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タイトル :直感の鍛え方とフライフィッシング
配信日時 :2014/12/20(土) 07:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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【直感の鍛え方とフライフィッシング】



人間、生きていく上で最終的にもっとも頼りになるのは、

自分の内なる、


「直感」


ではないかな~と、思います。



誰かのお勧め話でもなく、インターネットの儲かる話しでもなく、
あなたが所属している組織の方向性でもなく、仲間のおせっかいでもない。

ましては、TVや雑誌でもない。


参考になる部分は大いに取り入れればいいし、
情報を手に入れることも大切ではあります。


でも、

本当のところ、最後にもっとも頼りになるのは、

「直感」

であると私は、直感します。



しかし、

現在はなかなか直感をキャッチできずに、
怒涛のことく押し寄せる情報にいいように振り回され、


あっちへ行き、こっちへ行き、


しまいには、自分が何者なんだか、どうしたいのか、
どうなりたいのか、


こういう基本的な主体性さえ、
失っている人がとても多い、と感じます。


一見、表面上は満足な人生、やりたいことをやれている人生を、
他人にアピールはする。


しかしながら、よく観察していると、
実は、不安や焦燥感を抱えながら、


彷徨っている人がほとんどではないだろうか。


つまり、

ごまかし、ごまかし・・・、


若かりし頃にあった、
溢れ出るような情熱は、すっかり影も形もなく、


誰かの指示を待つことが、日常の心のあり方になってしまっている。


「待つ」


ことに慣れてしまった人は、
自ら進んで与えようという感覚が、そもそも分からない。


何故、人に依存してしまうのかといえば、
自身の直感を信じきれていないからである。



時として、直感に従い行動を取ると、
孤立してしまうということに、不安や恐怖を感じてしまうのである。

群れから外れてしまうことを・・。



しかし、

自身の直感にそむくという事は、
結局、自分から逃げていることになるのです。

そのまま、一生自分から逃げまくる人生を送り続けるのか?




だが、安心してもらいたい。


世の中は、進化していて、
直感に従い生きている人間は増えている。


そういう人たちと、自立した関係を持つことである。

自立した、コミュニティーを作り上げることは可能だと思います。





■直感を鍛える方法


では、どうすれば直感を鍛えられるのか?
研ぎ澄まされるのか?


フライフィッシングは、直感を鍛えるにはもってこいの行為である。


川へ立って、魚の気配を感じ、
天候を読み、

全身の細胞を解き放ち、
感じるのである。


あのポイントに魚は付いているかどうか、
直感で感じるのである。


今のは、アタリなのかどうか、
直感で感じるのである。


このフライは釣れるかどうか、
直感で判断するのである。


そりゃ、はずれることもある。


しかし、繰り返すことによって、
必ず直感力は付く。


人間圏のくだらない情報に惑わされることなく、
自身の直感に従う。


大地からの情報をキャッチできるアンテナを研ぎ澄ます。


こういう能力が、益々必要になっていると思います。


誰かの話。
誰かの情報。


外からの情報をインプットするだけではなく、
自身の内に最初からある直感を呼び戻すことが、

一番の成功、成幸に繋がる。


外からの力ではなく、内にある閉じ込められていた力を外に溢れだすのである。


直感をアウトプットするのである。


溢れ出させるのである。
溢れ出てしまうのである。


もう、止めどもなく情熱を溢れさすのである。






■考えるな、感じるんだ。



「Dont think! Feel!」
「考えるな、感じるんだ」


とは、私がもっとも影響を受けた偉人の一人、
李小龍の名言だが、


その感じ方は、人それぞれ。


どう感じるか?

何を感じるか?

どこまで感じるか?

こういう意識がその後を左右するだろう。


魚の気配を感じながら、
地球の呼吸も感じる。


木を見て、森も見る。


フライフィッシングはそれができる。


本能的でありながら、
大きな変化を受容できる懐の深い遊びである。





■直感をなおざりにした一つの結果


その昔、音楽の熱にうなされていた若かりし頃、

「ある人間」とこれ以上は付き合えないと、私の直感は発動していた。


しかし、周りとの人間関係や情も手伝い、
そいつのくだらない妬みや暗さに付き合ってしまった時代があった。

私の直感はあえいでいた。


そいつは、私に付きまとうだけ付きまとった。
私の人生に寄生してきた。

依存、クレクレ君というやつだ。


私の人生は、大きく後退してしまった。
守らなきゃいけない人さえも、守れない男に成り下がった。


・・・。


それから、何十年だった今でも、
その時の直感は正しかったと、今の直感はそう答える。


直感に従う。

これほど、確かなものはない。


もし、直感力が薄れていると感じているなら、

周りの目を気にしながら、自身を偽っていると感じているなら、

誰にも批判されないような生き方を選んでいるのなら、


フライフィッシングに出かけていって、
魚を釣ることに集中してもらいたい。


たった、一人で行くべきだ。

そして、一人で始めるんだ。


その楽しい行為の中で、
眠っていた直観力を呼び戻すことが出来るはずです。








【追伸】


フライフィッシングでもっとも直感を鍛えられる釣法。
それが、この釣り方だと私は本当に思っています。

武道にも通ずる、気配や間合いの釣り。


西洋と東洋の融合
ヨーロピアンスタイルフライフィッシング
http://europiannymphing.flyfishing-japan.com/index.php?EuropianNymphingMethodLetter%2Fi




私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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