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タイトル :北海道で爆釣&釣りは手段にすぎない。
配信日時 :2017/06/08(木) 00:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井しょうぶです。




率直に言って、


釣りは楽しさばかりではない、


のです。




時として、


矛盾にぶち当たり、悩み、

釣れなくてくやしくて悩み、

調子よく釣れたら、一晩にして釣り天狗になり、

そういう人の脇で、苦渋の時間を過ごしたり、



釣りが好きだからと集まるのはいいのですが、

帰りには、もやもや感に覆われて帰路に付く。


なんてことは、あなたにもあるはずです。






あっちを立てれば、こっちが立たず。


これは、世の業ですよね。


すべてに対して、最良な状態で物事が進むことは・・ありえません。






釣りという楽しい遊びをしているのに、

いつの間にか、釣り人は思考せざる負えないのです。


なぜ、あいつはああなのか?

なぜ、この川はこうなのか?

なぜ、このロッドは釣り味が悪いのか?

俺は一体どうなのか?







つまり、


哲学


を始めているんです。


否が応でも。






ならば、ですよ。


どうせなら、今までよりももっと知見を深め洞察力を身に付け、

世界と対峙し、己と対峙するという姿勢をもっと意識していくことで、

今まで見えなかった世界、気付かなかった景観、

そして、使わなかった言葉、知らなかった言葉、偉大なるストーリー、

囚われない表現力がそこに浮かび上がってくるのです。




このことによってのみ、

本当の意味で我々の釣りは進化を始めるのだと思います。



釣りは目的ではなく、手段にすぎない。



ロッドを片手にたった一人激流に立つとき、

アドレナリンは吹き出し心は高ぶり、覚悟をするしかなく手は震える。

存在が問われる。


非日常の場に置いて、興奮はマックスになる。


しかし、同時に心は静寂しリラックスしその時を待つ。




武道家が一撃必殺を狙うように釣り人も佇む。

気配を消して。



かっこいいじゃないですか、こういうのって。


視界がクリアーになっていく。




釣りは楽しい。


本当に楽しい。


でも、そればかりではない。


表裏一体。



楽しさの中に、こういう世界観を少しでも取り入れるだけで、

また、いろどりが増え、うねるような多彩感が体を巡り、血流は良くなり、

溢れんばかりの充足の一日を過ごすことができるのです。




つまり、表現力をもっと持つこと、その為の言葉をもっと知ること、

これですね。


世界は言葉でできている。



その為には、もっと音楽を聴き、映像を観、本を読み、旅をして人と語らう。


これらの要素が、釣りにはすべて内包しているのです。








ということで、短めに今号はこの辺で。



Tight Line!









Ps,


先日、サクッと北海道で釣りをしてきました。

ガイドの方と一緒に。


ドライ、イマージャー、ニンフ(もちろんユーロニンフ)と、

色々試せてかなり面白い釣りができました。釣れました。




激渋のユスリカのライズを釣ったときは、興奮ものでしたね~。

誰もが挑戦するも、なかなか効略できないポイントらしい。

ヒレピン強者レインボー50アベレージがそこに陣取る。



激戦ポイントを、どう考えどういう戦術を使ったのか?



ニンフでは、川に魚がいるのかどうなのか、チェックするように釣れました。

本当に美しい40cmほどのオスのネイティブレインボーとも出会えました。



いい機会なので、

試しに事細かく時系列でその日の釣りを振り返ってみようかと思っています。


何となくやって何となく釣れたのではなく、そこには明確な戦術が存在し、

その戦術が功を奏したわけです。


分刻み、秒刻みにその時の釣りを検証するということは、大きな意味、意義があります。



釣りは、仮説、検証、改善、実践の繰り返しです。


ポイントの数、魚の数、フライの数、釣り方の数、川の数。


一つとして同じ釣りはできない。


でも、共通する戦略、戦術は存在します。



その時、瞬時の判断の元、どう考えどう釣りを展開していったのか。


その辺を、近いうちにシェアーしたいと思います。




これは、なかなか面白い釣るための思考術になると思いますよ。

今一つ伸び悩んでいる人は、必見ですね。

釣れるようになると思います。




ぜひ、お楽しみに。







■最近のユーロニンフィング実践報告


神奈川のOさん



大井さま、

渓流管理釣り場をご紹介いただきありがとうございました。
本日〇〇に行ってきました。


報告

1.写真を残す習慣がないので、写真はありません。

2.時期及び最近の天候によるとのことですが、水が少なく、

深いところで1mくらい(1箇所)、その他落ち込みでも50cm少々といったエリアでした。

3.水はクリア

4.チェックニンフィングでのつもりで4時間実釣。ただし、水深浅いので2リグ(エントリーキットのリーダー)。

5.釣果20尾(よく釣れました)  ウェット、マーカーニンフィングの方々より釣ったと思います。

6.残念ながら40cmオーバーかかるもばらしました(最大は35cmのニジマス)。

7.アンカーフライとドロッパーではドロッパーのほうがかかる量がやや多い(本日は)

8.水深浅いため、リーダー途中のインジケーター(ナイロン)が活躍しました。


次回はもう少し流れが速く、深い釣り場で試します(3リグを試したい)。


とりあえず、よく釣れることはわかりました。次回北海道でも試します。


O・J




Oさんは、普段は本流で釣るようですが、今回は感触を試すためにあえて管釣りに。

この報告からも、もうすでにチェックニンフィングの釣り方は掴んだと思います。

北海道でも楽しみですね。

また、お話聞かせてください。








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■伝えたいこと


本当は・・

私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。







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