【フライフィッシング進化論】 バックナンバー一覧
| タイトル | ：イトウとの激闘1時間半！ |
| 配信日時 | ：2014/06/13(金) 06:00 |
本文：
| 『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり これに勝るものはなし』 『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、 いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』 By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」 ----------------------------------------------------------- お早うございます。 大井しょうぶです。 軽いジョギングや、早歩きウォーキングの後、 サウナ～水風呂が、 最高に気分がいい～！と実感しているこの頃です。 ■イトウとの激闘1時間半 先日、ＤＶＤ教材をご購入頂いた、 北海道在住のＯさんから、驚きの釣果報告がありました。 なんと、3番のロッドで９２ｃｍのイトウを釣り上げたのです。 ランディングまでの時間は１時間半。 ＤＶＤを見た翌日の出来事だそうです。 行動のすばやさに加えて、運も味方したと思いますが、 このニンフィングのトレース方法や、釣り方を意識した結果でもあると思っています。 北海道という懐の深いフィールドは、 大きな可能性に満ちていますよね。 本州でも、 中流域や本流の大物もいけるはずです。 サクラマスとか、大型のレインボーとか。 立ち込める深さ、流れのポイントなら、 ヨーロピアンニンフィングでも、十分、通用します。 サクラマスは、 口が柔らかくバレやすいので、 ランディングが難しいとされている魚ですが、 このニンフィングで掛かった場合、 バレも少なくなると考えています。 何故、そう言えるのか？ （このページの考察参照） http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?Mr%20O%20Fishing%20record ■リーダーの太さ、ドロッパーラインの太さ考察 ヨーロピアンニンフィングの場合、 あまり神経質にならなくてもいいような感覚があります。 私は、基本は４Xを使っています。 状況で、かなり魚がすれているようなら、５Xにします。 ところが、 ドライフライの場合、すれている時やミッジングなどの場合、 ティペットを、１０ｘや１１ｘにまで落とすこともあります。 これは、 水面にラインが干渉しているから、 ラインの存在を魚が見破りやすいのだと、考えられます。 ニンフィングの場合、 ラインは、水中に沈んでいる訳ですから、 魚にも見破られにくいと、考えられます。 ですが、 マーカーニンフィングの場合は、 もう少しラインを細くして釣ることが、 一般的に多いような気がします。 マーカーニンフィング（ルースニング）と、ユーロニンフィングでは、 何が違うのかと考えたところ、 ユーロニンフィングは、ドロッパーをつけますので、 アンカーフライとドロッパーが近い距離で相互に干渉しあいます。 魚も、2つあるいは3つのフライ自体に気が集中し、 ラインの存在を確認する余裕がない状況を作っていると、 思っています。 つまり、 魚は、アンカーフライを見たり、ドロッパーを見たりで、 せわしなくなり、興奮状態になっていると思うのです。 実際はどうなのかは、魚に聞いてみないと分からないですが・・・。 マーカーニンフィングの場合、 フライは一つですので、 魚もフライの周囲を、余裕を持って観察することが比較的出来ていると 推測しています。 その結果、ラインが太すぎると見破られてしまうわけです。 このように、ドロッパーの効果というのは、 ラインの存在にも、影響を及ぼしているのだと思います。 太いラインを使ったほうが、 大物が掛かった時や、扱いやすさと等で有利ですので、 この辺の違いも、 釣果に差がでる要因になっているのではないでしょうか。 また、 ルースニングでは、 ナチュラルドリフトが基本的な流し方です。 ドライフライのように、マーカーをドラグフリーに流して、 水面下のニンフも、ナチュラルに流すということですね。 その為、リーダーティペットはより細いほうが、 水流を受けてもドラグが掛かりにくいので、 細いラインを使うことがより有利になるという考え方ですね。 ところが、 ヨーロピアンスタイルのニンフィングの場合、 ナチュラルドリフトも数あるドリフトの中の一つで、 そのことに、最大の注意を払っている訳ではないのです。 ニンフというのは、 実は水中ではかなり動きが活発な時も案外あるのです。 （もちろん、流れに逆らわれずに流下するだけのニンフも多いですが。） この辺を、どう演出していくかが、 奥深いところであり、面白いところなんですね。 【バレも少なくなるトレース方法】 ニンフフィッシングで、釣りまくれ！ http://www.flyfishing-japan.com/shop/fwd3/DVDTeachingmaterial 私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。 http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact フライフィッシング私的大全（もっと遠く、もっと広く！） http://www.flyfishing-japan.com/ 配信解除はこちらから。 http://tinyurl.com/ygakyt9 |