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タイトル :他者に投げかけ世界と関わるために。
配信日時 :2019/11/27(水) 06:30

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井しょうぶです。


スクールをよく開催している河川も通常に戻り、
スクールを具体的に開催できるようになりました。

現状を「突き抜けたい」と思っている方は参加してください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?enmastershool


例えば、角度の重要性。
これを強く意識している人は、いそうであまりいない気がします。
角度です。

角度を変えるだけで、釣れなかった魚が釣れ、
上手くいかなかったキャストが上手くなるということは、往々にしてあるのです。
あなたは、どこまで意識していますか?






ところで、
商品を購入してくれた方とメールのやり取りをよくします。
今回も少しシェアーします。


---ここから---

お世話になっております。
Kです。

商品ご発送のご連絡ありがとうございます。
また、色々や情報を教えてくださり、
ありがとうございます。

私はユーロニンフはじめて、まだそんなに経って
いないのですが、わからないことたくさんありますが
日本に情報があまりないので、海外の動画を観つつ、
学んでいるところです。

途中省略

個人事情ですが私は病気と障害があり色々な
ハンディキャップがあります。
また、自動車にも乗れませんので公共交通機関で
行ける川に限られます。
山岳地図を参考に登山道から渓流に降りるルートが
ある場所を探して、
そのエリアの漁協さんでライセンスを
購入して出かけています。

いまは来春の渓流解禁に向けてC&R区画で虹鱒に
ユーロニンフ練習の御相手になってもらっています。
まだドロッパーの仕掛けも2本しか扱えません。
リーダーもロングリーダーは苦手で、まだまだ
練習が必要です。

でもニンフィングはとても奥が深く、楽しいです。
ユーロニンフとチェコニンフの違いすらわかって
いませんが…

まだ身体の自由が利きますので、色々なメディアで
学びながら、もっと上達できるようにしたいです。

長々とすみませんでした。
今後とも、よろしくお願いします。


・私の返信


Kさま

こんにちは。
私がDVD教材をだした頃(2013年)は、
まだ日本では全くユーロニンフを知っている人はいませんでした。
そんな中、DVD教材のメンバーになった方達から、
私も驚くような釣果報告が多く届くようになりました。

最近では、各メーカーもロッドを始め、様々なイクイップメントを発売しています。
情報発信も増え、一般的に認知されてきたのだと思います。
その根底にあるのは、やっぱり釣れるからですよね。

そんな中、
私としてはその先を行きたいと考えて試行錯誤しています。
例えば、融合させていくことなどです。
しかし、融合させるには解体も必要になるといった感じで。
なかなか難しいですね、楽しいですが。

Kさんも、ぜひニンフィングを楽しんでください。
ご苦労されながらの釣行を想像すると、身が引き締まると言いますか、勇気をもらいます。

ネットでの動画を見れば、おおおよそのやり方などは知り得ますが、
釣りというのは、微差力が大きなウェイトをしめますので、
ぜひ、DVDやメンバーズサイトでの情報もご検討ください。

釣行時のお話もぜひ!色々お聞かせください。

今後もよろしくお願いします。


---ここまで---


Kさんは女性です。
病気を抱えながらも、釣りを試行錯誤し楽しんでいます。
詳しい内容も聞きました。

こういう時、どう発言することがいいのか、
私の語彙力のなさと思考力のなさを痛感するばかりです。
ご自愛されながら、釣りを楽しんでもらえたらと思います。


ふと、アマゾンのある本のカスタマーレビューの中に、
気になった文があったのを思い出したので、それを紹介します。

「思考すること、そしてその思考したことを自分の心の中に閉じ込めるのではなく、
他者に投げかけることで「世界」とも関わることこそが、人間のあるべき姿だと思います」


釣りをしていれば、色々想うこともあり、
それはとめどないものである場合がほとんどです。

そして、
本当は溢れ出して止まらない想いを閉じ込めている場面も、
また、ほとんどであるのかも知れません。

こうしてメルマガを発信していることは、私にとって、
まさに他者に投げかけているのであり、世界と関わろうとする一つの手段です。

その最初の手段として、私はノートや手帳にメモしたり記録しているんですね。
このメルマガで書いていることは、そのほんの一部です。

まず、記録すること。
自分の体の外に出すこと。アウトプットすること。

これは、思っている上に効いてきます。

釣りをするということも、
インプットとアウトプットの循環の中に入っていく行為ではないかと。


今は、ブログ、フェイスブック、ツイッター、
インスタ、ライン・・。

本当に昔とは違い、
個人でも発信できる媒体が増えました。増えすぎたぐらい。

これらに共通するものは、繋がりです。

後は、どう繋がっていくか?ですね。
実は、ここが一番の問題である気がしていますが。

どう発信していくか。
何を発信していくか。

もっと言えば、どのレベルで繋がるのか?ということだと思います。






それでは今号はこの辺で。

Tight Line!






私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact


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