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タイトル :微差力こそ運命の分かれ道
配信日時 :2020/10/21(水) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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「微差力こそ運命の分かれ道」


大井です。

要するに、
「何が違うのか?」
を、突き詰めていけば、自ずと答えは導き出されます。

どうして、あの人は釣れて俺は釣れない。

「何が違うのか?」
「同じような道具で同じような格好で、同じような釣りをしているのに」

ぱっと見じゃ分からない。
じゃあ、どこに違いがあるのか?

それを、見抜いていくことが、
つまりは、観察力であり分析力になるのです。

「微差だな」
「ほんとに小さな微差だな」
「その微差がどこにあるんだ」

この辺に行き着きます。
よく考えれば。

でも、
この微差を感じとれる人はなかなか少ないんです。

例えば、キャスティングだって、
微差の積み重ねの結果が、ループの形や飛距離やアキュラシーに
ダイレクトに反映されるのです。

積み重ねて積み重ねて更に積み重なった結果が、
あの美しいループの軌跡を生むのです。

逆を言えば、
積み重なって積み重なって積み重なった結果が、
いつものヘンテコなループを生んでいるのです。

で、
この微差が、自分では分かっているようで分かっていないんです。
いや、「分かれない」と言った方が正確ですね。

本当の意味で、自分自身を冷徹に俯瞰し第3の眼で観れるようなら、
それはもう、天才的に素晴らしい能力です。

しかし、人間には必ずバイアスが掛かりますし、
都合よく解釈して、都合よく適当なところで収めて終わります。

その方が楽だから。


微差力。


同じようなラーメンでも、その味は違う。
通いたくなる味とそうでない味。

売れる営業マンとそうでない営業マン。

心地いい店とそうでない店。

ギターの音色は、ピックの微細なタッチで決まる。

何がどう違うのか。

小さな小さな違い。
その積み重なり。
チリも積もれば山となる。
(実際はチリが積もっても山にはならないと思いますが・・笑)

では、
どういうチリを積み上げていけばいいのか。

ただ、その辺のチリを積み上げていったところで、
二束三文にしかならないのではないか。
そもそも、すぐ崩れて終わるだろう。

どういうチリを積み上げるのか。

チリの中身、
その意味するところが重要であって、
積み上げていくためには、まず、
その土台がしっかりとしていなければならない。

では、その土台とは何なのか。
何で出来ていれば山になるような重さに耐えられるのか。

人間は、自分で自分の全身は見れない。
鏡を見ない限り。
鏡を見ても、反転して見えるし。

アスリートにはコーチが付くし、
俳優には監督が付く。

歌手にはトレーナーが付くし、
ビジネスにはコンサルタントが付く。

芸事には師匠が付くし、
学生には教授が付く。


これ、すべて第3の視点を獲得するためのものですよね。
第3の眼を持つことは、至難の技なのです。

釣りなんて、その最たるものです。
特に、フライフィッシングは。



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■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



【フライフィッシング イデア】

「芸術であり、スポーツであり、哲学であり、ハンティングであり、祈りである」





そして私は、釣りを釣りで終わらせたくありません。

これからの時代は、

「釣りを釣りで終わらせない」

思考能力が必要だと思っています。

何故なら、史上最高の激動の時代(カオスの時代)に我々は生きているからです。


資本主義は限界値を超えている
AI(人工知能の台頭)
情報の氾濫につぐ氾濫
近隣国の不穏な動向


釣りをする為にロッドはありますが、
世界観を押し広げる為の大切なツールでもあるのです。


視野の広さ、洞察力、直観力、主体的に考え抜く力。
これらを、釣りという楽しい遊びを通して身に付けていくべきです。
でないと、もったいなさすぎます。

だから、時には釣りと直接関係ない話や、
ちょっと挑発的な問い掛けもするかも知れません。

でも、そのことであなたがインスパイアーを受け、
何かに気付き、何かの行動の起爆剤になれるのなら、
私は、そのことが非常にうれしいのです。


我々の時間は限られています。
人の人生を生きるのではなく、
自分の人生を自分自身で掴む為にロッドを手に取るのです。




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