りの、ブレインダンプコーチとでも言いましょうか・・・。



私には、

人の能力を見抜く力があると思います、普通の人より。

感性とか。



その人の才能や能力がわかるので、

その力を引き出してやりたい、という衝動がいつもあるのです。



実際、人間は自分のことを客観的には見れません。

自分は自分としてベタッと張り付いていて、

自分を自分から引き剥がすことは出来ないのです。

どうあがいても。



だから、人の力が必要なのです。


私が残念に思うのが、

自分を低く見積もっている人が多いということ。

つまり、自分には大した才能なんてないと。

釣りも、いつもぼちぼちで才能を感じないと。

釣りが下手だと。


そう、見積もっています、自分のことを。


言い方を変えれば、

「劣等感」

に、支配されながら釣りをし生きてる人が多いのです。



いや、

私もそうですよ。

自分のやれていない部分は分かっています、

ボンクラだと。ほんと。(苦笑)



で、何でしょうね私の場合、

それ以上にある種の自信というか、

他の人にはない感性があるとも、正直感じています。



自分自身を、冷静に客観視するのは実に難しい。

何故なら、人は自分がなんだかんだ一番可愛いですし、

だから、自分にとって都合のいい解釈をします。



都合の悪いものは、何かにすり替えて自分を正当化し守ります。

もしくは、無かったことにする。(笑)



バイアスがバリバリ掛かりながら、人は生きているのです。

釣りでも、まったく同じ理屈が存在します。



ユーロニンフでもイマージェントハントでも、

最終的にその人の釣りを決めるのは、


「感性」


です。



なのですが、

「考え抜いた先のひらめき」と、

「何も考えないひらめき」では、月とスッポンぐらい差があります。



そもそも、

何も考えなければ、ひらめくこともないでしょうけど。



直感が鋭いとか、

直感に頼るとか、


それって、

結局、過去の経験や思考の先に感じるものであって、

何もないところからは、生まれません。



直感という言葉の意味が把握できていて、

初めて感じたりひらめいたりする訳で。



だんだん、何言ってるのか分からなくなってきましたので、

話を戻しますと、



例えば、

数を釣ることより、大物を釣ることより、


「狙い通りの釣り方で、思惑通り戦術通り、

自分のコントロール下で全てが完結し、

そして、釣るべくして釣った」



この時に、一番充足感がありますし、

アドレナリンとドーパミンが大量に分泌されて、

非日常的自由を強く感じますね。



魚が釣れれば、

その釣り方にこだわらず、釣り人は興奮するし、

満足感は得られます。



でも、

どんな釣り方でもいいのか?と言われれば、

そうではないですよね。



毛彫釣りでしか味わえない興奮がありますし、

満足感も高い。


だから、

みんな毛鉤釣りをしているのだと思います。



で、

毛鉤釣りの他にはない醍醐味をもっともっと高めて

クリエイティビティーを探求していった結果が、

その一つの結果が、


イマージェントハンティングに集約されていると私は思います。



つまり、

毛鉤釣りの持つ魅力を最大限凝縮させた釣りだと言えます。


狙い通り。

思惑通り。

魚の心理を突き、

全てを自分のコントロール下で完結する釣り。

賢い魚を逆張りしてフックセットさせる釣り。

狙った魚を仕留めていくハンティングとしての釣り。



だから、

満足度は最高に高い。



私の経験では、

毛鉤釣りの中で一番その面白さがあり、

自由度が高い釣りなのです。





釣りのブレインコーチ イマージェントハンティング
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?FF-JotatuClub


この釣りの考え方は、応用範囲がものすごく広い。

何がどう応用範囲が広いのか?

そこが肝であり、何より重要なのです。

その考えをぜひ取り入れてください。








私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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