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タイトル :60オーバーとの格闘!
配信日時 :2021/10/17(日) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井です。


先週は、キックスタートで栃木へ行ってきました。

かなり渋い状況でしたが、各ポイントの釣り方を

披露出来たんじゃないかと思います。



スクールゲストのKさんからの感想です。

~~~

昨日は遠くまでおこしいただきありがとうございました。

昨日は使われていたフライのレッドヘッドの効果についてどのような効果があるのでしょうか?

効果によっては今度赤スレッド使って見ようと思いました。


ドライも教わったメンディングで挑戦しようと思います。


動画ありがとうございました。客観的に自分を観察することができました。

機能性を重視してあまり見た目は気にしていませんでしたが

少しは見た目も気にしなければいけないとも思いました。


このあとまた、じっくりと自分の姿を観察してみます。



〇〇人を見かけたら自分の釣りを止めてでも観察しようと思います。

一度釣りを開始すると周りが見えなくなりすぎている自分にも気づくことができました。

周囲を見る余裕と釣りを止める勇気を持とうと思いました。


また、機会を見つけてイマージェントの考え方と技術を是非学びたいと思います。


~~~


Kさん、ありがとうございます。

ルアーを長くやっていて最近フライを本格的に始めたとのこと。

キャスティングは、練習した成果が出ていてきれいなループを作っていました。



落ち込みが続く小さなポイントで、でかいニジマスを発見したKさん。


「でかいのがいます!」

「うわ、でけ~!」

「よし、狙ってみますか」


戦闘開始です。

ストリーマーでガン引きして数等目で渾身のフックセット!

読みの通り、狙い通りのハンティングに成功です。



このポイントでは、

他にもストリーマーで3匹の30オーバーのニジマスを掛けました。


つまり、

あの場所は、ニンフでも釣れるでしょうけど、

あの日は、ストリーマーが効いたということです。




・渓流ストリーマー戦術

どう考えたかを解説してみます。


まず、

ニンフでは連日責められているだろうけど、

このポイントでストリーマーを使う人は少ないと読んだのです。


そして、

魚の活性が良かったこと。

でかいニジマスが数匹左右にゆらゆら動きながら定位していたのです。


何かを、食っている訳ではなかったでしょう。

1匹目が釣れた時、ストマックを取ったら、

30番以上のミッジや極小メイフライが数匹しか撮れませんでしたから。


でも、動きはシャープで活性がいい。



つまり、

リアクションバイトで反応してくる可能性は高いと読んだのです。

興味をそそる何かが不意に目の前を横切ったら、

リアクションしてくる確率は高いと。



同じ状況でも、

底でじ〜っと動かずにいる魚は反応は低いですね。

リアクションも、億劫うな感じでしてきます。


こういう鈍い魚は、ニンフィングで鼻面に毛鉤を送り込んでいく

テクニックを使った方がいいでしょう。



さて、

ストリーマーでいくと決めて、

次に考えるべきことは何か?



時系列で書くと、


・フライを決める。

・どの魚を狙うか決める。

・どこにフライを落とすかを決める。

・どこにポジションを取るか決める。

・どう流すかを決める。(リトリーブ)


逆算してくのです。

このハンティングを成功させるための、ラインシステムを組み直す。


ノットも変える。


素早く沈めた方がいいか、

フォールで沈めた方がいいか。

決める。


素早く沈めるために、

どうラインスステムを組むか。




文字にすると、

大げさな感じですが、

このような思考が、頭の中をグルグルしている訳です。


そして、

数投目で、30強のニズマスがまずヒットしました。

ストリーマーでいけるな。

そう、確信しました。



すぐにリリースし、主がいる落ち込みをみると、

ゆらゆらと大きく動いています。

よし、いけるぞ。



キャストし、高速リトリーブを数メーター。

これを何度も繰り返しました。


5〜6投目か、

魚はフライに反応し、素早く反転した瞬間、

ググッとラインに今までにない強い魚信がああり、

上流側にピーンとフライラインがは張ったのです。



フックセットの瞬間の独特の緊張感が走ります。


果たして、どうなるか?


続きはyoutubuに動画を上げましたので、

見てください。

60オーバーとの格闘
https://www.youtube.com/watch?v=mJzvdgKSmTk

スクールゲストのKさんが撮ってくれました。




この一段上流のポイントでも、

イワナが立て続けに釣れました。


どう釣ったかは、また次回に、

解説します。




つづく。



Tight Line!






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