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タイトル :達人になりたかったら、釣行を詳細に記録せよ
配信日時 :2018/05/23(水) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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【達人になりたかったら、釣行を詳細に記録せよ】


大井しょうぶです。


記録すること。

日誌や日記を付ける癖。

気付きをメモする。


こういう習慣が釣りを進化させます。





■記録するとはどういうことなのか?



何故、釣れたのか?

逆に、何故釣れなかったのか?


を、考えられるだけ列挙し、記録する。



このことは、釣りが上手くなるうえで、とても重要な行為だと思うんですね。



釣れた時、


何故釣れたのか?

例えば、最近の私のライズフィッシングでの思考記録を話してみますね。


こんな感じです。



・フライが合っていた。(色はともかくサイズがマッチしていた)


・おなしカワゲラのハッチがあり、そのことを認識できた。(ユスリカではなかった)


・フライはメイフライの半沈みパターンだったが、
 水中から(魚から)見た時、カワゲラのニンフにも見えるフライだった。


・ナチュラルドリフトでも釣れたし、イマージングさせた時も釣れた。


・キャストしずらい対岸の緩やかなピンポイントでライズしていた。

 上手くキャストしないとすぐに手前の速い流れにフライを引っ張られ、
 ドラグが掛かってしまうシチュエーションだったが、20フィートとかのロングリーダーティペットにはせずに、
 ドラグを上手く使いイマージングさせる釣り方で釣れた。

 対岸のライズにはフライ先行のアプローチは難しかったので、着水時の瞬間アタックを狙うようにした。


・対岸に無理なく届く(7m~10m)キャストが確実に正確に出来た。(ピンポイントキャスティング能力)
 芝生の上でのキャスティングと実際の川でのキャスティングの感覚は、だいぶ開きがある。
 今更ながら、思っている以上にやりづらい。


・16番、18番のダンパターンには見向きもしなかった50cm近いレインボーが、
 8番のヒゲナガを意識したカディスパターンをフラッタリングさせたら、バゴッ~と水面を割って
 フライに襲い掛かるようにライズした。(アドレナリンマックス噴出!)


・26番~30番あたりの極小ミッジのイブニングライズに、何を流しても駄目だったが、
 ある色のピューパパターンを流したら、立て続けに釣れた。この時、他の釣り人は誰も釣れず。
 この色は、釣り人の盲点である。


 
など、


(ホントは、まだまだ事細かにありますけどね)



その時の状況を出来だけ細かく分析することが、
様々な気付きを得られ、釣りの思考を広げることができるんです。


限定されていた発想の殻を打ち破ることができるんです。






・記録すること


・そして、自身の釣りを分析すること。



そして、これだけではまだまだです。



どういうことか?



それは、ですね・・・。


知りたいですか?(笑)


これを実行すれば、間違いなく釣りが飛躍できる方法です。


こういう思考に気付くか気付かないか?

が、ある意味、飛躍的に上手くなる人とそうではない人の分岐点と言ってもいいくらいです。




その方法とは・・、



いずれ有料で・・。




という意地悪なことはせずに、(笑)ここで教えちゃいます。

釣りが上手くなりたいと本気で思うなら、心して読んでください。




それは、ですね。




「他の釣り人の釣り方も、事細かに分析していく」




という思考です。


要するに観察するのです、徹底的に。






■釣れていない人


何故、釣れていないのか?


キャスティングか?

リーダーか?

フライか?

スタンスか?

ファッションか?


観察し想像するのです。




想像したら次に、自分に置き換えるのです。



「俺なら、あのポイントだったらこれこれこういうシステムでこういう流し方をする」


「あ、あの流し方ではドラグがすぐ掛かる。ポジションが悪い」


とかね。





■釣れている人


これが、もっとも大切な記録になります。


自分より釣れている人の釣り方を事細かに分析し記録していくのです。


例えば、


・キャスティングはさほどでもない。しかし、釣れている。

・キャストは上手くないが、正確性は高そうだ、ピンポイントにフライを投げられている。

・ポジションの取り方が上手い、一番キャストしやすい場所だ。

・フライ先行で流すために、キャスト後にすぐロッドを高く上げ上流へ傾けている。


とか。


・フライが見えない。アンダーサーフェスを漂わせているのではないか?

 ということは、イマージャーかな?


といった推測だったり。



・流れがぶつかり合っているすぐ下流を狙っている。
 
 そうか、あの場所が一番餌が集まってくる場所だ。よ~く見ないと分からない。



なんて推測も。
 



「しょうぶさん、観察は俺もやっているよ、でも、上手くならないんだよね」



そうですよね、観察は誰でもやっていると思います。


思いますけど、その内容や質が違うんですよね。


観察力の差とでも言いますか。

推測力、予測力、とでも言いますか。


何となくでは効果はあまりありません。

もっともっと、更にもっと観察し考え抜き推測するんです。


まだまだ、足りないのです。

観察し推測する力が。


その一挙手一投足を穴が開くほど観察し、想像するんです。



そのことで、


見えてくるものがあります。

何が違うのか?

おぼろげながらでも感覚的に掴めてくるのです。


これを、繰り返すことで、


今まで釣れなかった魚も釣れるようになります。


本当ですよ。



しぶとく、粘ることです。



まあ、

どんなことにでも必要な思考能力ですよね。


またいつものように話が広がりますが、



これからの時代には、特に、



「自分で観察し考え実行に移す」



能力が問われます。


社会通念や常識に従うだけでは、畜群に成り下がるだけです。



本当に自由になりたければ、


本当に自分を生きたければ、


「観察し思考し行動する」


ことを、繰り返さなければいけません。




釣りで、その能力を研ぎ澄ませていくのです。



誰かの指示を待ち、誰かに依存する空間からは何も生まれない。


生まれないどころか、腐敗してくる。



釣りで心をクリアーにし、



そして、



挑んでいくんだ。




Tight line!








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本当は・・

私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。






【フライフィッシング イデアその一】

「芸術であり、スポーツであり、哲学であり、ハンティングであり、祈りである」


素晴らしすぎませんか?フライフィッシングって。







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