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タイトル :最強に釣りが上手い種族は?
配信日時 :2019/12/18(水) 06:30

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井しょうぶです。


「世界の中で、釣りが一番上手い民族、種族はどこか?」

こういう疑問って、結構興味ありますよね。
男の血が騒ぐといいますか。


私の独断ですが、
ある程度確信を持ってマサイ族なんじゃないかと思っています。
マサイ族に限らずそういう種族の人達ですね。

何故なら、最強の釣りはサイトフィッシングだと経験上そう実感しているからです。
魚を見ながら釣る釣り方ですね。

いつだったか、テレビで「手品を見破れるか?」
というような番組をやっていて、
マサイ族は、ことごとく見破っていました。

「今、左の手に持ち替えたよね」

とか、

「そもそも、そのコップに仕掛けが仕込まれている」

とか。

100発100中です。


他の出演者は全然ダメ。
誰もまったく分からない。
キョトンとしている。


何が違うのかと言えば、

これ、視力の差です、完全に。
圧倒的な動体視力の差です。

その桁違いの能力に、私は愕然としました。
そんなマサイ族にフライフィッシングをやらせたら、
そりゃ桁違いに釣ることは間違いないと思います。


要するに、
ほとんどの釣り人が見えていない魚を相手に
ブラインドで、手探りで釣りをする中、

鮮明に見えている魚の動きを観察しながら釣りができる訳です。
手に取るように。

魚の微細な動きの変化に対応できるし、
毛鉤を食う瞬間さえはっきり分かるはずです。
他の釣り人が、まったく何も見えていない中。

どこに魚がいるのか?
マサイ族は遠くの魚も見えるでしょう。

我々は、まったく見えない。

つまり、
魚がいるのかいないのかさえわからないまま釣りをする場面もい多い。

マサイ族は、流れに魚がいないこともすぐにわかる。
だから、いない場所からいる場所へ的確に移動できる。

我々は、魚がいない場所でも釣り方がどうのこうのと、釣り続けてしまう。
腕が悪いと。そもそも魚がいないのに。

これでは釣果に雲泥の差が生まれて当然です。


私の経験でも、
スロベニアで一緒に釣りをしたジューロという男は、
この能力が桁違いに高く、
波立つ速い流れの中のグレイリングをことごとく見つけていました。
それを、サイトニンンフィングで釣るわけです。

おそらく、
そのジューロでさえマサイ族には敵わないのではないかと思います。

おおよそ、海外の釣りのガイドは、
この能力は高いですが、マサイが一桁上ではないでしょうか。

マサイ族の視力は、
8.0とか10.0とか言われています。

どんだけなんだと。
一体、世界はどう見えているんだと。
あんたたちには。


私は、この間の健康診断で計ったら、
メガネをしていて、やっと1.0とかです。

どんだけ目が悪いんだと。
どういう世界を見ているんだと。逆の意味で。(汗)

もう、逆立ちしても敵うわけがない。


まあ、
戦意喪失するような話はこれぐらいにしておきますが、
何が言いたいのかというと、

やはり見釣り、サイトフィッシングは、
釣りの中で、最強の戦術だということです。

そして、最高にエキサイティングです。


その一方で、
気配を釣るという釣り方もあるとは思いますね。

精神を研ぎ澄ませ、その瞬間を捉えるというような、
武道にも通づる世界観です。

目の悪い我々には、この釣り方を極めていくのが、
一番、現実的です。

視力をいくら回復しようとしたところで、せいぜい、1.5あたり。
ものすごく視力の良い若者でも、2.0とかでしょ。

もう、マサイと我々では、
身体能力が信じられないレベルで違うということです。


気配に集中する釣り。
これは、ニンフィングに特に通じます。

流れに馴染んでいく細いラインの変化を察知していく釣り。
これは、これでかなり面白いものがありますから。

特に、日本の繊細な渓流では、こういう能力が問われます。

いわば、
ユーロニンフィングと東洋の武道を融合させたようなイメージです。

ということで、
マサイに対抗するには、気配の集中を研ぎ澄ませるしかない。
見えない何かを感じよ、みたいな。(笑)

それにしても、
何故こうも視力が違うのか。

マサイ族は、遠くをいつも見ているからだとか、
現代人は、スマホを見過ぎだとか、
色々、原因は考えられますが、
どれも、当たっているようないないようなで、答えは分かりません。

ただ、
我々にはどうしようもない環境に、
支配されていることは間違いないでしょうね。

オリジナルがどうのとか個性がとか、そういう問題でなく、
取り巻く環境によって人間の存在は決まる、という分かりやすい事例です。


あなたも、目が悪くないですか?
魚を見つける能力もぼちぼちじゃないですか?

でも大丈夫です。
目の悪い私でも、かなりの確率で連発することができる釣法ががあります。


それが、
ユーロニンフィングと日本の気配の釣りを融合させたこのDVD教材です。

「ユーロニンフィングジャパンバージョン」
http://europiannymphing.flyfishing-japan.com/index.php?EuropianNymphingMethodLetter



先日も、スクールをしまして、
いや〜、渋かったですね、他のほとんどの人は釣れなかったんじゃないでしょうか。
釣れて1匹2匹という状況です。

しかし、参加してくれたFさんは、
50cmオーバーを何匹も釣り、その後もユーロニンフで連発です。
あの渋い状況では、素晴らしい釣果だと思います。


ということで、そのスクール情報。

「気配を釣る!最強ニンフィングスクール」
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?enmastershool


「いや〜行きたいんだけど今、寒いし・・」

という方は、
このDVD教材で暖かい部屋でまず予習しておいてください。

「ユーロニンフィングジャパンバージョン」
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それでは。

Tight Line!





私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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