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タイトル :【フライキャスティングの最強練習法。10分の奇跡】
配信日時 :2016/08/18(木) 07:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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【フライキャスティングの最強練習法。10分の奇跡】



しょうぶです。

今号は、フライキャスティングの最高に効果的な練習方法を
1つお話しします。




■フライキャスティングの判断基準



フライキャスティングが上手くなったという一つの判断基準は、


「フルラインが無理なくサクッと投げられるかどうか?」


だと思います。



6番以上のロッドを使って、
力むことなく、たまたまでもなく、

コンスタントに、フルラインを投げられる能力です。

(6番以上、長さは9フィートがいいですね)


この能力が付くと、

他の様々なバリエーションのキャスティングも、
微調整を繰り返せば、無理なく出来るようになります。


だから、

まずは、フルラインを投げられる理論を身に付け、
どうにかやっとでも、投げられるまでに持っていきます。



※ここまでは、やはり試行錯誤が必要ですし、

インストラクターなどのアドバイスが効果抜群です。



どうしても、上手くいかない場合は、
スクール参加やインストラクターに助言を求めることがいいですね。


一発で、問題が解決し飛躍的に上手くなることも多々あります。




因みに、私のキャスティングスクール。
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■美しいループに超集中する。


フライキャスティングが上手くなる為には、
色々な試行錯誤が必要ですが、


ただ、やみくもに投げ続けてもその効果はあまり期待できません。


押さえるべきポイントを把握し、
その上で、効率的に練習する必要があります。


では、押さえるべきポイントは何なのか?


ですが、一番は、



「美しいループを作る」


ことに、集中することだと思いますね。



30フィートから40フィートのラインを出し、フォルスキャストで、


「完璧に美しいループ」


を前後で作ることに、全神経を集中させ、
キャスティングします。



この時、


「何となくこんな感じかな?」



ではなく、


「完璧な美しさを求める」



ことが、大切です。



完璧な美しさとは、何なのか?というと、
まあ、これは感覚で分かるとは思いますが、


1つの基準として、


アッパーレグとロウワーレグが並行のループで、
その幅が、60cm前後というのが基準でいいと思います。


12m前後のフライラインのキャスティングで、


「完璧に美しいループ」


を作れなければ、


フルラインも、なかなか投げられません。


投げられたとしても、それは力任せで運よく投げられただけなのです。





■10分に超集中する。



それで、多くの人は、


「完璧な美しいループ」


が、出来ていると思っています。何となく。


でも、ここで差が出るのは、
どれだけ、「完璧」を集中して求めるか?


に掛かってきます。



例えば、


・スタンスは大丈夫か?

・グリップは適切か?

・ラインのバウンドはないか?

・ラインが波打っていないか?

・ループが地面と平行になっているか?

・微細なテーリングが発生していないか?

・ティペットのテーリングは発生していないか?

・オーバーターンになっていないか?

・ベリーが下がっていないか?


などを、前後のループで妥協無く確認するのです。


そうすると、様々なマイクロエラーがあることに気付きます。



そして、それを修正することに集中します。


でもですね、
この集中というのを持続するのはなかなか大変なんです。


かなり、疲れます。


全神経を集中する訳ですから。
何時間もは、出来ません。なかなか。



だから、10分でいいので、


「全神経を集中する」


ことを、してみて下さい。
10分なら、出来るはずです。


その代わり、もうこれ以上出来ないというくらい、


「全神経を10分に集中する」


のです。




■出来れば、毎日10分。


長い時間する必要はないんですね。


出来れば、毎日。
それが難しければ、週3日ほど。


この10分間に超集中して、


「完璧なループ」


を作ってみて下さい。


知らぬうちに、間違いなく上手くなっています。


つまり、


ダラダラとやるよりは、10分の集中です。

ほんと、集中は大切です。


この10分でキャスティングは変わります。





■負荷


この練習は、


脳に負荷をかけるということです。


負荷をかけると、それだけ成長できます。


脳が成長するんですね。
キャスティングで。


体や、筋肉に負荷をかけることはよく聞きますが、


「超集中」


という作業は、

脳に負荷をかけ、脳内物質の分泌を活性化し、
脳を発達させます。



最初は疲れますが、いずれ、


「フロー」


状態に入れるようになります。


こうなると、この10分という短い時間で、
メディテーション(瞑想)にも似た感覚を覚えることもできるようになります。


体の力は抜け、呼吸は深くなり、心は静寂し、

1つの成功状態を体感できます。



これ、

毎日でもやると、
自分自身の心の変化に気付きますよ。


今回はあまり深くは書きませんが、
あなたが想像する以上に、素晴らしい効果があります。




■フルラインも同じ。


フルラインを練習する時も同じです。

10分、きれいなループでフルラインが投げられるように集中します。

長い時間、だらだらとはやりません。

10分、フルラインシュートに超集中するのです。





ということで、

ぜひ、参考にしてみて下さいね。


今までとは違う、効率的なキャスティング練習になると思います。




もし、理論が分からない、コツが分からないという場合は、
もよりのキャスティングスクールに参加してみてください。



私のキャスティングスクールです。お近くの方はどうぞ。
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それでは、今号はこの辺で。


Tight Line!







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■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



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