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タイトル :人工音と自然音、そしてフライフィッシング
配信日時 :2016/03/12(土) 07:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、宣誓する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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【人工音と自然音、そしてフライフィッシング】



しょうぶです。


赤城の管釣りに行く途中で、

「鼻毛石」

という交差点を見つけました。

手強そうです。(笑)




今日は、人口音と自然音の話です。

続きは編集後記で。





■確実に日本でもプレイヤーが増え続けています。


フライは難しいと感じている方にこそ、
このメソッドで釣りまくってもらいたいんです。


「誰も教えない最強ニンフの釣り方・静かなる川のチャンピオン」
http://europiannymphing.flyfishing-japan.com/index.php?EuropianNymphingMethodLetter


あなたが水面下の釣りをしているなら、
今後は、このニンフィングスタイルを取り入れてください。
今までにない、電気的な興奮を覚えるでしょう。


「ドライやウエットが駄目なとき、こんな面白い釣り方があるんだ!」

と、新たな感覚が芽生えるはずです。


何故なら、

今まで釣れなかった魚が釣れるようになるからです。
時には、腕が痛くなるほど釣れてしまう可能性も高いのです。


そして、重要なのは、
このメソッドはとてもシンプルで美しいスタイルを持っているということです。






【編集後記】



■人工音と自然音



街での生活は、

「人工音」

で、溢れていますよね。


車の音

工場の音

空調の音

商業施設の音

コンピューターの音

雑踏の音



様々な金属的人工ノイズが、私たちの脳を刺激し続けています。


たまに、渋谷のスクランブル交差点なんか行くと錯雑的でいいのですが、

毎日となると・・・、うんざりです、正直。





それに対し、

自然音というのは、


川のせせらぎや鳥のさえずり、

魚のライズ音、

木々がさざめく音。


など、自然が生み出した音
のことを言います。



人口音も自然音もどちらも、
空気を伝わってくる振動です。

周波数という単位で言い表したりします。



人口音は、低周波で大雑把な音。

自然音は、高周波や超高周波で、繊細で豊かな音。


というように分けられています。



人口音ばかりを四六時中聞いていて、自然音をあまり聞かない人は、
耳が鈍化し、自然音の高周波が聞き取りにくくなっている、


という、研究発表もあるようなんですね。


ちょっと、こわ。





■高周波自然音はエネルギー



それで、


高周波を含んだ自然音というのは、


「人間の脳にエネルギーを与え、体や心を活性化する働きがある」


ということが分かってきました。




釣りをしている人は、

体の細胞レベルで、こういう事は分かっていると思いますが、


「釣り行きて~な~」


とか、


「川のほとりに立ちたいな~」


と、切に思う時というのは、


自然音が足りていなく、本能的にそれを欲している、
という理屈なんですね。


結構、納得ですよね。




私なんか、

音楽やってた時は、夜中も車の騒音が鳴りやまない、
大都会の国道沿いのマンションの一室で、


毎日ヘッドホンで、

ギュイ~~ンと、ギターの音を全開で鳴らしたり、
シンセサイザーをバビュ~~ンピロピロとか、大音量で鳴らしていましたので、


今、考えれば、



「全然、自然音が足りてへんやん」(何故か関西弁)



と、気付きましたよ。




その後、


川が山から一気に海へ流れ下るように、
私も、フライフィッシングにのめり込みましたが、


これは、当たり前の現象だったんだと思います。


もう、貪るようにフライフィッシングをしましたもん。

まあ、なるべくして釣り人になったんだということですね。


飢えていたんです。自然音に。



足りないものが何なのか?


体が教えてくれますし、
その指示に従っていけば、


やがて、

行くべき道が分かってくるというものです。






■脳のエネルギー源


フランスの聴覚心理音声学の権威、アルフレッド・トマティス博士は、


「脳はエネルギーの90%を耳から調達している」


と、言っています。


そして、

「脳にエネルギーを与えているのは高周波である」

とも、発表しているんですね。





なるほど。


耳から調達しているのなら、


出来るだけエネルギーの高い、

良質な音を取り入れるべきですよね。



これを考えると、


川へ釣りに行くという行為は、


「自然音をたっぷりと脳に送り込み生命力を高めることが出来る」


最良の方法と、言えると思います。



釣りって、すげ~ですね。



更にフライフィッシングは、

快楽的に知的創造遊戯ですし、

好奇心をそそられる事ばかりですし、

ハンティングの興奮を味わえますし、


いいことばっかしなんじゃないですか?(勝笑)


いや、ほんと。







【読者さんからの声】


群馬県のSさんから感想を頂きました。


~~~ここから~~~


HPを拝見いたしました。
チェックニンフィングとは、これまで知りませんでしたので、
HPを読み、興味深く思っています。

私は、FFを始めたのはもう20年位前ですが、
ここ10年以上、FFから離れていました。

DryやWetの引っ張りの釣りが好きで、よくやっていましたが、
ある日、ドン深の川で太刀打ちできず釣れずで断念、

ニンフは川ではあまり釣れないものかも?と思っていました。



 

FF関連のHPを観ていると、10年余の間に、
いろいろとトラウト事情が進化していることに気づきました。

そしてスペイキャストなるキャスティングが目に入り
(知ってはいたがこれほどかっこい いとは思わなかった。)

これは面白そうだ、ということで、
そしてスペイを練習しました。そして管釣りで実釣もしてみました。

しかし、何か満たされません。
まあ、昔のように、適当に掛かるかな?くらいの感じで・・・・。

今シーズン、鮎の解禁までフルシンクのウエットでもやってみようか・・という位で。


そうしているところ、

ようやくこのHPにたどり着きました。
なんと、アウトリガーのようなスタイル?で、
がんがん掛かっているではないですか。これは凄いと思い、
先日、5STEPもDLしてしまいました。

これまで、全く捨てていた瀬の中の山女
をどうにかできるということには大変驚きで、この釣法に俄然興味が湧きました。

これまで、自分の中でほとんど開拓できていなかった
FFの新たな領域を勉強することができればこれは楽しいし、
ぜひ挑戦してみたいと考えております。

 
これから、再度FFについて深化できればと考えておりますので、
よろしければ、今後ともよろしくお願い申し上げます。



~~~ここまで~~~


Sさん、感想をありがとうございます。

Sさんは、餌釣りや鮎釣りと色々なことに好奇心旺盛に取り組んでいる方です。

その上で、今回チェックニンフィング(チェコニンフ)の釣りに
興味を持って頂いたのです。


この後、DVD教材を購入して頂きました。
こういう方って、実は一番応用が効くのかも知れません。

それぞれの釣りと比較でき、似て非なりな所を、
的確に肌身で分かるんだと思います。

バシバシ釣ってもらいたいですね~。

楽しんでください。






ということで、


今号は、何故釣りに行くのか?

の「音編」でした。



Tight Line!






私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact


フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
http://www.flyfishing-japan.com/shop



■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



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