【フライフィッシング進化論】 バックナンバー一覧
タイトル | :ダイナミックレンジを広げろ! |
配信日時 | :2021/04/28(水) 06:00 |
本文:
『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり これに勝るものはなし』 『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、 いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』 By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」 ----------------------------------------------------------- 大井です。 スクールもひと段落して、 イマージングメソッドの最終段階の詰めに入っています。 やっぱりこの釣り方、考え方は、今までになく面白いですね。 (英訳して海外でも売ろうかな・・。) ところで、 今号はスクールのアフターフォロー的な内容を少し話してみます。 多くの釣り人を見ていると、 どうしても釣りがこじんまりしているんですね。 まあ、ユーロニンフを初めてトライするような人は、 恐る恐る釣ってしまうのも分からなくはないですけど。 釣りは、 ジャンル問わず大胆さと繊細さの振り幅は広いほどいいです。 つまり、ダイナミックレンジの幅が広い方がいい。 ど〜んとダイナミックに。 分からぬほど繊細に。 これが、ある意味釣りの極意です。 しかし、 大胆さと繊細さの振り幅が狭いと、 何ともこじんまりした釣りになってしまうんです。 可もなく不可もなく。 ぼんやりと鋭さもなく。 キャストにしろ、 流し方にしろ、 ポジショニングにしろ。 ダイナミックレンジが狭いと、 その分、ワンパターンの釣りになってしまいます。 動きは小さく、おっかなびっくり。 フックセットも鋭さはなく向こう合わせ。 自分の釣りに限界を感じている人は、 ダイナミックレンジを大きく深く広げることを意識してみてください。 ダイナミックレンジとは、 そうですね、例えば音楽なんかは分かりやすいですね。 特にクラシック。 蚊が泣くような音から、ホールが地鳴りするような音まで、 凄まじく広いレンジで演奏しますよね。 そういうことです。 釣りも、 そういうレンジでやることを意識すると、 もっと大胆に攻められます。 こじんまりしないこと。 これです。 スクール常連のFさんは、 いいサイズをフックセットしてバラした時、 「ぐあ〜〜!!」 「くそ〜〜!!」 と雄叫びをあげて悔しがっていましたが、 このくらいダイナミックに悔しがるのは、いいですね。 見ていて気持ちいい。 感情の起伏、緩急の振り幅、 こういうのは、少ないよりは多い方がいい。 しかしまた、逆に、 微動だにせず川に立ち続ける所作は、 それはそれで達人のオーラを醸し出します。 いわゆる、木化け石化けしている状態。 これも、ダイナミックレンジが広いから出来る訳です。 ず〜っと木化けしているのは、頂けません。 死んじゃったんじゃないかと勘違いしますから。笑 要するに、何が言いたいのかと言うと、 「ダイナミックに、 変化を付け動き、」 「ダイナミックに、 変化せずとどまれ、」 と言う事です。 一歩も動かずとどまることが出来るのも、 ダイナミックレンジが分かっているから出来るんです。 大胆さと繊細さ。 緩急。 非常に物凄〜〜く大事です。 失敗したって構わないし、 人に笑われたって構わない。 そんなクソのようなことを気にするより、 もっとダイナミックに釣りをするべきですね。 川でひっくり返ったっていいし、 流されたっていい。(死なない程度に) もっと立ち込め。 もっと近づけ。 もっとダイナミックに。 己を信じて。 Tight Line! 私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。 http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!) 「Complete Angler」 http://www.flyfishing-japan.com/shop 配信解除はこちらから。 http://tinyurl.com/ygakyt9 |