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タイトル : 【ヨーロピアンニンフィングの威力・実践者の成果】
配信日時 :2016/10/08(土) 07:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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【ヨーロピアンニンフィングの威力・実践者の成果】


大井しょうぶです。


禁漁になり、管釣りや冬期釣り場の時期ですね。
早いもので・・。


夏の終わりは少し寂しくもあり、まだ夏のままでいて欲しいとも思うのですが、

涼しくなったらなったで、風が心地いいですし、
旬のものが食べられますし、芸術の秋とも言いますし、

今の季節は、これはこれでいいもんだなと切り替えられるんですよね。

春夏秋冬、それぞれに趣があるもんだと、改めて感じます。




■ヨーロピアンニンフィング実践者の成果


色んな地域の方から、実践報告をよく頂くんですが、

やっぱり、皆、釣れてますよ。今までより。


何故かと言えば、それは、

「何を意識しているか?」

の、違いだと思います。


「どこを意識しているか?」


とも言えますね。



つまり、今までとは違うところが見えているということです。


ドライやウエットやマーカーの釣りとは、

違うところを観察して、意識して、釣りを組み立てている。



その成果が、やはり釣果として、

はっきり出ているんですね。





・千葉県のSさんは、

シーズン中は、毎月のように忍野に通っているフライマンですが、

ドライとユーロニンフィングを使い分けて、

「コンスタントにツ抜けています。」

と報告をよくもらいます。


忍野は、透明度も高く激戦区ですから魚はすれてますし、

舐めてかかると、痛い目に合うフィールドです。


サイトニンフィングも挑戦していて、

その面白さにはまってきているのではないでしょうか。



彼の凄いのは、

カナダのユーコーンリバーをカヌーで川下りしながら、

「ユーロニンフィングを楽しんだ」と、サラッと話してくれるところです。


カナダでカヌーとフライフィッシング。


憧れですよね、皆の。(笑)


素晴らしい・・。






・東京都のSさんは、


北海道は、渚滑川でこの夏、

ユーロニンフィングで、やはりコンスタントにバシバシ釣れたようです。

タランチュラなどのドデカフライでは反応が薄かったらいいのですが、

そういう低活性の場面でも、

ユーロニンフィングなら、どうにかなっちゃうんです。


「DVDのなかのニンフを真似たジグ風のニンフが当たりでした。」

とのこと。


同行の友人が先に釣り上がり、さんざん流した後、

ユーニンフィングで追いかけて、

友人が釣れないでいるところを、立て続けに釣っちゃったらしいんですね。


この差は、やはり、

「どこを見ているか、何を意識しているか」

の差だと思います。


いやらしい話ですが・・・、

先行者が釣れないのに、後追いの自分が釣れるのって、

結構、快感だったりもするんですね。


私も、何度も経験ありますけど。

(どや顔を抑えるのに必死です・・)(不敵笑)


これ、ほんとちょっとした意識の違い、

どこをみているかの、視野の違いだけですからね。

単純な話し。




でも、皆気付かない。

いや、気付いていても、やらない、できない。

こういうことなんです。


気付けば、シンプルなことなんですけどね。




・同じく東京都のMさん、


「ドロッパー禁止のフィールドではどうすればいいんですか?」

という質問をもらいましたが、

まあ、どうにでもなるんですね、このニンフィングなら。


ワンフライの時の攻め方も色々な手法があります。


そのことを伝えましたら、後日電話が掛かってきて、

「今までより大きいのが釣れました!」

と、うれしい報告をもらいました。


神奈川とか栃木によく行くみたいです。

今度は、養沢に行くと言っていました。



私がスロベニア遠征の時は、

ワンフライがレギュレーションだったのですが、

問題なく爆釣できましたので。色んな狙い方はしましたけど。




多くの方からうれしい釣果報告をもらいますけど、

ヨーロピアンニンフィングの可能性に気付いた方が多いですね。


私もこの釣り方は、可能性はまだまだあると思っています。

独自の視点から色々と融合も試みています。

楽しいです。






あ、それと、あれですね・・、

ヨーロピアンニンフィングを、
間違った伝え方をしているショップも中にはいるんですね。

残念ながら。


ネット上の情報やまた聞きなどで、
こういうもんだろうと解説しているんだと思いますが、
憶測で解説しても、違うものは違いますから。


その情報を信じてやっている方がいるとしたら、
違う釣り方になっている可能性が高いので、

心当たりの方は、私にコンタクトを取ることが解決になります。


そもそも、マーカー(浮き)は使いませんから。
スプリットショット(ガン玉)も基本、使いません。


ネット上で知りえた情報と、
実際にヨーロッパの大会に参戦して、現場で得た私の知識とでは、

やっぱり、そりゃ違いますよ。


だからそのショップは、
もうちょっと、責任ある情報発信をしてもらいたいところですね。


もちろん、ヨーロピアンニンフィングは、

「こうでなければいけない」というものではありませんけど、
そして、日々進化しているものですし。


でも、基本的なところが間違っているのは、いただけない訳です。
ヨーロピアンニンフィングになっていない、ということです。


間違った情報として広まってしまうのは、残念なことですし、
チェコのミロスラブやジャンに申し訳ないと思います。





ということで、今号はこの辺で。


禁漁にはなりましたけど、

管釣りや冬季釣り場もありますので、

フライフィッシング、楽しんでください。



Ps,

資本主義、消費主義社会は限界をむかえています。

これからの時代は、どれだけ自由に生きられるかが、

その価値を決めていくと思います。


仮に、どんなに社会的に成功したとしても、

自分を生きられていないのであれば、成功とはいえない。

フライフィッシングは、自由の為のパスポートでもあるんです。





私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact


フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
http://www.flyfishing-japan.com/shop



■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



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