【フライフィッシング進化論】 バックナンバー一覧

戻る

タイトル :静寂とフライフィッシング
配信日時 :2018/10/19(金) 06:30

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
-----------------------------------------------------------


【静寂とフライフィッシング】



大井しょうぶです。





人というのは、何かにつけ、


行動しろ、

とか、


実行しろ、

結果を出せ、


というプレッシャーに溺れそうになりながら生きている訳です。




でも、しかし、


本当の意味で行動し、望む結果を出したいなら、


まずもって大切なのは、



「穏やかな時間」



ではないでしょうか。



必要なんです。


「穏やかにゆっくりと流れる時間」


が。



この時間を確保することなく、

何かに急き立てられるようにやったとして、

その場しのぎのやっつけ仕事に終わります。



特に、


大切な人との関係は、


「穏やかな時間」


をどれだけ共有できたかで、決まっていきます。







■釣りをする意味



釣りをする本当の意味。


あなたも気付いていますよね。



「静寂」



が必要なんです、我々には。



静かで穏やかに流れる時間というものが。


日常的静寂というのは、

仙人にでもならない限り無理でしょう。



目標。

売り上げ。

ノルマ。

教育。

調整。

会議。

コミュニケーション。




本当に、対応しなければいけない物事が多すぎる。


こういったものから、思い切って離れ、



「静寂の空間」



の中に身を置くことを現代人は欲しているのです。

喘いでいるのです。



街での生活にはノイズが多すぎる。







■あの時の失敗



人は、色々失敗を繰り返す訳ですが、

何故、失敗したかというと、


その時、


「穏やかな時間」


が、全くと言っていいほどなかった場合が多いです。




つまり、あの手この手で、


「穏やかな時間」


を奪われているのです。


ほぼ全ての人において。




それは、人かもしれない。


テレビかも知れない。


ネットかもしれない。


SNSかも知れない。







■釣りの帰り道



釣りの一日が終わり、

その帰り道。


ワインディングロードをただ走り抜ける時、


心はすっきりと落ち着き、

心地いい疲れと充足感に包まれます。



取り戻した気になります、何かを。


静寂の中で、

失った何かを取り戻せたのです。



美しい川だった。


美しい魚だった。


美しい木々だった。


美しい川音だった。


美味し水だった。



漠然と浮かんでは消える情景は、


心の深い場所に収納され、


いつまでも消えることはない。







■エネルギー



本当のエネルギーや情熱というものは、

静かで強いものです。


消そうとしても決して消えないローソクの炎のようなもの。


ワーワーと騒ぎ立てるのとは、違う。



釣りの帰り道に、

色々なアイデアや指標が浮かぶ。



心に、

空白のスペースが生まれ、

そこに新鮮なエネルギーが新たに充填されていく。


何て心地いい時間だろうか。



そうして、

釣りの一日は終わっていく。







■気付いている人たち



おおよそ、

世の中に高い価値を生み出している人間は、

静寂を知っている。


静寂を本当に大切にしている。


一人になれる静かな時間。

その時間を心から愛しています。




先日、本屋さんへ行ったら、

こういう言葉がありました。



「静寂が知を育み、想像力を醸成する」






このように、

釣りをしたいものです。






Tight Line!










【スクール情報】


・ヨーロピアンニンフィング冬季スクール

http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?enmastershool


最近の冬季釣り場は、サイズも50オーバーを超えるニジマスを
放流しているところもありエキサイティングな釣りが楽しめます。

しかし、そんな大物を誰もがバシバシ釣れるのかと言えば、
そうではありません。


冬季釣り場で周りを見渡すと、
みんな四苦八苦しながら一日でやっと2~3匹という場面を
本当に数多く見てきました。

しかもあまり大きくはありません。
意気消沈して帰り支度をしている姿がありました。
中には「釣れなかったのかな・・?」と感じてしまう釣り人もいました。


そんな時、ユーロニンフィングを知っていれば
もっともっと釣果を得られるのに・・・、と、いつも内心思っていました。


どうぞ、一歩踏み出して私のレッスンを受けてみてください。

今までが嘘のような会心の釣果を得られる突破口に必ずなれます。







・フライキャスティングスクール
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?castingschool


実は人は、自分のキャスティングフォームの癖や
上手く投げられない原因をよく分かっていません。

と言いますか、「分かれない」のです。

それは、上級キャスターでも同じです。
一人で、どんなに客観的に自分のキャスティングを修正しようとしても、
気付かないエラーが存在します。


・ちょっとした角度
・ちょっとしたスピードの付け方
・ちょっとしたスタンスの取り方


小さなテクニックや気付きを重ねることによって、
大きな違いが生まれ、

あなたのキャスティングは飛躍的に上達します。










■編集後記



欠品していた商品が、

少しずつ入ってきたので、ショップにアップしています。




・マイクロリング
http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/microrings

1.6mmという小さなリングにドロッパーラインを付けることで、
システムを維持したまま、何度もフライ交換が素早くできます。




・ヘヤーズイヤープラスダビングブラシ
http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/haresear

ヘヤーズイヤーをワイヤーでダビングループしているものです。
この毛羽立ちが水中でゆらぐ姿は、魚にとってはなんとも魔力的でしょう。

ワイヤーで縒っているというのは、他にありません。




・バイカラーストライクインジケーター
http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/Bicolorindicator

2色のカラーリングのインジケーターですので、視認性は抜群です。
スパイラルインジケーターとしても使えます。

バイカラーというのは、日本ではありません。




・ファールドバイカラーインジケーター
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?Furled%20Bicolor%20Indicator

2本のカラーナイロンラインを縒って作ったインジケーターです。
ショックアブソーバーの役割も兼ねられますね。






これからは、「Complete Angler」のオリジナル

各種マテリアルも制作していこうと思います。



デザイン等、考案中です。









【フライフィッシング イデア】

「芸術であり、スポーツであり、哲学であり、ハンティングであり、祈りである」





私に聞いてみたいことなどありましたら、お気軽に連絡してください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact


フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
http://www.flyfishing-japan.com/shop/








■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。











配信解除はこちらから。
http://tinyurl.com/ygakyt9