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タイトル :記録することの極意 その2
配信日時 :2019/05/20(月) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井しょうぶです。



「記録すること」の続きです。


記録する、と一言で言っても、

何をどう、どのように、するのか?

と、考えると、一筋縄ではいかないんですよね、これが。





■記録することの極意



例えば、

水温を測ったり、

水生昆虫を調べたり、

リーダーシステムを測ったり、

釣れたフライを写真に撮ったり・・。


そしてそれを記録する、ということぐらいは、

誰でもすぐに実行できます。


何故なら、それは単純な作業がほとんどだからです。

ただ、そのことを記録しているだけ。


そこには、思考格闘がほとんど入っていないので楽な訳です。


それは、例えば、

交通量を椅子に座ってカウンターで測っている

アルバイトと同じような域でしかない。


ただ、機械的に状況を押さえているだけ。



いや、もちろん、

この作業自体も素晴らしいことだと思います。

データを取ることは面倒臭い作業だし、困難も伴いますから。



でも、

それだけでは、正直、

ほとんど、何も変わらないし大きな進歩もないと思います。

自己満足だけで。



「え?そんな・・・、じゃあどうすればいいの?」


「しょうぶさん、今日は辛口だね・・」



そう思った人もいるでしょう。




じゃあ、どうすればいいのか?


・・・。




■記録とは、思考すること



それは、


「思考」を記録することに他なりません。



思考です。



何故、釣れたのか?

何故、釣れなかったのか?

何故、そのシステムなのか?

何故、上手く投げられなかったのか?

何故、ドラグを回避できなかったのか?

何故、あの人はいつも釣り自慢で終わるのか?

何故、あの人は一つの釣り方に固執するのか?




もうちょっと、行きましょうか?




何故、持ち帰ることしかできないのか?

何故、川の規模にそぐわない魚がいるのか?

何故、数釣りをしたいのか?

何故、大物を釣りたいのか?


・・・。


ここら辺で止めときましょう(笑)


いらぬ傷口を増やすだけになりそうですし。



もちろん、

釣りのテクニックを思考することは大事ですし、

その為のデータを取ることは大切です。

言うまでもなく。


ただ、

その先に一歩踏み出して、

何となく疑問に感じていることを、

改めて、考えてみる、

という行為をすることで、


釣り人、しいては人間というものは、進化していけるのだと思うのです。


この何となく疑問に感じること、とか、

何か、もやもやすること、とか、


を、


そのままにしている訳です。

人間というのは。

釣り人というのは。


そのほとんどが。



いや、

考えていると思いますよ。


自然環境や、魚の生態のことや、

C&Rのことや、コミュニティーのことや、

もろもろと。


でも、

本当に自分の頭で考えているのか?

メディアの情報に少し色を付けて、

それを自分の考えとしているだけではないのか?


その本質まで、辿り着いているのか?

誰かの話を鵜呑みにしているだけではないのか?


とね。



教科書は教科書であり、疑問の余地はない。

英国は英国であり、疑問の余地はない。


ハーディーである。

オービスである。


だいたいが、こんな感じです。

この辺で止めときます。(汗)




もちろん、初めて間もない人は、基礎をしっかり学ぶべきです、それは。

いきなり、自己流が一番厄介出ったりします。

これは、何の分野でもそうだと思いますが。




でも、そうですね、つまり、

考えることというのは、非常に億劫で、めんどくさい。



ここに、何かが潜んでいる気がしますね。

これからの時代は益々。


ロジカルシンキング。



思考することは、体を使うことの何倍も疲れる、

というデータもあります。


確かに、疲れる。



実際、

答えのない答えに答えようと思考しても、



「訳が分からん!」


と、なるのが関の山です。


これ、疲れますよね。



「早く答えを教えてちょーだい」


と、なります。



でも、

これからは、答えのない時代。


誰もが、自分なりの答え(信じるもの)を

自分で掴んでいかなければいけないのだと思います。


世界は複雑に絡み合い、常識はすぐに常識ではなくなりますから。


釣りを記録することから、だいぶ話はそれていいる気がしますが・・。(笑)




つまり、

セオリー通りにやる人間は、セオリーは越えられない。

セオリーそのものを、思考する(疑う)ことができる人間は、

圧倒的に少ない、


のです。



何故なら、

セオリー通りにやる方が楽だから。



その煮詰まりを突破する方法論として、


「記録」


があるのです。


「記録メソッド」


があるのです。




ということで、

今号は、朝からあまり爽やかでない感じで、


この辺で。(笑)


続きは、また次回に。





Tight Line!








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