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タイトル :ニンフィングVSウエットフライ
配信日時 :2018/09/29(土) 07:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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【ニンフィングVSウエットフライ】



大井しょうぶです。



風邪気味だったので、

しょうがにハチミツ、レモン少々を熱いお湯でかんまして飲んだ私です。


かんますって方言かな?





■どっちが釣れるの


ニンフィングとウエットフライはどっちが釣れるのか?



これは興味がある人も多いと思います。



結論から言えば、


釣れる釣れない、だけで言えば、


ニンフィングに軍配が上がると思います。


何故なら、季節やフィールドを問わず、

一番魚が捕食している確率が高い餌は、


ニンフだからです。



しかし、


時と場合によっては、


ウエットフライの方が釣れることもあります。



ウエットで釣れる時は、


水生昆虫の流下もなく、

魚は、フィッシュイーターになっている可能性が高い場合です。


だから、でかい魚相手ですかね、比較的。



もしくは、

盛期の渓流で、メイフライやカディスのハッチも盛んなときは、

それらを模したウエットで釣れます。

スイングで。




そこで、

思うんですが、


ニンフとウエットの違いって何?


ということです。






■フライの構造



例えば、


ウエットのウイングを取ったら、


そのシルエットは、


ニンフといっていいでしょう。


多少強引かも知れませんが、

ニンフに分類されると思います。



で、


ニンフにウイングを付けたら


ウェットのシルエットに近づきますよね。



ということは、


ウイングがあるかないか?


で、おおよそ決まるのです。


おおよそ。






そもそも、どちらも、


基本的には水中で使うフライです。


例外もありますが。



ウエットって、

濡れているという意味ですからね。


この意味だけで考えれば、


ニンフもウェットフライに入りますよね。


まあ、


この辺の言葉による曖昧さは置いておいても、


とにかくニンフとウエットには多くの共通点があるのです。




特に、


ユーロニンフになると、


カラーリングやマテリアルの選び方、


リーダーシステムなんかも、類似した考え方があります。



ユーロニンフィングなら、2リグ、3リグ、


ウエットなら、ドロッパー。



ニンフでも、ハックルを巻くことは多いです。



そうすると、


ソフトハックルというフライにかなり近いのです。


姿形も、使い方も。




つまり、


境界線があるようでない部分も多々あります。







■釣り方



ウエットは、スイングで釣るのが一般的ですが、


送り込むような流し方をした方が釣れる場面も多いのです。


活性がイマイチなときは、そうなります。



送りこむ流し方は、


ニンフィングの流し方です。



この時のウエットって、


ウイングに水流を受けてカッコよくスイングするというよりは、

水流にもまれながら、アタフタと流下するイメージになります。



ということは、

ニンフの流れ方に近くなるのです。



逆に、


ニンフをスイングさせると、

一気に反応が良くなることもあるんですね、これが。




このように、

境界線は、あるようでないことも多い。



この辺を感覚的に分かっている人は、


釣れるフライフィッシャーマンだと言えるのではないでしょうかね。









■編集後記



欠品していた商品が、

少しずつ入ってきたので、ショップにアップしています。

大変にお待たせしています。^^;



・ヘヤーズイヤープラスダビングブラシ
http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/haresear

ヘヤーズイヤーがワイヤーでダビングループされているものです。
この毛羽立ちが水中でゆらぐ姿は、魚にとってはなんとも魔力的でしょう。

ワイヤーで縒っているというのは、なかなかないと思いますよ。




・バイカラーストライクインジケーター
http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/Bicolorindicator

2色のカラーリングのインジケーターですので、視認性は抜群です。
スパイラルインジケーターとしても使えます。

バイカラーというのは、日本ではありそうでありません。




・ファールドバイカラーインジケーター
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?Furled%20Bicolor%20Indicator

2本のカラーナイロンラインを縒って作ったインジケーターです。
ショックアブソーバーの役割も兼ねられますね。






これからは、「Complete Angler」のオリジナル

各種マテリアルも制作していこうと思います。



デザイン等、考案中です。





それで、


10月から、

冬季釣り場ユーロニンフィングスクールを今年もやります。


開催日時や受講料等、詳細が決まりましたら、

ショップやメルマガでアナウンスします。

(受講料は、現在のショップのページにある記載より安くします)



現時点で申し込みたいという方がいましたら、連絡ください。


優先的に日程を押さえます。



今年の1月~2月は、

大雪で、延期になったり中止したりと色々ありましたが、

早めにレッスンを受ければ、

その後の冬季釣り場は、しびれるくらいバッチリの釣果になりますから、ぜひ参加してください。

他の予定を後回しでも。







ということで、

今号はこの辺で。



Tight Line!








私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact


フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
http://www.flyfishing-japan.com/shop






■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。











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