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タイトル :ドライフライの戦術「究極のマッチングザハッチ編」
配信日時 :2016/04/30(土) 07:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井しょうぶです。


「しょうぶさん、雑巾終わりました!」

とメールが来ました。

いよいよ私も和尚の域にきたか?
と、ほくそ笑んだのですが、

「送金」

の間違えだったようです。





フライフィッシングにとって最高の季節になってきましたね。

この季節は、ハッチがありライズがあれば、
他の釣りでは味わえないマッチングザハッチの釣りが堪能できます。

興奮ものです。アドレナリンが体中を駆け巡ります。

こういう非日常を体験することは、
体中の細胞を刺激し、活性化し、エネルギーを高めます。

もう、最高のエネルギー循環に入れます。



ということで、
今号は前回に引き続き、
ドライフライの戦術「究極のマッチングザハッチ編」

を話したいと思います。



詳しくは編集後記で。




■売れ筋商品情報



・誰も教えないフライフィッシングの裏技。


上手く釣れない人、初心者の方こそ、覚えれば釣れるのに・・と思ってます。
実際、実践している方々は、日本各地で釣れまくっています。
ジワジワと熱く広まっています。


「こんなに釣れちゃっていいんですか? 非常識な劇薬フライフィッシング」
http://europiannymphing.flyfishing-japan.com/index.php?EuropianNymphingMethodLetter


あなたが水面下の釣りをしているなら、
今後は、このニンフィングスタイルをスキルの一つとして加えることをお勧めします。
今までにない、電気的な興奮を覚えると思います。


「ドライやウエットが駄目なとき、こんな面白い釣り方があるんだ!」

と、新たな感覚が芽生えるはずです。


何故なら、

今まで釣れなかった魚が釣れるようになるからです。
時には、腕が痛くなるほど釣れてしまう可能性も・・・・高いのです。


そして、重要なのは、
このメソッドは「とてもシンプルで美しいスタイル」を持っているということです。




・ヘンズGPXツーインワンロッド
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?Hends%20Rod


9フィートのドライフライキャストは、
とても軽快にタイトループキャスティングができます。
9フィートだけでも、完成度は高いですね。気に入っています。
そして、10フィートで攻めのニンフィングやウエット。変幻自在です。

ヨーロピアンニンフィングには、10フィートの長さは必須です。

※即納できるのは、あと一本4番です。お早目にどうぞ。




・タイイングセットコンプリート(セットだとリーズナブルです)
http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/TyingCompleteSet


美しいヨーロピアンニンフでフライボックスをいっぱいにしましょう。
眺めているだけで、心は充足されていくし、

さりげなく人に見せちゃったりすると、その人「とて興味津々」です。
今まで見たことのないニンフフライの煌びやかさに、思わずうっとり。

フレンチのジグメイフライニンフは、管釣りでも湖でもその威力を発揮します。

タイイングのキモは「自由な発想」です。




・レッド瑪瑙フレーミングバンブーロッド
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?Red%20Agate%20Bamboo%20rod


メノウは微細な石英(quartz 水晶)の結晶が集まった天然石で 、
岩石の空洞中に沈殿してできた鉱物の変種です。

パワーストーンとしての効果もあり、精神面と肉体面、
そして知性にバランスを整えプラスの力、マイナスの力を調和し癒しの効果もある天然石です。


アクションはトルクフルなミディアムスローアクション。気に入っています。

グリップの中から曲がるこのロッドのしなやかなアクションは、
キャストする度に、その心地いい振動が体中をバイブレートしてきます。

魚を掛ければなおさらです。

最近、人気が高いですね、売れています。






■ドライフライの戦術、マッチングザハッチ



マッチングザハッチを極める。


「マッチングザハッチ」


一言でいえば、ハッチしている昆虫にマッチングさせる、


ということです。


何をマッチさせるかと言えば、


・フォルム(形)

・サイズ

・色

これだけでOKです。



色々、水生昆虫の種別やステージや何やからと、
細かくありますが、釣ることを考えた時、

あまり細かいことに気を取られるよりは、


・フォルム(形)

