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タイトル :あなたはどの釣り方に興味があるか?
配信日時 :2020/03/07(土) 06:30

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井しょうぶです。



フライフィッシングアンケート結果を考察してみます。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?questionnaire



今回は、

「どの釣り方に興味があるか?」

に関して。

やはり、1位はドライフライ。
これも、予想通りですね。

何と言っても、
ドライフライというのは、
フライフィッシングでしかできない釣りですから。

他の釣り方は、
例えば、ルアーや餌釣りのシステムでも、
やろうと思えば出来てしまうのです。

ウエットも、
ニンフも、
ストリーマーも。

ルアーで投げようと考えれば、出来なくはありません。
餌釣りのタックルでも、出来ないわけではありません。

しかし、
ドライフライだけはそうはいかない。

フライラインというシステムを使い、
重さのない毛鉤を飛ばすということが、必要になります。
もしくは、テンカラのような近距離の釣り。

毛鉤釣りの面白いところは、
その軽さにあると思います。

軽さ。
これが、非常に大切なキーワードですよね。

フワッと水面に乗る感じ。
ツッ〜と水面を滑る感じ。

これが気持ちいいのです。
心も軽くなり、足取りも軽快になる。

春の風にラインが踊り、その先に魚のライズ。
この至福感はフライフィッシングをしない人には分からないかも知れませんね。


第2位は、ユーロニンフィング。

これは、私のサイトだからという意味合いも強いと思います。

「軽さ」ということで言えば、ヘビーニンフは軽くないですが、
それでも、やはり軽快さが必要だと思います。
ニンフィングでも。

軽快なリズム感は大きな武器です。
重いフライを軽快に投げる。
これはこれで、テクニックが必要です。

ループキャスティングと回しぶりの中間のようなキャスト。
私のオリジナルであるバウンディングキャスト。
バックの水面を利用した打ち返しキャスト。

どれも、軽快さがキャストの良し悪しを決めます。
手首の角度や力加減の微調整。
要するに、微差力の差です。

この「微差力」がわからないと、釣りは上手くなりません。


そして、
面白いのが、
イマージャーの釣りが最下位なんですよね。
やはり。

イマージャーという釣り方って、
捉えどころがなくて、取っ付きにくいんだと思いますね。

何か、はっきりしない。
どこに位置するのか分かりづらい。
こんな感じでしょうか。

具体的ではなく概念的な。
抽象的なイメージで。

で、だから私などは面白く感じるんです、かなり。

そもそも、
ドライとかニンフとかウエットとか、
こういう分け方が堅っ苦しいんです、そもそも。
私の場合。

ですから、最近は、
フライフィッシングの中で、一番面白いのは、
イマージャーの釣りだとさえ思っちゃいますね〜。

というか、
ドライでもニンフでもウエットでも、
全てにイマージャー的な概念は適用できるとも、
言えると思うんですけどね。

ま、イマージャーというのがなかなか謎が多いので、
よく分かんないところもありますが、
あくまで、私独自の感覚と思考です。


サイトニンフィングもクリックしている人が少ないですが、
かなり面白いですよ。

あの、瞬間の合わせ。
武道にも通づる気配の釣り。
一撃必殺。

慣れないうちは空振ることも多いですが、
魚のわずかな動きの変化を捉えていくあの感覚は、
我々の野生を呼び覚まします。

野生の思考。
大事です。



ということで、
何でしょうね、やっぱりフライフィッイングは、
本当に多彩な顔があり、それぞれが探求すれば奥が深く一筋縄ではいかない。

私なんかは、
釣り人全員が、一度はやったほうがいいと本気で思いますね。

やらないのは、勿体なさすぎると。
そう思いませんか。



では、続きはまた次回に。





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