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タイトル :BILZYの圧倒的優位性、北海道からの報告
配信日時 :2019/07/11(木) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井しょうぶです。


前回のメールでは、
少しシリアスな意見を書きましたが、
自分自身に向かって言っているという側面が大きいのです。

言ったことは、自分に跳ね返ってくるものですので。


ところで、
北海度のSさんから、また素晴らしい釣果報告が届きました。
今回は、我らが革新的ニンフィングロッド、BILZYのインプレッションも詳しく話してもらいました。


早速、皆さんに紹介します。



---ここから---



お世話になっております。

北海道のSです。

先日送って頂いたBILZY、本日初釣りに行ってまいりました。

いいですね!
最高です。
最高です。
最高です!

いつもの川を3時間遡行し、BILZYフル装備&チェックニンフィングでやりました。

初投でいきなり20cmほどのネイティブトラウトです!

宣伝通り、いい感じに曲がります。

第2投、今度は30cmくらいか?
なかなか強い引きですが、ティペット2Xなので強引に引き上げます。

5分ほどの格闘ののち、あがったのは50cmほどのネイティブトラウトでした。


小物もけっこう曲がり、大物も全然問題のない腰の強さがありますね。
これは楽しいです!

BILZY、最初の2投で2匹ゲットです。(笑

普段はバーブレスフック&すぐに水中でリリースなのですが、
今回だけ写真を撮ってお送り致します。

ちなみに寸法はいつも手をかざして測る程度なので、まあ、ご愛嬌ということで。

その後はいくらでも釣れました。
アメマス、ニジマス、いったい何十匹釣ったことでしょうか。


なによりこのロッドの良い点は、
ヘビーニンフが思い通りのポイントに飛ばせることですね。
慣れれば、ヘビーニンフ&ドロッパーでも、かなり遠投出来ます。

この竿を買わせて頂いたのは、
自分のロッドではヘビーニンフでドタバタ劇をやっているみたいで嫌になり、購入に至りました。

あと、このリーチの長さは丁度いいですね。

4.4mのテンカラ竿でもやってみたのですが、ヘビーニンフに耐えられないのですよね。

それに比べて10.6ftでは短いかな?と思いましたが、絶妙に扱いやすいです。

流心をまたいだニンフィング、ちょっと遠いかな?
と思える30cmほどののポイントへのキャスティング、
なんかニンフィングに絶妙なんですよね。

私はドライはまったくやらないのですが、ウェットを遠投するにもなかなか良さそうです。
ロッドに強い粘りがあるので、9ftもきっと良いでしょうね。


あと、以前購入した教材もいまだにいろいろ試行錯誤中です。

ドロッパーシステム、最高ですね。

慣れるまで少々手間取りましたが、これをやらない手はありませんね!
アンカーフライ1個より、明らかに釣果があがります。

同じアンカーフライ1個と3リグとを比較しましたが、
ほとんどの場合にドロッパーシステムの方に軍配があがりました。

川底、中層、表層とそれぞれの流速が異なり、〇〇合い、
○○○がおこり、それが魚にたまらないようですね。

また、アンカーフライが重く、流速よりも流す速度が遅い場合、
他のフライが〇〇ですね。


北海道の夏は、春ゼミやバッタを模したでかいフライがとても有効です。
なので、トップには昆虫っぽく作ったマドラーミノー、
ミドルにはきらめくボディーストレッチパックで作ったチェックニンフ、
ボトムには異なる色のチェックニンフ、またはオリジナルマドラーミノーでした。

上、中、外、とよく釣れました。

ドロッパー最高です。

晴れ渡った美しい渓谷を歩き、気持ちの良いロッドで釣りが出来て本当に幸せでした。



〈私からの返信〉



釣果報告をありがとうございます!

第一投から連続ヒット、素晴らしいですね~。
写真のレインボーも美しい。
私も非常にうれしいです。

BILZYの特徴をインプレッションして頂きありがとうございます。
私が言いたかったことを、Sさんが代弁してくれた感じです。(笑)

本当に、微妙で絶妙な違いなのですが、
しなやかな粘りがあり、それが釣りを面白くしていると思います。

4/5番だと、50オーバーではパワー不足ではないかと感じる方もいると思いますが、
バッドもしなやかな強さがあり、十分なランディングが出来るということですよね。
ただ、硬いだけのロッドでは味わえない釣り味だと思っています。

ドロッパーの〇〇な動きの効果も的確に分析しており、さすがです。
流れ方の違い、色の違いの効果など、ワンフライでは表現できない奥深さがあります。
やはり、この釣りならではの独特の面白さがありますよね。

これからも益々、ニンフィングで会心の釣りを楽しんでください。
北海道のポテンシャルは凄い。



〈Sさんからの返信〉


教材、もっとみんなに知ってほしいですね!
いずれは当たり前になるのでしょうが、
現時点では釣り人生が変わるくらいのポテンシャルがあると思います。

今日も夕方にちょい釣りしてきたのですが、
ニンフィング中にブランクを1本抜いてロングキャスティングしてみたら、
こんなに違うものなのですね!

かなり驚きました。
ほんの20cmくらいの違いがこんなにも釣り味を変えるものかと驚きです!

で、さらに気づいたのですが、
ニンフィング用のブランクはグリップのブランクよりも太くなっていますよね?

