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タイトル :ヨーロピアンニンフィングショートリーダー考察
配信日時 :2013/10/03(木) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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こんにちは、しょうぶです。

すっかり、秋の気配ですね。

この間、仲間と居酒屋でサンマの刺身を食べたのですが、

美味かったですね~!
やはり、食は旬もので決まりですね。



■さて、前回は、


マーカーニンフィング、
アウトリガー、
サイトニンフィング

についての、リーダーティペットについて考えてみました。


そして今回は、

「ヨーロピアンニンフィング」

について、様々な角度から解説していきます。


ニンフィング自体が、好きではない人もいるかと思いますので、
その方たちには、お役に立てないかもしれませんが、

でも、釣りの上達には役立つ内容も実はかなりありますので、
読んでみてくださいね。



■ヨーロピアンニンフィングってそもそも何?



ポーリッシュニンフィング(ポーランド)
チェックニンフィング(チェコ)
フレンチニンフィング(フランス)
スパニッシュニンフィング(スペイン)


これらの総称が、


「ヨーロピアンニンフィング」


と、世界的に呼ばれています。


ざくっと言ってしまえば、
競技会に勝つために進化してきた釣法なんですね。


大別すると、

ショートリーダーの釣り方である
チェックニンフィング
ポーリッシュニンフィング

と、


ロングリーダーの釣り方である
フレンチニンフィングと、
スパニッシュニンフィング

に分けられます。




■ではまず、ショートリーダーのリーダーシステムについて。


私は、2010年のポーランド大会にもエントリーしたんですが、
実は、ヨーロピアンニンフィングの始まりは、
ポーランドなんですね。


ポーランド大会の時に、私たちをガイドをしてくれたヤーンは、
ポーリッシュニンフィングでヨーロッパチャンピオンにもなったそうで、
釣れるシステムであることは間違いですね。


チェックニンフィングやポーリッシュニンフィングのリーダーは、
短く、その間にストライクインジケーターというラインを入れることが大きな特徴です。


短いってどのくらいかと言うと、
8フィートとか、10フィートとか、そのくらいです。


ストライクインジケーターリーダーというのは、
簡単に言えば、カラーリーダーのことで、
単色や、バイカラー(2色)のものなど色々あります。


長さも、
短いものですと、15cm~。
長いものだと、40cm~。


川の規模や、釣り方で変えて行きます。


フライラインに直接結ぶ、ファールドリーダーもありますし、
テーパーリーダーの途中に入れ、
その先にティペットを結ぶというシステムもあります。



何だか、ややこしい感じですが、

「短いリーダーに、目立つインジケーターリーダーを入れ、
タイトにアタリを取っていくというシステム」


ということですね。


結構、シンプルです。
でも、そのシンプルさが奥が深いところでもあるんですね。




■もう一つの特徴として、

ドロッパーシステムを使うということが上げられます。


短いリーダーティペットの中に、
フライを2つとか、3つとか付けるんですね。


「え~、そんなにフライつけてどうすんの~?」


とか、あなたは思うかもしれませんが、


例えば、ウェットフライは、
ドロッパーを使うことが一般的で、多くの人に馴染みがあると思います。


今までの歴史、スタイルがそうであったので違和感がないだけで、
ニンフィングでも、ドロッパー使ったってばちは当たらないと思います。(笑)

バーブフックの方が、ばち当たりそうな気が・・。


なんなら、ドライフライだってドロッパーとか面白いと思いますし・・。



ということで、
よりタイトに釣れる方法を突き詰めていくと、
こういう感じになるのかな~と。




■何だかガツガツした釣り方なイメージですが、


でもですね、
ヨーロッパでは、モダンフライフィッシングの中の一つにも、
数えられているようですし、

まあ、
釣り人の感性しだいという所も、大きいかもしれませんね。


チェックニンフィングも、
ゆったりとしようと思えば、そうできると思います。


何にしろ、

競技会に勝つための釣り方ですので、

「釣れる」

メソッドであることは、間違いありません。

私の経験からも、まあ、そう言えますね。





■編集後記


実は、ヨーロピアンニンフィングのノウハウを日本に紹介しようと、
映像を撮っているんですね。


企画自体は、かなり前からあったのですが、
あっち行きこっち行きで、何だかんだで伸び伸びになってしまい、
やっと形になってきた感じです。


この間の台風の影響で、どこいっても濁流で大変でしたが、
7割ほどは、撮り終えました。


その模様を少しだけ、写真でブログにアップしていますので、
見てください。
http://ameblo.jp/flyfishing-japan


マテリアル解説なんて、結構面白そうでしょ。


来週、残りを撮り終える予定です。


できれば、できれば・・、

いや、よしんばできなかったとしても・・、


「応援!」


してくださいね~!



では、今号は、ショートリーダーのお話でした。

次回は、フレンチニンフィングなどのロングリーダーの解説をしてみたいと思います。

ぜひ、お楽しみに。



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今後、頻繁にメールを送りましので、
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■■フライフィッシング進化論ミッション■■


このメルマガはフライフィッシングのメルマガですが、
何処そこで何々が釣れました、とかいうこと以上に、
その奥にある内面にフォーカスしたメルマガにしていきます。
(もちろん、釣行記やテクニック論も書きますが)

そして、

この広い世界の今の時代の日本で、
私たちがこうして出会った奇跡(もしくは必然)を思う存分楽しむために、
様々な視点で有益な情報を発信して行きます。



数ある趣味やスポーツの中で釣りをサンプリング(選ぶ)し、
更に釣りの中でも一番に知的好奇心をかきたてるフライフィッシングを選んだ私たち。
いや、選ばれたと言ったほうが、しっくりくるかもしれない。

同志といってもいいと思う。
少なくても、このメルマガを読んでいるあなたを赤の他人とは思えない。

それが新しい時代の人の繋がりであり、関わるという大切な要素だと考える。


私は決心した。

それは一生涯の友としての付き合いをする、ということを。
    つまり、私は勝手にあなたを友としたい。

仲間は守りあうもの、であるので、
私は様々な情報を発信し、少しでもお役にたてるように行動を取っていきたい。

時にそれは釣りから外れることもあるかもしれない。

しかし、

その内面を見つめたとき、
全ては繋がっている訳で、
巡りめぐって、釣りが上手くなっていたりする。
人生を楽しむ達人になっていたりする。



そんなソーシャルメディアにしたいと思っています。

具体的には、


環境問題(川、水、森、木、海)
資源問題
日本人とは

健康面、
体力面、

経済面、
自己啓発、
音楽、
哲学、
宗教、
芸術


など、
その時々で多岐にわたることになるだろう。

何故なら、

これらの様々な好奇心をかきたてながら釣りに行くことが、
立体的に複合的にフライフィッシングをとことん楽しむ術になるのだから。




フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
http://www.flyfishing-japan.com/


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