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タイトル :ドライフライとニンフフィッシングの境目
配信日時 :2015/07/04(土) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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しょうぶです。


なでしこの活躍を見て、
最近、サムライニンフィングが出来ないものかと、
密かに野望を抱いています。




■ドライフライとニンフフィッシングの境目



「ドライフライは、水面に浮いている」

「ニンフは沈んでいる」


一般的にはそう考えられ、カテゴリー訳をしていますよね。


ですが、
実は、かなり曖昧なグレーゾーンが存在したりします。

あなたは、そういう意識を持ったことがはありますか?



例えば、

シロハラコカゲロウがハッチしているので、
それを模したCDCメイフライダンで、釣りを展開する。

フロータントを使って撥水させ、高い浮力を維持させます。

これは、ドライフライフィッシングといって言いと思います。



ですが、
このメイフライダンで反応が悪い場合、

「さて、どうしたものか?}

釣り人はあれこれと思案します。


そして、
ボディーが沈んでいる方が反応がいいことが多かったな~などと、
過去の記憶を呼び起こし、
ボディーが沈んでいる、半沈みのフライを使ったりします。

カーブドシャンクに巻いたCDCダンとか。
フローティングニンフとか、
クリップルダンとか・・・。


そんな選択をしている方も少なくないのではないでしょうか。



ここで、考えてもらいたいのは、


これらのフライを使った釣りは、


「ドライフライ」


の釣りなのか?


ということです。


半沈みのダンは、
羽化する途中を模した、
イマージャーと言えますよね。

ニンフからダンに羽化するまさにその瞬間、
であるのです。


クリップルダンというのも、
そのボディーは、ほぼ水面下に沈んでいます。

それが、釣れる大きな要素になっています。


フローティングニンフなどは、その名の通り、
ニンフが水面直下に張り付いて浮いている状態のフライです。



ほとんどの人は、これらの釣りを、


「ドライフライフィッシング」


と意識して、やっていると思います。



ですが、
よくよく考えてみると、


ニンフフィッシングのカテゴリーに入るのではないか?
というのが、私の考えるところなんですね~。




あなたが、普段ドライフライとして行っている釣りも、


「ニンフィング!?」


ではないか?ということなんです。





■何故、多くの人がドライフライと思うのか?


ドライフライは目視して釣る釣り方です。


何を目視するのかと言えば、
CDCダンなら、CDCのウイングですよね。

他にもウイングを、エアロドライとか、エルクヘアーとかで巻いて、
それを、目視して釣る訳です。


なので、


目視できる何か?が付いていて、
水面上にそれがあれば、


それは、ドライフライフィッシングである、という解釈を
無意識にしているのだと思います。



例えば、


CDCダンやエルクヘアーカディスなどは、
その水生昆虫そのものの形態がそのままフライとして形になっていますよね。

だから、これらのフライは、ドライフライと呼んでいいと思うんですが、


クリップルダンやフローティングニンフなどに付いている
ウイング(インジケーター)は、水生昆虫にはないもので、

人間の都合で、目視する為にあるもの、という考え方もできます。


もしくは、水面直下に張り付いた状態を演出する為のウイング(インジケーター)
という意味合いもあるとは思いますが・・。


でもですね、

水生昆虫には、それらはない訳ですからね。本来は。


ですから、
人間の都合でウイング(インジケーター)を付けている、
というフライも、実は結構多く存在するんですね。


まあ、もっと細かく言えば、

ニンフのウイングが半分出かかった状態を模したもの、というのも、
あると思いますけどね・・。


この状態って、
ドライフライよりは、ニンフに入るのではないでしょうか?、





■ウイングを取ったら、何になるのか?


クリップルダンやフローティングニンフのウイングを取ってしまったら、
何になるのか?


それは、もうニンフです。

ニンフとしか、今のところ言いようがないのです。


なので、

実は、私達がドライフライとして日頃行っている釣りのの中にも、

実は、

「表層のニンフィングなのではないか!」


という釣りが多く存在している、というのが私の見解です。


実際、ライトニンフを使って、
ライズを釣ることも私は結構ありますし。

この時のライトニンフとは、
ウイングを取ったフローティングニンフやクリップルダンに、
ほぼ、等しかったりします。


フェザントテールを表層に流すことも多いです。
表層どころか、水面を浮かせて流すこともあります。



フェザントテールの生みの親である、
フランクソーヤーも、この手のニンフィングが得意だったのではないか、と、
想像するんですけどね。



ということで、

結局、一概にドライフライとかニンフの釣りとか、
区別が付かないグレーな領域も多々ある、ということが、

より、フライフィッシングを面白いものにすると思っています、個人的には。



ヨーロピアンニンフィングをしていくと、

そういう感覚が芽生えてきますし、
改めて、水面から水底までを同時に瞬間的に意識するこのメソッドは、

貪欲でアグレッシブな釣りだな、と思う次第です。






■言葉による弊害


ドライフライとか、
ニンフィングとか、
ウエットとか、
ストリーマーとか、


こういう言葉による分類は、
非常に便利です。


その言葉によって、イメージが共有されるからです。
話しが早いですよね。


ですが、非常に便利ですが、その一方で、
言葉によって思考が限定されてしまう、

という側面もあると思うんですね。


つまり、

ドライフライはこうである。
ニンフはこういうものである。


と、決めつけてしまう思考、といいますか。



言葉によって、逆に、

「自由度を奪われ、無意識に線引きしている」

という弊害もあるということなんです。


そういう言葉による領域を取っ払って、
自由にその時の、もっとも生かされる選択を取れば、

さらに面白いフライフィッシングが楽しめると思っているんですね。



今、私が考えていることが、こういう自由度が最高に高い、

「フュージングメソッド」

なんです。


何のこっちゃ?

という感じだと思いますが。


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