最初は不思議に思ったのですが、これって長くなった分、
ロッドがフニャフニャなりがちになるのを嫌って、強度を上げたのでしょうか。

これのおかげでニンフィングの時のラインの扱い、
あたりの感度はそのままでロッドを長くして、
でも長くなったのにフニャフニャせずに根元はしゃんとしているんですよね。

大井さん、凄い!



〈私の返信〉


9フィートと10.6フィートでは、
まったく違うロッドを振ってる感覚になります。

どちらかの長さにアクションが偏るのではなく、
どちらもポテンシャルは高いと思っています。

ロッドの繋ぎですが、
プットオーバージョイント(逆並継ぎ)を採用しています。

必然的に太くなりますが、それが、
バッドにかけていい曲がりとアクションを生んでいると考えています。

実は、バッドセクションはカーボントン数を少しだけ落としています。
ストリッピングガイドを付けていることも、強度を生んで尚且つライン操作の向上にもなっています。



---ここまで---


Sさん、今回もありがとうございました!

情報を伏せた箇所もありますが、
この部分は、Sさんの試行錯誤と観察力の高さを物語っており、
皆さんも、ぜひ、どういうことか想像してみてください。

しかし、北海道のポテンシャルは凄いですね。

季節がいいということもありますが、
尾ビレの見事さは、美しき野生の証です。

(写真はブログにアップしてあります。)
https://ameblo.jp/flyfishing-japan/entry-12492504474.html


Sさんは、釣り熱が高じて北海道へ移住したのですが、
そもそも、こういう行動はなかなか起こせません。普通は。
この時点で、勝負ありといったところですね。


BILZYの大きな特徴は、
アクションの多様性にあります。

9フィートの時の振り抜きの良さと、
10.6フィートでのヘビーニンフを難なく打ち返せるタフな粘り。
小物から大物まで、しっかり美しく曲がります。

50オーバーも、バッチリOK。

一本で四本分の働きを、状況に応じて的確にこなしてくれる。
ほんと、かわいいヤツです。(笑)

優秀なスタッフを一人雇ったようなもんです。


で、私は、
モーションアフターエフェクトトレーニングをすることで、
最近またキャスティングの技術が上がったと思います。

アクションの大きな違いが、効率的なトレーニング効果を生んでいるのです。
このことは、大学の研究でも実証されている運動効果です。


ということで、
次のロッドを探している方は、
ネームバリューだけでお高いロッドより、
実を取ったBILZYで、フライフィッシングの実践力をバリバリ上げてみてはどうでしょうか。

「BILZY zone」
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?bilzyzone



それでは、今号はこの辺で。
梅雨が明ければ、夏の釣りですね!


Tight Line!








■ショップ情報■



「BILZY zone #4/5」


4つのレングスに対応する革新的ロッド「BILZY zone #4/5」を
新しくリリースしました。

http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?bilzyzone


しなやかな曲がりと絶妙な粘りで、
気持ちいいキャスティングやランディングが出来ると思います。

フルラインキャストも十分可能です。

使って頂いている方からも、「いい曲がりをしますね~」等、好評を頂いています。


例えば、

日本でも海外でも、一日川を釣り歩くことを想定したとき、
ドライ、ニンフ、ウエットと様々なシチュエーションを攻略できる可変力が釣果に差を生みます。
そんな時、このロッドは今までにない機動力を発揮してくれます。


ユーロニンフィングをするなら、
10.6フィートで角度を付け、ボトムローリングをすることで大物を狙えます。
ライズが始まったら、9フィートにして軽快にライズハンティングができます。

ロッドを取り換えに車に戻る必要はなくなります。
長いニンフィングロッドで、ドライフライをすることはお勧めできません。
アクションが違いすぎるのです。

また、8フィート代のドライフライロッドでユーロニンフィングをすることも、
釣りが中途半端になってしまい、お勧めしません。

ユーロニンフィングの特徴や戦術の利点が、生かしきれないのです。


このロッドなら、それらを解消し様々な状況にスピーディーに対応できます。
釣りに大きなアドバンテージを生みますので、ぜひ、手に取ってみてください。

自信を持ってお勧めします。





「チェックニンフオリジナル」
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?Czech%20Champions%20Nymphs%208set

チェコニンフのオリジナルバージョンです。
多彩な色彩と美しいカーブドシャンクが、魚を魅了します。
日々、進化しています。





「ニンフィングスターターキットジャンバージョン」
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?StarterKit%20jan

チェコのニンフィングスターターキットです。無くなれば、次回入荷は未定です。





「ボディーストレッチバック」
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?Bodyback

チェコニンフやシュリンプ、ラーバ系には欠かせないマテリアルです。
ウイングケースやユスリカなどのミッジにも。





「ユーロニンフィング&イマージングスクール」
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?enmastershool

多くの申し込みを頂きありがとうございます。
スクールを受けたい方は、お気軽に問い合わせてください。
これからの季節は、山岳渓流になるでしょうか。





「キャスティングスクール」
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?castingschool

基本を押さえること、それなしでは釣りの醍醐味は味わえません。
マイクロエラーに気付くか気付かないか。




私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact


フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
http://www.flyfishing-japan.com/shop






【フライフィッシング イデア】

「芸術であり、スポーツであり、哲学であり、ハンティングであり、祈りである」








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