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タイトル :フライキャスティングの飛躍的上達法 その2
配信日時 :2015/03/22(日) 07:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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こんにちは。しょうぶです。


今日は、


「フライキャスティングの飛躍的上達法 その2」


です。


前回は、普段釣りで使っているロッドより、
3番~4番、高番手のロッドで練習すると、
キャスティングの感覚が飛躍できるというお話しでした。


まだ読んでいない方、忘れた方はこちら。
http://archive.mag2.com/0000274931/index.html


このシンプルな練習方法は、断然効果がでますので、
ぜひ、試してくださいね。




さて、今回は、第2弾です。





■スピードを極端に変える


今回も結論から、ズバッとお話します。


「キャスティングスピードを、極端に変える」


ことを意識して、練習してみてください。



これは、どういうことかと言うと、


まず、フォルスキャストを、

「限界まで早いスピードで振る」

ことをします。


もう、目にも止まらぬ、
ラインが空気を切り裂くぐらいなスピードで、
振り続けます。



この時、ループは一定していることが条件です。
60cm前後のタイトループで、きれいなループを作ってください。



この高速キャストを、10往復~20往復しましたら、
キャスティングを止めずに、そのまま、



次に、フォルスキャストを、


「限界ギリギリまで、遅いスピードで振る」


ことを、します。


それはもう、ラインが落ちそうで落ちないくらいの
スロースピードで振ります。


ですが、ループは高速キャストと同じループであることが条件です。


スロースピードだからと言って、
ベリーが落ちたワイドループになってしまっては、いただけません。



自身の限界までスロースピードで振りますが、
ループは、きれいなタイトループを描いているということですね。



この超スロースピードキャスティングも、
何十往復としてください。


そして、また高速キャスティングに移り、
これを、繰り返します。




■ループは、同じ。



ループはスピードが変わっても同じループです。


高速の時は、タイトループが出来るけど、
スローな時は、オープンループになってしまうのでは、

本来のキャスティングメカニズムが、まだ、
機能していない、と言うことになるのです。



つまり、


「ロッドに全面的に仕事をさせる」


ことが、出来ていない証拠にもなるんですね。



特に、

スロースピードで振ると、多くの方は、

オープンループになり、ベリーが下がって、
地面に触れてしまうことも、多いのです。


この原因としては、

力で投げているので、
力が入らないスロースピードでは、力の入れようがない為に、
力のないループになってしまっている、ということです。



高速でも、スローでも、


「ロッドを曲げてその復元力で投げる」


ということが、出来ていれば、
ループは、同じ形のループが作れます。





■何故、この練習がいいのか?



この練習をして、
スピードに関わらず同じループが作れるようになると、

必然的に力が抜け、

ロッドを効果的に曲げる、ということが、

出来るようになってくるのです。


「力を抜く」


という感覚が、分かってきます。


力を抜くことが、
キャスティングの上達の為に、とても大切だということが、
分かるのです。






■曲げる位置を変える



この練習のコツは、

ハイスピードで投げている時は、
ロッドのバッドセクションを曲げる意識を持つと、
力をかけなくても、ハイスピードになります。


逆に、スロースピードの場合は、
ティップセクションで投げるように意識して見てください。


つまり、スピードによって、
ロッドの曲げる位置を変えるという意識を持ちながら、
キャストをするのです。


おそらく、多くの人は、
ロッドのどこを曲げるかを、意識しながらキャストしていないと思います。


ロッドのどこを曲げるかを意識するだけで、
スピードやループをコントロールができるということに、
気付くはずです。


これが意識的にできるようになると、

シュートの時にも、断然応用が出来、
素晴らしいファイナルキャストができるようになります。


カーブキャスト、スラックキャスト等、トリックキャストも、
ロッドをどう操作すればいいかが、分かるようになってきますので、

ぜひ、試してみてくださいね。



ということで、
今号はこの辺で。


どうぞ、より良きフィッシングを!

Tight Line!




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■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現へと向うのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



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