【フライフィッシング進化論】 バックナンバー一覧

戻る

タイトル :【サイトニンフィングはめちゃくちゃ面白い!】
配信日時 :2016/10/19(水) 07:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
-----------------------------------------------------------

【サイトニンフィングはめちゃくちゃ面白い!】


しょうぶです。

まず、前回に続き、ユーロニンフィングの実践報告を紹介します。



■このニンフィングの面白さは、違いを生む違いが判ること。



・宮崎県のEさん。

本来は本流フライマンなのですが、
このニンフィングの感覚を掴もうと、
本流のバックウォーターで、ヤマメを狙っています。

最初は、チェコニンフに半信半疑だったそうですが、
自身で巻いた簡単なチェコニンフにすぐにヤマメが釣れたそうで、

このニンフィングの面白さが分かり始めたようです。

イレギュラーな動きに、よく食いついてくるそうす。
このイレギュラーな動きとは、どんな時のどういう動きなのか?


想像してみてくださいね~。


こういう経験から、新たな流し方や狙い方も生まれるんだと思います。



このニンフィングをやってみて、釣れないと感じている人は、
結局、釣れないとその感覚が分かりませんので、

管釣りでもなんでもいいので、

「釣れる」という感覚を感じ取ることが一番ですね。


ほんと、今までより釣れますから。

「そういうことか!」となりますよ。



続いて、


・愛知県のNさん。


今年の夏に北海道へ釣行したのですが、

何といっても今年は台風が多くて、
その影響で、どこの川も濁りが多かったそうです。

そんな中でも、ユーロニンフィングで
果敢に攻めて、釣れたそうです。


「ヨーロピアンニンフの可能性を改めて感じる釣行となりました」

と、話してくれました。


釣行のために巻いたユーロピアンニンフは、250本。

最近はウーベンも、バシバシ巻いているようで、

一般的なフライマンとは、一味も二味も違う釣りが出来ていると思います。




最近は、ニンフの釣りでもドロッパーを使う人も増えてきましたね。

少なからずこのユーロニンフィングの影響がいろんな媒体で出てきています。


ドロッパーというとウェットのスイングの釣りを連想すると思いますが、

ニンフでも十分、いけるのです。
いや、ニンフこそいけるのです。(笑)


ニンフとウェットを混合させるなんてことは、当たり前にやってきていますし、
ドライを使うこともあります。ストリーマーだって全然OKです。





■サイトニンフィングの面白さ



ところで、
サイトニンフィングって、めちゃくちゃ面白いんですよ。

特に、このユーロニンフィングのシステムでサイトをやると、面白い。


で、

究極のサイトニンフィングって何だと思いますか?


私の知る限りでは、
激しい流れの中の魚を見つけてサイトで釣る。

これだと思っています。


日本でサイトニンフィングというと、
透明度の高いプールや、流れの比較的緩やかなポイントだと思うんです。


ところが、スロベニアのジューロという釣り師は、
激しく流れ落ち、白泡が立っているようなポイントでも魚をバシバシ見つけて、

釣っちゃうんですね。


太陽光でギラギラ乱反射している瀬とか。

その流れにいる魚はすべて見えているんじゃないか?と思えるくらい。


ほんと、驚きましたよ。


目から鱗が落ちる、というか、
目そのものが落ちちゃうくらいでしたから・・・。(笑)



「しょうぶ、あそこのレインボーが見えるか?}


「あのグレーリングが分かるか?右に2匹、その下に一匹」


「・・・全然わからない・・、見えない・・」


ず~っとこんな感じでガイドしてくれるんですが、見えないものは見えない。(泣)



海外のガイドは魚を見つける能力が高いと思いますが、
ジューロは断トツ、けた違いだと地元の人も言っていましたから。


ジューロと一緒に釣りをするツアーでも企画しようかな、その内。

興味ありますか?


スロベニアは、
レインボー、ブラウン、グレーリング、フーチョフーチョ、
マーブルトラウト・・・と、

何でもござれです。

しかも、みんなでかい。

ちなみに、フーチョフーチョとは日本でいうイトウさんと同系列の魚です。
当然、メーター越えです。


川は、エメラルドグリーン。

一時間圏内に、本流、中流、里川、渓流なんでもあります。


「ジューロのサイトニンフィング」
http://championships.flyfishing-japan.com/fwd3/sitenymphing





それでですね、

サイトニンフィングの面白いのは、

五感は当然駆使しますが、第六感も発動させて、

居合い抜きのような感覚でフックセットすることだと思うんですね。

ドライのように、魚がヒットした瞬間がはっきり分かるようなことは少ない。


魚の動きや流れの変化、手に微細に伝わる振動、ラインの変化などを
総合的にしかも一瞬で判断し合わせる。

その不確実性が面白いのです。


だから、空ぶることも多いです。最初は。

でも、修練していくうちにフックセットに持ち込めるようになります。


もちろん、

緩やかなスプリングクリークや渓流でのサイトニンフィングなら、
はっきり魚がフライを咥えたことが分かることも多いですが、

そもそも、魚かどうか分からないような不確実性の中で、
フライをトレースして、感覚を解きすまして合わせる。


空振る。


でも、その内グッと乗りフックセットに持ち込める。


これが、なんとも面白いんですね。


不確実性の中で、確実を掴む、といいますか。



昔、何かの雑誌で読んだんですが、

「見える魚は釣れない」と。


でも、私は逆だと思います。


ユーロニンフィングシステムでのサイトニンフィングが、
もしかしたら、一番釣れる釣り方だと結構まじめに思っていますから。




ぜひ、ヨーロピアンニンフィングのシステムでサイトニンフィングをして見てください。

その面白さは、保証します。


「ヨーロピアンニンフィングとは?」
http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/whyEN




では、今号はこの辺で。


スロベニア遠征に興味がある方は、連絡くださいね。

興味がある人がそれなりにいれば、考えてみます。



Tight Line!







私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact


フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
http://www.flyfishing-japan.com/shop



■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



配信解除はこちらから。
http://tinyurl.com/ygakyt9