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タイトル :フライキャスティングを最高にクリエイトする為に。その1
配信日時 :2016/12/09(金) 23:00

本文:


≪フライキャスティングを最高にクリエイトする為に。その1≫



■すべて報われる



色んな思いをしただろう。


悲しいという感情を忘れたのだろうか?


裏切られたかい?

裏切ってしまったかい?

報われなかった日々。

無常だっただろう。


一人立ち尽くすだけだった夜。




何故?


何故?



でも、


すべて報われる。




また、俺達は川へ行くだろう。


靄が立ち込める川に立つだろう。


そして、

このメロディーにキャストを乗せるんだ。

音もなく。




風に答えを求めても、何も返ってこない。




でも、いいさ。


また、始めればいい。


また、ここから始めればいいさ。



世界はこんなに美しい。


美しいループ。


こんなに美しい曲線が他にあるのだろうか?


儚くてそのループは今にも落ちそうだけど、



だけど、

悲しいほど美しくしなやかで強いその曲線は、


希望へ向へと言っている。







報われるさ。


いつか、


いつか、


報われるさ。




Hiromi - Haze
https://www.youtube.com/watch?v=x-YnzVx6aPI


(※「Haze」ヘイズ 霧、もや等を表す)



この音に負けないループを作るんだ。

それには、渾身の想いを込めるしかない。

力は抜いて。でも想いを込めて。







追伸1

この間、観に行ってきたんです。
東京国際フォーラム。

極上の空間だった。
ただただ、素晴らしかった。






追伸2


この曲を聴いていると、

「強弱」

の大切さが嫌というほど分かる。


ダイナミズム。


キャスティングも同じですよ。

メリハリ。

フワッと弱くフライを落とすとき。

強くシュートして、風に立ち向かうとき。

でも、力は抜いて。

飛ばすだけがキャスティングじゃない。


強弱を付け表現していく。

自己を解放していく。

そのループが美しく伸びやかに空を舞うとき、

あなたはこの世界の主人公になる。






追伸3


例えば、

真夜中にやっと一人ぼっちになれたとき、


「Haze」


を聞く。


想像する。




次に川に立ったとき、

抑えてきた感情が溢れ出す。

ずっとずっと抑えてきた感情が抑えきれずに吹き出る。


忘れようとしたあの日が蘇る。

空に向かい叫びたくなる。



夢に手が届きそうだった夜。

仕打ちは残酷だった。




でも、いいさ。

またここから始めればいいさ。




このようにして、

私たちのキャスティングは、

より奥深くクリエイトされていく。



ん~、そうか、

「リバーランズスルーイット」を超えたかも知れないな・・。





追伸4


何度も聞いてください。

ただただ、聞いてください。



最後に辿り着くのは、


「消そうとしても消そうとしても」


消えない想い。


「強い風に消されそうになっても消されそうになっても」


消えない想い。


情熱。



蝋燭の炎のように、儚く今にも消え入りそうだけど、

でも、絶対に消えない想い。


その小さな小さな炎は、とても長い間、

ず~っとず~っと奥のほうで、

誰にも知られずに燃え続けていたんだ。



消えない。

絶対に消えない想い。

消えてたまるか。



その想いをキャストに乗せるんだ。








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