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タイトル :分析思考とニンフィング
配信日時 :2019/10/31(木) 06:30

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井しょうぶです。


前回は、かなり抽象的なことを書いたので、
今号は、釣りの具体的なテクニックについて話したいと思います。

例えば、ニンフィングスクールでの怒涛のテクニック論、ワークショップについて。
以前にもメルマガで書きましたが、再度取り上げてみます。



■ユーロニンフィングスクール時系列の一例

スクール開始!


・ポジショニングの種類

・45度という角度の凄さ

・ロウアーロールキャスト(Dループは体の横で作る必要はない)

・フックセットの極意(ワンインチパンチ~ミマパンチ~ストレートリード)

・超接近戦の威力

・カウンタートレース

・U時トレース、フリッピング

・完全なるアップトレース

・魚の付き場、読み方

・ストマックポンプの使い方

・フォール~ローリング~セカンドフォール~ローリング~ターン

・2リグ、3リグの本当の効果

・ファイティングとロッドのさばき方、溜めを作る

・ランディングの仕方、ティペットとの関係

・ランディングの仕方、体の使い方

・ドロップウエイトフックの解説

・ウーベンの効果、体節の表現方法

・スパイラルインジケーターの利点、使い方

・根掛かりを外す一番簡単な方法

・テンカラとの融合



こんな感じで、テンポよい会話と共に解説していきます。

一言二言のこともあれば、立ち止まってじっくり説明することもあります。


他にも、


・スピードの重要性、緩急を付ける

・川全体を把握し、テンポを決める

・大胆に攻める、繊細に攻める(その見極め)

・ウエーディングの仕方


など。


続いてキャスティングのレクチャーです。


・スタンス、構え方(ここを間違えると全て台無し)

・ピックアップ&レイダウン(すべてはここに還る)

・リストの使い方

・ダブルホール、タイミングの取り方、ダウンアップの掛け声

・ロッド番手考察(同じ5番でもラインによって全くの別物になる)

・Wfライン、シューティングライン、ランニングライン考察

・モーションアフターエフェクトトレーニングは凄い

・シャドーキャスティングの効果

・BILZYの有効性、テンカラとの融合


とまあ、こんな感じで実際1日では消化しきれないほどの
ノウハウやテクニックを実践していきます。


で、ですね、
例えば、一番最初の「ポジショニングの種類」

がありますけど、
これを少し深掘りしていくだけでも、
かなり面白いし、今まで気づかなかった視点に気づけるようになるんですね。

そもそも、

「ポジショニングを意識したことはありますか?」

ということなんです。

「そりゃありますよ、しょうぶさん。立ち位置でしょ」


そうですよね、もちろん、みんなあると思います。


でも、
どこまでそれを真剣に考えているか、で釣果は違ってきます、間違いなく。
多分、みんななんとなくポジションを決めているじゃないかと思います。

まあ、この辺かな?とか、
あそこに立ちたいけど、少し立ち込まなきゃだし、冷たそうだし、
流れもそこそこあるし・・・、「やっぱやめよ〜」とか。(笑)

なんとなくボヨヨ〜ンとあちこちキャストし続ければ、
そのうち釣れるさ、とかね。

でも釣れない。(泣)


この辺の意識を変えるだけで、
今まで釣れなかった魚が釣れるようになります。(断言!)

魚の付き場を明確に想定し、
そこから逆算して、ポジションを決める。

今の状況では、下流から狙うのがいいのか、上流からか?
はたまた、もっと釣れそうな盲点となっているポジショニングはないものか?

と、思考を張り巡らせるのです。

釣る前のポジションだけでも、
考えれば、これほど留意する点があります。
まだまだあります。

リーダーの長さやキャスティング能力によっても、
違ってくる。

人の逆を釣る、とか。


要するに、
今までの釣り方の具体的テクニックについて、
もう一歩、深く思考してみるんです。

打開策はないか?と。
他に方法はないか?と。
分析し思案してみるわけです。


「ポジションの種類」だけで、これだけあるのですから、
他の項目を分析し、探求していったらいくら時間があっても足りません。
正直、1日では足りません。

スクールでは、
その打開方法のヒントを多く提供したいと思いますし、

実際、川というのは、
数歩進んだだけで別世界ということが当たり前です。
つまり、数歩ごとに違う戦術が必要です。

新たな局面をどう攻略していくか、
という、知的創造遊戯なわけです。

だから、
フライフィッシングは面白いんですよね、今更ながら。


ということで、
台風の影響で何人かの方のスクールは延期になってしまいましたが、
11月も中盤以降なら、だいぶ川も落ち着くと思いますので、
時間を作って、あなたも私のスクールに参加してください。

心地いい秋の川辺でお会いしましょう。


「分析思考で攻略せよ!圧壊ニンフィングスクール」
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では、今号はこの辺で。

Tight Line!






Ps、

BILZYもよろしくどうぞ。
いいニンフィングロッドだと思います。
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私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
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