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タイトル :釣り人は勝者か敗者か。
配信日時 :2020/10/17(土) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井です。

メルマガに感想をもらいました。
「釣れない悔しさ」
https://ameblo.jp/flyfishing-japan/entry-12631821086.html

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「今回のメルマガの内容、
綺麗事抜きの本質に迫る内容でとてもドキドキして拝見しました。
自分のことのようで、「あるある」と共感?しながら読みました。

子供の頃から釣りをしてるのに、大人になった今でも屈辱感、敗北感、
嫉妬、人にかっこいいところを見せたい、などなど・・・
コンプレックスの塊のような、いまだに負の感情が抜け切れない自分です・・・。

とはいえ、これらの感情のおかげで、変なプライドを手放したり
「成長し続けたい」「純粋な気持ちでもっとうまくなりたい」
などの向上心が湧いてくることも事実です。」
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正直な心の動きですよね、
みんなこういう心情は隠したがりますけど。


屈辱感、敗北感、嫉妬、かっこ付け。
誰もがある感情です。
世に高い価値を生み出す人間ほど、実はあるのかも知れない。

決してなくならない。
一生、付き合っていかなければいけない。

でも、
こういう感情と上手く向き合うことができている人間は少ない。
そもそも、向き合わずにそこから逃げる、逃げたい。

逃げるだけならいいけど、人の足を引っ張る方向に舵を切る。
こうなると、もうどうにもならない。
生産性のあることなど、何一つできない。

釣れなかったのは、自分の責任。
誰かの仕業ではない。

釣れなかったのは、
ボンクラな自分自身のせいである、100%。
そこから、始めるしかないのです。

釣れずに打ちのめされる。
これほど、成長できる機会はない。

いつも、ほどほどに釣れてほどほどに釣れなく、
なんとなく楽しいようなつまらないような・・・。
結局、何の実にもならず。

こんな、ボケっとした釣りをするぐらいなら、
とことん釣れずに、とことん凹んだ方がいい。


屈辱感、敗北感、嫉妬、かっこ付け。

この感情とどう向き合っていくか。
古今東西の才人たちは、足掻きもがきながら、
その術を掴んで行ったのだと思います。

その結果、今までにない、
大きな価値を世の中に生み出していったのではないかと。

要するに、
屈辱感、敗北感、嫉妬、かっこ付け。

を、逆張りするしかない。

釣りに内包する精神修行の時。


だから、釣りはおもしろい。
だからこそ、釣りは美しい。

川に立てば、
どれほど自分が未熟だかを思い知らされる。

上手くキャストできない。
上手く川を渡れない。
フックセットが遅れる。
チャンスを逃す。

情けない自分と対峙するしかない。

流れに立ち、空を見上げふと思う。
いつの間にか、ずいぶんポンコツになったものだと嘆く。

何から何まで。
こんなことも出来なかったのかと。


視力は落ち、
足腰も弱くなった。


だが、しかし、
だからどうなんだと。

誰もが同じ条件。

そこではない。
そこが問題ではない。

世間を逆張りするくらいの釣りでちょうどいい。


Fさんのメールの続き。
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「釣りの話をしてる時の○○さんていきいきしてるよね〜」
の方が自分にとっては最高の褒め言葉です。

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生き生きさせる何かが釣りにはある訳ですよ。

それが、何なのか。
その要素は、多すぎるくらい多いけど、

少なくとも、
退化するために釣りに行くはずもなく、
進化するために行く訳ですよね。
みんな、上手く言語化できていないだけで。

では、どう進化していけばいいのか。
ここが、問題なのです。

進化と言ったって、その捉え方は千差万別。

ここが、なかなか一筋縄ではいかないところなのです。

何をもって、進化というのか。



フライフィッシング冬季レッスン
「勝者は我々だ」編
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?enmastershool

後、数名で締め切ります。
早めに連絡ください。







私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
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■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



【フライフィッシング イデア】

「芸術であり、スポーツであり、哲学であり、ハンティングであり、祈りである」





そして私は、釣りを釣りで終わらせたくありません。

これからの時代は、

「釣りを釣りで終わらせない」

思考能力が必要だと思っています。

何故なら、史上最高の激動の時代(カオスの時代)に我々は生きているからです。


資本主義は限界値を超えている
AI(人工知能の台頭)
情報の氾濫につぐ氾濫
近隣国の不穏な動向


釣りをする為にロッドはありますが、
世界観を押し広げる為の大切なツールでもあるのです。


視野の広さ、洞察力、直観力、主体的に考え抜く力。
これらを、釣りという楽しい遊びを通して身に付けていくべきです。
でないと、もったいなさすぎます。

だから、時には釣りと直接関係ない話や、
ちょっと挑発的な問い掛けもするかも知れません。

でも、そのことであなたがインスパイアーを受け、
何かに気付き、何かの行動の起爆剤になれるのなら、
私は、そのことが非常にうれしいのです。


我々の時間は限られています。
人の人生を生きるのではなく、
自分の人生を自分自身で掴む為にロッドを手に取るのです。




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