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タイトル :微差力とフライフィッシング
配信日時 :2014/11/24(月) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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【微差力とフライフィッシング】


しょうぶです。

年末に向けて、断捨離を始めました。

ときめかないものは、バンバン捨てていますが、
タイイングデスクは、なかなか片付きません。

ハックル一枚でも・・・ときめいちゃうんですよね。これが。




■微差力と、フライフィッシング



「違うを生む違い」「微差力」

が、釣れる人とそうでない人の違いになると思うんですね。


世界は、ミリ単位、いやもっと細かな単位の差によって、
動いています。



イチローのバッティングは、
数ミリ当たり所が違うだけで、
凡打になるか、ヒットになるかが分かれます。


タイガーウッズのパターも、
数ミリ玉に当たる角度が違うだけで、
カップインするかしないかが決まります。


サッカーのゴールも然り。


絵画や書道もそう。


タンメンの最後の一つまみの塩を入れるか入れないかが、
絶妙な美味さになるかしょっぱいかを決めます。(何故、タンメン?)


日本の職人技なんて、世界トップクラスの微差力を誇りますよね。


最先端のテクノロジーも、まさにそうです。



微差力は、概ね全ての営みに表れる現象です。



フライフィッシングも然り。


今、私が日本に紹介しているヨーロピアンスタイルも、
まったく同じです。



微差力が鍵なんです。




■らしからぬ釣り?


ちょっと前に、本屋で、


竿下を釣るのは、餌釣りをそのままフライでやっているようなものだから、
そんなのはフライフィッシングらしからぬ、つまらない釣り方だ。


というようなことが書いてある本を読んだんですね。

(それが、ユーロニンフィングを言っているのではないとは思いますが、
竿下を釣る超ショートディスタンスの釣り方もありますので・・)



私は、それを読んだ時に、
内心、ニヤッとほくそ笑んでしまったんですが、

何故かと言えば、

「具体的な釣り方が分かってないから、
こういう言い方になっちゃうんだろうな~」と、

思ったからです。


(じゃあ、マーカーニンフィングだって、
餌の浮き釣りと同じじゃね~かい?)

なんて、思いましたが。



いや、「らしからぬ」というのも、
感覚としては分かるんですよ、私も。


当初、私もそんな感じでしたから。


でもですね、
もう少し柔軟に頭を柔らかくして考えてみると、


「多くの人が固定観念に縛られていて、見落としている釣り」

「死角になっている釣り方」


とも言えるんです。


そして、何より、


「釣れる!」「今まで釣れなかったポイントでも釣れるぜ!」


という事実が、そういった固定観念や偏見を、

完全に吹き飛ばしてしまったんです。私の場合。




それでですね、

この本の表現はまず、
大雑把過ぎるんですね。


竿下の釣りは、えさ釣りと一緒というのは、
ちょっとですね・・・雑ですね、捉えかたが。



何故かと言えば、


まず
ロッドの長さもアクションも違いますし、
そうすると、キャスティングも当然違ってきます。


餌釣りは、数種類の生き餌ですが、
フライフィッシングは、膨大な種類のフライ(毛ばり)を使うわけで、
この時点で、大きな差を生んできるんです。


分かりますか?



