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タイトル :ゾーンの威力 その2
配信日時 :2018/12/02(日) 06:30

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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【ゾーンの威力 その2】




大井しょうぶです。



ゾーンという概念は、本当にすごい。




営業マンがお客さんにクロージングする時、


新しいプロジェクトをプレゼンテーションする時、


人前で、何かを発表する時、


職人が何かを作り上げる時、


副業を始める時、


起業する時、


店で接客する時、


農作業をする時、


ドライバーが日本全国を走り回る時、


商品開発をするとき、


人事をする時、


老後を送る時、




ゾーンを意識すると、


それまでより何かが変わってきます。

何が変わるって・・・全てが変わります。



その変化は、

劇的に変わるものではありません。

そんな表面的な変化では、またすぐにリバウンドします。



ダイエットで一時的に痩せても、

ほとんどの人は、リバウンドして元に戻ります。

ひどい時は、余計に太り、しなければよかったなどという悲惨な状態になります。

不健康になったりで。



そんな、インスタントでお気軽な変化ではないのです、ゾーンという概念は。

じわじわと、それまでの思考や行動、ものの見方が根底から変化していきます。



簡単な話し、

学歴の差は、集中力(ゾーン)の差とも言えます。

就職面接のここ一番でもそうです。

本番に強い人とそうでない人。


自分の能力を最大限、いや、それ以上に出し切る人と、

真逆に、失敗する人がいます。



そういう私も、

さんざん失敗してきた口ですので、よく分かります。

(でも、失敗こそ宝とも言えますけどね)




失敗した時の状態。


そこには、共通点があるのです。


何だか分かりますか?



それでは、

今回はこの辺で。




という訳にはいきませんので、(笑)

私の答えの一つを言うと、




それは、散漫。



「散漫」



です。



何に向かっているのかが分からない。

どこへ行きたいのかが分からない。

あっちの情報も正しそうだし、こっちも。


みんな立派に見えて、素晴らしい。


そこいくと、俺は・・。


こんな状態にまでなります。


意識が散漫になると。




それで、

みんなが行く方向へ付いていこう。

右向けば右で。


それが、安心。(←実は一番の不安材料)




釣りもそうです。


釣れている場所に群がる。

あっちが釣れてそうならあっちへ。

こっちが釣れるならこっちへ。



散漫だから、視野が狭くなる。


自分で判断出来なくなり、

あっちへふらふら、こっちへふらふら。



集中どころじゃない。

置いていかれないように振る舞うのが精いっぱい。



これ、


全部、

集中が切れているからです。


ゾーンに程遠い状態。




人間、


最後は自分で判断し決断しなければならないのです。

それをしないから、ストレスが溜まる。


そして、

釣りに行き、憂さ晴らしをする。


こういう負のスパイラルは断ち切らなければいけない。




集中するのです。


「どうしたいのか?」


に。



ゾーンに入ろうとする意識を持ち続けるのです。



これからの時代、

自分が何者なのかが分かっている人間は強いです。


ぶれないから。

自分で何かを生み出せる人間はしぶとく強いです。



でも、

そうでない人は、

AIや、外国人労働者にとってかわる可能性が高くなります。



これは、時代の流れ。

逆らうことはできない。


大企業だって、おちおちしてられない。全くもって。


我々の子や孫には、

ダイレクトにその現実が突き付けられます。

あなたは良くてもね。


子や孫に、サバイバルで勝ち抜く術を教えなくてはいけない。

じゃないと、簡単に振り落とされます。

そこに、お情けなど存在しません、残念ながら。



年功序列なんて言う言葉は、もはや死語ですが、

実は、

未だにそういう観念で世の中を見ている人も多い。

そこを、判断基準にしている。

身体に染みついてしまっている。




そうじゃない、

ということに気付き、


自分がどうしたいのか?

に、集中するのです。





これ、

自分に向けたメールでもあるのです。


過去、散漫な意識のまま散漫な人生を歩んでいました。

その日を消化するだけ。



でも、

フライフィッシングで救われ、

どうしたいか?

自問自答を続け、


今は、こうしてメールを書いている訳です。




BILZY zoneは、

釣り人の眠れる才能を開花させる為の1つの方法論として、名付けました。


ブランクを見れば、「zone」と書いてある。


思い出すのです。


「集中せよ、フォーカスせよ」


ということを。



釣りも上手くなりますよ。


フォーカスする訳ですから。


ゾーンに入っていく訳ですから。




そこに、

本当の楽しさが待っているんです。

釣るという行為を越えた奥深い広がりを伴って。


「勝てるであろう」という予感を伴って。





BILZY zone #4/5
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?bilzyzone








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