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タイトル :釣れるヒント。仲間募集中!
配信日時 :2012/11/04(日) 07:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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仲間を募集しています!

詳しくは、編集後記で。



■釣れるヒント


近場の冬期釣り場へ行ってきたんですが、
活性が悪くほとんどのフライの人は釣れていません。
私も最初の一時間くらいは、何の反応もなく時間だけが過ぎていきました。


ルアーの人が数人いて、何匹かランディングしていました。


私は、ルアーが釣れていることを見て何故釣れているのかを想像しました。
そして戦略を立て直し、釣り上がっていきました。


そうすると、30cmオーバーのレインボー(放流魚)が3時間で8匹釣れました。
フライの人が誰も釣れていないところを、8匹はまあまあの出来で満足しましたね。


この時の釣れた秘訣は、でかいフライを使ったことです。
でかいバグフライや、でかいストーンフライニンフなどです。
でかい・・だけではアバウトすぎますが・・・、まあ#8とか#6とかのニンフです。


実際には、川にこれらの水生昆虫は流れていませんし、マッチザハッチではありません。
しかし、釣れたわけです。


考えられる理由は、この手のフライに魚たちがすれていないということが、
一番の要因だと思いますね。


おそらく他の人は、小さめのヘアーズイヤーやフェザントテールや
ファジーなビーズヘッドニンフなどで釣ったんだと推測しますが、
それらのフライは連日流されていて魚はスレてしまっているのです。


中には、水生昆虫のハッチもなくライズも皆無なのに、
ドライフライをひたすらナチュラルドリフトしている人もいました。
それも最初から最後まで。



何故、ドライフライにそこまでこだわるのか?は、私には分かりませんが、まあ人それぞれでしょうから・・。
でも、何の反応もなく釣れていませんでした。


ドライフライは、基本的にはハッチがなければ釣れません。(時に例外はありますが)
しかしハッチがありライズがあるときは、それはもうドライフライの独壇場な訳です。


ですが、こんな時にドライフライはやらずに重いニンフを沈めて釣っている人も多いですよね。
何故、ニンフにばかりこだわるのか・・?


つまり、状況に合わせた釣り方が出来ていないのです。


ドライならドライだけ。
ニンフならニンフだけ。
良くてマーカーニンフとドライ。



ドライフライしか興味がない人も多いですが、そういう人は、


「ニンフィングをすることによって、ドライフライの釣りにもフィードバック出来る」


ことが分かっていないんですね。


その時の状況に応じた釣りをする、ということで他の釣り方にも応用ができるんです。


それは、例えばルアーの人が釣れているようなら、何故釣れているのかを想像し想定し、
それを自身の釣りに反映させることです。


フライマンは、ルアーには興味もなく無関心な人も多いですが、
少し視野を広げれば、ルアー釣りから様々なヒントが得られます。


フライしか興味がないという気持ち、こだわりも分かりますが、
一旦視野を外に向けると様々な気付きを得られます。


お試しあれ。





■キャスティングスクールの効能



少しずつですが、キャスティングスクールに参加される方が増えてきています。
そこでキャスティングスクールの効能について書いてみたいと思います。


まずですね、
どうもキャスティングが上手くいかないと感じていたり、どこがどういいのか悪いのかが分からない、
という方は、ぜひスクールに参加することをお勧めします。



・自分のフォームは客観的に見れない

自分のフォームの良し悪しは自分ではなかなか分からない

自分のキャスティングの癖も自分ではなかなか分からない


というものがあります。


上級者の人でも、自分のフォームを客観的に分析出来ているようで出来ていなかったりします。


ですから、どこをどう直せばいいのかが具体的に分からないので、
一人で練習をしても漠然とキャストを繰り返しているだけで、進歩もほぼない状態なんですね。




【私の経験談】


実は私もフルラインが出せなくて、試行錯誤を一人でずっ~~としていた時期がありました。

私は子供の頃から運動神経はいい方だったので、一人でもどうにかなるさ、簡単に出来るようになるだろう、
なんてタカをくくっていたんです。

しかし、たまにタイミングが合うとフルラインが出るくらいで、コンスタントには出来ませんでした。
しかも、その内にテーリングを多発するようになってしまい、悪循環に陥ってしまいました。


これはいかんという事で、トーナメンターの方に頼み込んでキャスティングを見てもらったんです。


そして、アドバイスを2言3言聞きフルラインをキャストしてみたんですね。



結果は・・・、そうです!!


あれっと思うくらい簡単に、スパッときれいにフルラインが飛んでいきました。
しかも何度も同じように出来たのです。

これは偶然ではなく、そういうフォームとタイミングで投げられていたからです。

ほんのちょっとしたアドバイス。
ほんのちょっとした気付き。

これが、とても大切なんですね。
これにより、フルラインの投げ方が身を持って習得できたんです。



トリックキャストなどの他のキャストでも同じです。
ちょっとした気付き、を得られるか分からないままか。



そのことで、キャスティングの上手い下手が決定します。
で、自分ではなかなか気付かないのが世の常なんですね。困ったことに。



いつまでも一人で悶々とやるか、
数時間で見違えるようなキャスティングに生まれ変わるか、

どちらを選びますか?



費用対効果は抜群にいいと私は思います。


キャスティングワークショップ
http://www.flyfishing-japan.com/index.php?casting%20workshop


近場でない人は、
全国にFFFのインストラクターはいますので、お近くの方を尋ねてみて下さい。





■募集中です。


一緒に釣りに行って、ビデオを撮り合える仲間を募集しています。

釣りのシーンはもちろん、キャスティング動画を撮ると自身のフォームを客観的に確認でき、
上達には最短の道だと思いますよ。

家族にビデオを見せるのも楽しいですよね。

お互いに撮りあって、楽しみましょう!
機材は全部私が用意します。


(キャスティングのアドバイスやヨーロッパのニンフィングの話や・・
 色々と楽しい時間を過ごせると思います)


こちらからお気軽にご連絡ください。
http://www.flyfishing-japan.com/index.php?mail-form




では、今号はこの辺で。
どうぞ、より良きフィッシングを!



スロベニア釣行記
http://championships.flyfishing-japan.com/




※ご意見、ご感想をお待ちしております。

「もっと、こういった情報を発信して欲しい」とか、
「こういう商品情報を知らないか」とか、
「こういう事で悩んでいるんだけど、どうにかならないか」とか、
「こうなりたいんだけど、上手くいかない」とか、
「自分の意見をメルマガに載せてくれないか」とか、
「キャスティングを教えてくれないか」とか、
「一緒に釣りに行って教えてくれないか」とか、
「一緒に釣りに行って教えてあげるよ」とか、

何でも結構ですので、限りなくお気軽に連絡下さい。
よろしくどうぞ!


フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
http://www.flyfishing-japan.com/


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