【フライフィッシング進化論】 バックナンバー一覧

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タイトル :北海道が熱い!率直な思いを伝えてくれました。
配信日時 :2014/07/18(金) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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おはようございます。

大井しょうぶです。


北海道在住の方から、DVD教材購入直後にメールを頂きました。

率直な思いを伝えてくれました。

参考になりますし、インスピレーションを受けると思いますので、
ぜひ、読んでみてください。

(Sさんから、掲載許可は頂いています)



~~ここから~~


大井しょうぶ 様


初めまして、北海道●●在住のSと申します。
先日、配信メールにて北海道でイトウや虹鱒が釣れている情報を目にしました。

私も、かれこれこちらで販売しているDVDが気になっておりました。

釣れない釣り師をしてかれこれ10年くらい経ちます。

フライの始まりはドライでしたが、
最近ではウェットフライに興味があります。

ニンフはあまり釣れたことがありません。


近所には●●川という1級河川が流れております。


居住区域は中流域から下流域といったところで、
川幅も広く、深く、流れの速い所が多いです。


地元では、ダブルハンドが主流で、
ストリーマーやウェットフライで釣り下るというようなスタイルです。


ちょっと昔はロングベリーのスペイフィッシャーが多かったですが、
最近はスカジットやスカンジナビアンスタイルのラインシステムを利用して
釣りをする人が増えているようです。


私は見よう見まねで、15f-#10のスペイロッドを手にし、
訳も分からず振っておりますが、
釣れるのは、フライピックアップの時にウグイやヤマメばかり。
本命の虹鱒は掛けたことがありません。


2年前ほどから、知り合いの指導のもと、本流えさ釣りも始めました。
餌の流し方から魚の付き場まで色々と考えることがあることを知りました。


餌だから簡単に何匹も釣れるようなものでもない
という厳しい現実も知りました。

こうして、釣れない釣りを繰り返す日々ではありますが、
川には魚が居ることが分かりました。

だけど、なかなか釣れないのが現実です。


最近では釣り以外のスポーツでも努力はするが、
結果が実らないことが多々あることが分かりました。


どうやら、何をするにしても、
「これはこうだ」「あれはこうだ」というように、
無意識に思考がある側面に対して固定されてしまい、
柔軟な思考対応が出来ないことが原因ではないかと気がつきました。


正直、魚が釣りたいです。
数よりも、釣れる現実を体験したいです。
自分で考えた結果、釣れる現実です。
たまたま釣れたとか、ビギナーズラックではなく。


藁をもすがる気持ちで、大井さんに助けて頂きたいと思い、
先ほどDVDの購入手続をしました。

正常に手続が進んでいるか不安ですが、
とりあえず、支払い方法はPayPalの方で済ませました。


以前、衛生放送にてヨーロッパで行われた
ニンフィングの大会を見たことがあります。

シングルでしかもかなりショートディスタンスで
コンパクトな釣りをしている後景に驚きました。


よく、ダブルハンドで、
遠くへラインやフライを飛ばそうと躍起になりますが、
以外にも足下でライズがあったりします。


足下の魚を釣るのが一番難しいと言う方もいらして、
あながちウソではないように思えます。



長文・駄文失礼しました。
まだまだ沢山お話したいことがあるのですが、
グッとこらえてDVDが到着するのを待っております。


北海道●●町 S・K





■しょうぶ返信コメント



Sさま


お問い合わせありがとうございます。

そして、DVD教材へのご参加ありがとうございます。


早速ですが、
まず、最初に結論からお話しますと、

このニンフィングを実践して頂ければ、
釣れるようになることは、時間の問題だと私は思っています。


もちろん、
その時の状況によりますので、
いつでも釣れまくれる訳ではありませんが、

おそらく、
フライフィッシングの様々な釣り方の中で、
一番、汎用性があり釣れる確率は一番高いのではないかと考えています。


無駄を省いたシンプルなシステムの中に、
魚をひきつける工夫が、ちりばめられていますし、

より、アタリの感度を研ぎ澄ます為の工夫もあります。



Sさんのフィールドは、中流域から本流のようですので、
どこまで、ウェーディングが出来るかが、大きなポイントになると思います。


ヨーロピアンスタイルは、
基本的には、近距離でのニンフフィッシングになりますので、

ヨーロッパの方達は、本流では、
胸までガッツリとウェーディングして、タイトなニンフィングを展開します。

よく流されておぼれないよな~と、感心します。

川で、泳いだり流されたりすることも想定した釣り方をしている訳です。


ですが、
この方法は、ウェーディング技術も求められますので、
誰にも進められる訳ではありません。

ウェーダーに水が入れば、ひっくり返る可能性もありますので、危ないです。


もし、可能であれば、
鮎タイツ(ウェットタイツ)なら、安全性は高くなると思います。


ですから、

多くのフライフィッシャーマンは、
そこまでアグレッシブに釣りをするよりは、
ダブルハンドのスペイで、遠投をして釣りをしている訳です。


とは言うものの、

立ち込むにも、やはり限界はありますので、
立ち込んで釣りができない激流や深場では、

ダブルハンドでのシンキングウェットやストリーマーは、得策だと思います。


得策なのですが・・・、
もう一つのポイントとして、Sさんもおっしゃっているように、
灯台下暗しで、足元のポイント、近場のポイントにも、
魚は付いていることも、多いのも事実だと思います。


(ダブルハンドは、手前は釣りづらいというのもありますね。)


ポジショニングに気をつけながら上手く立ち込めば、
本流でも色々なポイントを探れるはずです。


狙う魚によっても、ポイントは違ってくる訳ですし。



そういった意味で、
ヨーロピアンニンフィングは、中流域~下流域でも、
十分、通用する場面も多くあるはずだと、考えています。


ぜひ、●●川でこのニンフィングを挑戦してみてください。


応援しています。





Ps、


≫「これはこうだ」「あれはこうだ」というように、
無意識に思考がある側面に対して固定されてしまい、
柔軟な思考対応が出来ないことが原因ではないか気がつきました。



とても大切な要素だと私も思います。
私も、未だに固定観念に縛られてしまうことも多いです。(汗)

そして、多くの人も同じだと思うんですね。
気付いていないだけで・・。

釣りも、無意識の判断を繰り返しているのですから。


まずは、今までは今までで、リセットして、
何でもありで、色々試してみることがいいのではないでしょうか。

美意識やこだわりも大切ですが、
新たなトライをすることも、もっと大切な気もします。

自身で試行錯誤して釣り上げた魚こそ、価値があると思います。




~~ここまで~~




Sさんは、研究熱心な方です。

ドライにダブルハンドに餌釣りの流し方、
そして、このニンフィング。

貪欲に色々なノウハウを取り入れて試行錯誤しています。


本流域は、確かに難しい場面も多いですよね。
ほんと、男の釣りです。
耐えて耐えて、その先にある感動を目指すのですから。


でも、こうしたチャレンジは必ず成功に近づいていると思います。
もう、手に取るような先のことかもしれません。


私も、新たな挑戦に駆り立てられる思いでした。


Sさん、ありがとうございました。


また、報告待っています!





本流域でも、通用できるはず!
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では、今号はこの辺で。

どうぞ、より良きフィッシングを!





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