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タイトル :釣りのバイオメカニクス その2
配信日時 :2021/09/04(土) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井です。



バイオメカニクスとは、

生体力学のことです。



速度、距離、高さ、パワー、重心、間接トルクなど

スポーツ全般で扱うパフォーマンスの指標は全て

物理学であり、バイオメカニクスはそこから発生した分野です。


ニュートン力学ですね。




「理に適った動きを見つけ出していく」


これもバイオメカニクスが目指す、一つの方向性です。




要するに、

無駄な動きを無くし、

パフォーマンスを最大化する力学です。




釣りには、

このパフォーマンスを最大化する能力が、

大きく影響していると私は思います。




キャスティングにしろ、タイイングにしろ、

川を移動する能力にしろ、魚の動きを予測する能力にしろ。



無駄な動き、意味のない動きは、

エネルギーをいたずらに消費するだけで、

パフォーマンスが下がるのは、誰でも分かることですよね。



この辺を意識して釣りをすると、

また違った釣りを展開できるのではないでしょうか。



なのですが、

人間は主観で動きますので、

なかなかどこに無駄があるのかが分からない。


改善点が分からない。




だから、

間違った方向に改善してしまうことも、実は多いのです。



認知バイアスと呼ばれるものです。



間違った方向へ努力してしまうと、

そこから、良い方向へ戻すのは、膨大なエネルギーが必要です。


非常に大変です。




ですから、

インストラクターやコーチの存在意義が大きいのです。



1人でどうにか出来るさ、とか、

1人でも何とかなるさ、と言って、

多くの人は、ドツボに嵌まっていきます。汗



フライフィッシングに置いては、

その全てで、このことが当てはまります。

(特に、キャスティングはそうですね)




例えば、

私が現在広めているイマージェントドリフトの概念などは、

1人では、まず到達できません。



つまり、

ほとんどの釣り人は、

この考え方、テクニック、概念を知らぬまま、終えていくということです。


それが、事実だと思います。




釣りに置いて、

本質的な自由を、どうやって掴めばいいのか?


その一つの答えが、イマージェントライズハンティングの中に存在します。



抽象的で分かりにくいと思いますが、

その分かりにくさの中に、自由が潜んでいるのです。



釣りに置ける自由とは、


「フライとは、こういうものだろう」


という常識を抜け出し、

発想に制限を掛けないことだと私は思います。



誤解のないように言っておきますが、

ルールを無視しろ、ということではないですよ。

もっと、視点の高いものです。




新しい視点のライズフィッシング(中級者の欄)

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■カナダからの感動ボイス


カナダ在住のSさんから、感動ボイスが届きました。


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大井さん、お久しぶりです!

日本滞在時にお会いできて良かったです。



カナダに戻り、まもなく2年が経ちます。

最近自分のシークレットスポットを開拓しました

(ただし、自宅から10時間のドライブとなりますが・・・)。



元々場所が良いだけでなく、釣り人が少ない事もあり、

行くたびに30匹ほど釣り上げてます。



しかもアベレージサイズは45cm!半日で手首が疲れ果てます!

大物ばかりなので大井さんの所で購入した

バンブーロッドが壊れないか心配していますが、

今のところ全く問題ありません。



念の為、チペットを8番にして過度の負荷がかかった時は

竿が折れる前にチペットが切れるようにしていますが・・・


でも竿がグラファイトロッドよりしなやかなせいか?

45cmクラスのレインボーでもチペット切れを起こさず

ランディングできます。時間は多少掛かりますが・・・。



自分は元々ドライオンリーの釣り人でしたが、

大井さん(ユーロニンフィング)を知ってから、

8割はニンフをメインにした水面下、2割がドライで釣っています。



おかげで劇的に釣果が上がり、

各スポットでそこの主と思われるサイズのトラウトを

釣り上げることが出来るようになりました。



自分も水面下を3Dでイメージしながら

魚が付きそうな場所にニンフを流していますので、

メールで大井さんが言おうとしている事は自ずと理解できますよ。



残念ながらスクール参加は出来ませんが、

又機会があればお会いしたいです。



Tight Line!


カナダ S.K


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Sさんは、午前中FF,午後は鳥猟、夜は取った獲物で晩ご飯という

ワイルドライフを送っています。


フェイスブックにも投稿しましたので、見てください。

写真も見れます。よかったら、いいねも!

https://www.facebook.com/shobu.ohi





ではまた。











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■水面下を極めろ!

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見えない世界を想像し、

狙い通りに釣り上げる快感。


ニンフィングドリフトの妙。


狙い方、攻め方の多彩性は、この釣りがダントツでしょう。



あなたの応用力が試される釣りであり、

逆に、何にでも通用する応用力が自然と身につく釣りなのです。



ユーロニンフィングスクール(10月から)

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数も釣れるし、

今まで釣れなかった大物も釣れるようになるでしょう。










私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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