・サイズ

・色


この3つを意識して、
合わせていくだけで、釣れます。


メイフライも、

コカゲロウとか、
シロハラとか、
アカマダラとか、


色々な種類がありますが、

これらの何が違うのかと言えば、
サイズとボディーカラーですから。


この3つを、
色々と組み合わせていくだけで、
マッチしたフライを選別できるようになります。


例えば、


メイフライの16番、ボディーはイエローとか。

カディスの10番、ボディーはインセクトグリーンとか。


それで、
みんな、これを合わせているつもりなんですよ。


でも、例えば、

メイフライの16番では反応が良くなかったのに、
18番に下げたら反応が上がった、

ということがよく起こります。

たったワンサイズの差が釣れるか釣れないか、


になるのです。




同じように、

カラーをグリーンからイエローに変えたら、
反応が突然上がった、

ということもあります。



つまり、

サイズとカラーを色々な組み合わせで試していけば、
マッチングザハッチがコンプリートに完成します。



この試行錯誤をやれるかやれないか、

それだけです。


釣れない人や初心者の方は、
この試行錯誤が足りないだけなんですね。


簡単な話し。



最初は面倒くさいし、よく分からないかも知れませんが、

とっかえひっかえやってみると、


「このフライか!」


という瞬間が訪れます。


この瞬間がマッチザハッチの醍醐味です。



例えば、

CDCダンというフライの
サイズとカラーを変えていくのです。

それだけで、釣れます。ほんと。

やるかやらないかだけですね。



「でもそれでも、釣れないんです、しょうぶさん・・」


なるほど、分かりました。


では、通常のドライフライで釣れない、となった場合の、


次の戦術をお話しします。





■水面下への意識



例えば、


CDCダンというフライのボディーだけを、
水面下へ沈ませることを考えます。


半沈みパターンとか、言われるものですね。

ボディーが水面下にぶら下がっているだけで、
一気に魚の反応があがることは良くあります。


これ、ほんと良くあります。


まあ、例えば応急処置として現場処理で、
CDCダンをのテールを短くしたり、取ってしまい、
CDCウイングをアイの方向へ寝かせてしまえば、

それだけで、ボディーは水面下へ入ることができます。

これは、試す価値ありですよ。
瞬間に出来ますから。


後は、

カーブドシャンクフックに巻いたCDCダンなら、
フック形状が水面下に入るようになっていますので、

CDCウイングや、パラシュートにしてもいいと思います。


水面下にボディーが入るか入らないか、
これは、かなり大きな違いなんですね。



サーフェスフィルム。

表面張力を破るか破らないか、が、
大きな分かれ目です。



それで、私が言いたいのは、
前にもメルマガで言いましたが、


この、ボディーが水面下に入った状態のドライフライは、
実は、ニンフである、とうことなんです。


表層のニンフィングであると、私は思っています。


簡単に言うと、

ニンフが水面へ出ようとしてもがいているその様が、

ぶら下がりパターンや、フローティングニンフやクリップルなどの
ドライフライになっている訳です。


この辺は、また機会を見てお話しします、長くなりますので。






■ドライフライの究極



「ドライフライの究極的な釣り方は何か?」


と問われれば、それは、


「フライは見えなくていい」


と、

マインドセットすること。


このことに行きつきました、私の場合。



「え?しょうぶさん、フライが見えなければドライは釣りにならないでしょう?」



そうですよね、そうかもしれません。


でも、

時と場合によるんです。


シチュエーションによっては、
フライなんて見えなくても十分釣りになります。


というか、


「見えなくていい」とマインドセットすると、


逆に、視野が広がり、釣りがしやすくなり、
結果、釣れるようになる状況というのも、実はあるんですね。



一般的な教科書では、ドライは見えてなんぼの釣りです。


「見えなきゃ釣りが成立しない」


というね。


だから、

視認性のいいウイングをあれこれ考え、四苦八苦しているんですよね。


ところが、ここにも盲点があると思っているんです。

逆説的というか、今までとは違う視点を持つということになるんでしょうか。


面白いんです、こういう逆をいく思考というのが。


その方が、より自由を感じますし、
釣りなんて、本人の自由ですから。どこまでいっても。

何の束縛も本来、無いものですからね。



「ノースタイル」

これこそが、最強です。



見えないドライフライメソッドの具体例は、
またこのメルマガでお話ししていきます。




ということで、

今号はこの辺で。


Tight Line!





私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
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■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



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