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タイトル :キャスティングフローとニンフィングワークショップ
配信日時 :2015/11/29(日) 07:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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「キャスティングフローとニンフィングワークショップ」


大井しょうぶです。


フローとか、ゾーンといった概念に強く惹かれている今日この頃です。


フローとは、心理学者チクセントミハイが提唱する概念です。


「完全に浸り、精力的に集中し、完全にのめり込んでいて、
その過程が積極的で活発を伴い、成功している状態」






■キャスティングフロー


「何故、こんなにフライフィッシングにのめり込んだのかな?」

と、考えると、そりゃ色々あります。

色々沢山ありますが、やはり一番は、


「フライキャスティングにはまったんだな!」


というところに行き着きます。




では、「何故フライキャスティングにはまったのか?」


を、考えると、


「めっちゃ心地いい。自分が上手くキャストできた時はもちろん、
上手い人のキャストを見ているだけで心地よさで満たされる」


という事に行き着きますね。私の場合。


自分で、力んでいないきれいなタイトループが投げられれば
それを確認して心地いい訳ですが、

人のループを客観的に見ているのも、その全体の絵が何とも心地いいのです。


ましてや、

何十人という、レベルの高い人たちがいっせいにキャストをする光景は、
そのまま映画のワンシーンに入り込んだようなイリュージョンさえ感じるのです。


この間、名古屋で開かれたインストラクターの集まりに参加してきましたが、
そんな印象を再確認しましたね。


15mほどのラインをいっせいにダブルホールで投げる。

フォワードキャストは無論、バックキャストでもきれいなタイトループが伸びていく。
ラインはあまり落下せず、キャスターは自然体で力は抜けている。


そんなループが、ずらっと横並びで見れる。

こりゃ、たまらなく心地いい訳です。



と言うことで、


釣り場でも、時には人のキャストをよく観察するといいと思いますね。


ショートキャストでも、上手い人のキャストは何かが違います。
プレゼンテーションも、何かに気を使っています。

その微差を感じ取るのです。


体の使い方、腕の動き。
アークにストローク。リストの使い方。
クリープの意識、面の意識、ロッドの止め方。
ストップの位置、フォールのタイミング。


同じ動作でも、何かがちょっとずつちょっとずつ違って、
結果、ループの形やスピードやトルクや直進性や正確性が大きく違ってくる、

と言うことなんですよね。


バッドやゴルフクラブをスイングさせるだけでも、
めちゃくちゃ奥が深いのに、


フライキャスティングは、言ってみれば、
バッドやクラブに長い紐が付いていて、それを前後に上手く投げろ!


と、言っているようなものですから、(ちょっと違うかもしれないけど・・)


そりゃ、一筋縄ではいかない奥深さと面白さは果てしなく広がりますよ。


そんな超~~心地いい運動をしながら、
何なら魚もバシバシ釣れちゃうんですから・・・、



「いや~、フライキャスティング!あんたは偉い!」






■ユーロニンフィングワークショップ


ところで、
話しはがらっと変わりまして、


ある意味、ループキャスティングとは対極にあるユーロニンフィング(笑)
も、やっている私ですが、


ちょっと、そのワークショップと言いますか、
このメソッドの基本、概要をイベントで紹介をすることになりました。


JFFA(ジャパンフライフィッシング協会)が主催するイベントが12月4日、5日に
静岡の芝川で開かれるのですが、

その催し物の一つとして、私が「ヨーロッパスタイルのニンフィング」

と題して5日にその基本をレクチャーします。


時間を作って、ぜひ来てください。


「何で釣れるのか?何が違うのか?」

「興味はあるけど、いまいちよく分からない・・」


という方は、その目で確かめに来てくださいね。


関連アイテムも持っていって、簡単なブースで、
使い方等の説明も出来ます。


日本では、手に入らないものばかりですので、
この機会に手に取ってヨーロッパのコンペティター(競技者)達が、
どういうアイテムを使っているのか、見て下さい。



当日のお勧めは、


スターターキット ジャンバージョン
ヘンズGPXツーインワンロッド
ダビング材
ストライクインジケーター

などですね。

「Complete Angler」
http://www.flyfishing-japan.com/shop/




アメリカからも、大物ゲストが来ます。


フライフィッシングを広く普及する為の団体ですので、
初心者さんにこそやさしく、フライフィッシングの楽しさを伝えてくれると思います。


ちょっと、スキルアップしたい方にもいいのではないでしょうか。


オークションとかキャスティング講習とか色々あるようですし、
肩ひじ張らずに、リラックスして楽しめると思います。


詳しくはこちら。(Face Book Page)

https://www.facebook.com/groups/477169542417807/715406111927481/?notif_t=group_activity




ということで、今号はこの辺で。




Ps、

世の中、フローやゾーンに入れる人は実は数少ないと思います。
いつも、仕事に追われ予定をこなすことで精一杯。
本当に充実した楽しさを感じることは、なかなか出来ない。

フライフィッシングを愛するあなたは、
そんな状況から抜け出し、フローに入れる術を持っています。

道具を触っているだけで楽しい。
タイイングが楽しい。
キャスティングが楽しい。
ライズに超集中できる。

釣りの一日は、あっという間。
充足。満たされる。



「Is a sport, an art, a philosophy, is hunting, it is a prayer.」




Tight Line!






私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact


フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
「Complete Angler」
http://www.flyfishing-japan.com/shop



■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



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