立ち位置だって、違います。

流し方も違います。

アクション(誘い方)も違います。

リーダーシステムも違います。

このニンフィングは、ガン玉使いませんから。



つまり、

似て非なり。


何から何まで違うということが、本当のところなんですね。



いや、もちろん、
似ている部分はありますよ。


水中に沈めて釣る釣り方であることは間違いありませんから。


まあ、そのくらいなもんですけど。


そして、
ヨーロッパスタイルは、
ショートディスタンスからロングディスタンスまで色々あって、

竿下の釣りもその一部に過ぎない訳でして。




■微差力、違いを生む違い


何が言いたいのかというと、


結局、釣りも微差力なんですよ。


違いを生む違いが、ぼんやりとではなく、
具体的にはっきりと分かっているかどうか、なんですね。


そして、このことは、


ドライフライやウエット、ストリーマーにも、
言えることです。


例えば、ドライフライ。


マイクロドラグをどう回避できるかによって、
ライズを仕留めることが出来るかできないかに、なる訳です。


フライのサイズが、18番から、20番に変わっただけで、
魚の反応が、すごぶる上がることも多々あります。


ワンポイントカラーを入れるか入れないか、
それだけで、釣果が変わってきます。


釣れる人と、釣れない人の差は、

この

「微差力」


なんです。



もちろん、私もこの微差力を埋める為、
新たに発見する為に、試行錯誤しているのです。






■具体的なアンダーサーフェス微差力



・フィッシングフォームとロッドの角度

・最強な流し方、トレース方法

・ばれないフッキングの仕方

・最強のポジションの取り方

・釣れまくるフライの選択基準

・ワンポイントをどのように組みこむことがベストなのか

・革新的なニンフフライは世界を制す

・いくつもある効果絶大なアクション

・いくつものリーダーシステムの使い分け

・絶妙なアタリの見分け方

・他の釣り方(ドライやウェット)との融合

・フライフィッシングの概念さえ変えてしまう、進化



これらの違いを、
具体的に明確に分かりますか?


いくつもの微差力が潜んでいるのです。



何となく自己流で、
なんとなくぼんやり分かるような・・・ではなく、


はっきり具体的に答えがあるんです。



ですから、例えば、


一人の人間がいくら時間を掛けて考えたところで、
追いつかないステージがそこにはあるということなんですね。





■日常生活でのフィードバック


サラリーマンでも、営業マンでも、
自営業でも、職人でも、

この微差力によって、評価が違ってきたり、
成績が違ってくるといっても、過言ではないと思います。

人が気付かないちょっとした気付きが、
人の心を掴むのです。


微差力・・・大切です。



なので、同じフライフィッシングを楽しむのなら、
こういう感覚を持ちながら釣りをすることで、


その釣り思考がそのまま、
あなたの日常生活、人生に直結してくると思うんです。


めちゃくちゃ楽しく釣りを追及することが、
そのまま仕事にフィードバックして、実生活にも影響を与えるのです。


どんな仕事でも、

コツ
キモの部分
隠し味
職人技
秘伝


があり、これが微差力となって、
世の中を、世界を、人の心を動かしている訳ですよね。




ということで、
フライフィッシングでの微差力は、
この教材で学べます。


多くの日本人が見落としている
アンダーサーフェスビサリョク!!
http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/DVDTeachingmaterial






【追伸】


足元の至近距離からフルラインフィッシングまでを
こなせるようになれれば、高いステージにいけると思います。


しかし、

釣り場で、いきなり遠投から始める人も多いんです。

スペイで、バシャバシャとラインを暴れさせたりとか。


つまり、「灯台元暗し」になっています。
足元の魚を、釣る前から逃しているんです。

ショートディスタンスの釣り。

この重要性が分かれば、もっと釣れるようになるはずなんです。




※注意

でも、だからといって、

ショートディスタンスの釣りしかしない(出来ない)、
ライズがあってもニンフィング!みたいな
人も過去にいましたが、


それでは、

「灯台元しか照らさず」

になってしまいます。


こういう人は、思考が偏りすぎていて、
視野が狭くなっちゃってるんです。

本人が気付いていないだけで。


釣れる釣り方ではありますが、
そうならないように、気を付けでください。^^;




・視野を広く保つ。

・その上で、ユーロニンフィングも積極的に取り入れてみる。

・新しい感覚が身に付く。釣れる。楽しい。

・ワンランクステージが上がる。

・他の釣り方にも、応用ができる。


こういうバランスが大切だと思います。





ということで、微差力について考えてみました。


あなたは、どう感じましたか?








【アンダーサーフェスマジック】

もし、あなたが自身のフィッシングスキルに壁を感じているのなら、
このメソッドを取り入れて新しい扉を開いてください。
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【レッド瑪瑙フレーミングバンブーロッド】

美しさと高級感、そしてしなやかさ。
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私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
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フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
http://www.flyfishing-japan.com/





■伝えたいこと

本当は・・
私たちはもっともっと本来の自分の求めているライフスタイルを実現するべきなんです。
そのことが、生きる意味だとも思います。

少しだけ今までより半歩前へ踏み出すだけで、
それは実現できるのは分かっているのに、何となくやらないでいるだけです。

フライフィッシングをライフスタイルの中に取り入れましょう。
沢山の喜びと癒しと学びを、得ることができるでしょう。

あなたの人生を、自身の手で心地よく作り上げていくには、
フライフィッシングというスタイルはとても素晴らしい選択の一つであることは、間違いありません。

そのことを、伝えていきたいのです。
フライフィッシングのイデア(理想、哲学)を表現していきたいのです。



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