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タイトル :キャスティングワークショップ開催
配信日時 :2011/10/29(土) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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キャスティングワークショップ開催


■本日のトピック



1、11月6日(日)に名古屋市のサンビーチ日光川でキャスティング練習

会が開催されます。豪華講師陣が勢ぞろいです。


2、私的にキャスティングワークショップ(スクール)始めました。



詳しくは編集後記で。



■ワンポイントフライフィッシングの上達法


・ポジショニングの重要性


渓流での釣りの場合の、釣れる釣れないは、
フライが合っているとか、ナチュラルドリフトできたとか、
色々要因はありますよね。


でも、
立ち位置も非常に大切な要因だと思うんですね。


立ち位置、ポジショニングをおろそかにしているというか、
アバウトにとっている人が、あんがい多い気がします。

ライズを狙うのだったら、
そのライズに対して、どういうポジションを取ってプレゼンすればいいかを
考えないといけません。

流れを読み、魚の位置やどの方向を向いているかを確認し、
どこまで近づけるかを計算し、どこにフライを落とすべきかを考え、
そして、ポジションを決める、ということを瞬時に判断してやるのがベター

です。


ニンフィングをする時でも、同じです。

ルースニングやアウトリガーをする場合でも、
もう少し川に立ち込んだ方がポイントに上手く流せるのに、
川に立ち込まずに岸から遠投している人がいますが、
一歩立ち込んでキャストすれば、
素晴らしくいい流し方が出来たりします。

しかし、多くの人はそれをやりません。
出来れば川に立ち込まずに、水に濡れずに楽に岸から投げたいという気持ち

の表れですね。

ここを、面倒がらずにやれる人は釣果は必ず上がると思いますよ。


多くの人が右岸から釣っているのであれば、
逆の左岸から攻めてみるというのも、間違いなく釣果に差が出ます。


また、ウェーディングを深くしない人も多いですね。
腰まで立ち込んだ方が有利だと思った場合は、
躊躇せずに立ち込んだ方がいいです。
(もちろん、安全は確認した上で)

こういった、あと一歩の小さな決断の積み重ねが大切なんですね。




■今さら聞けない疑問・質問コーナー


・ほとんどの河川は、放流魚なんですか?


残念ながら、そうですね。

天然魚は、よほどの源流にいかなければいません。
その源流にいる天然魚も実は過去に放流されたものだったりすることも、少

なからずあります。

一部の達人なら、本当のネイティブがいる秘密の川も知っているかも知れま

せんが、一般的には放流魚です。

稚魚を放流して、育った魚を天然などど言ったりする場合もありますが、
それば、天然ではありませんよね。


裏を返せば、まあ、そのくらい釣り人の欲は深いとも言える訳です。


ちなみに、
ニュージーランドは大きなワイルドブラウンやレインボーが釣れる、
日本人には憧れの土地ということですが、

ブラウンもレインボーもヨーロッパから移植されたものです。
つまりは、放流魚が始まりです。

ヒマラヤの麓の川で釣れるブラウンも、イギリス人が放流して始まったもの

です。


つまりですね、

自然というのは、そのくらい危ういというか、人が作った嘘が多かったりす

るという事です。


この辺を深堀していくと、
自然と人間の欲との根深い歴史があらわになり、
現代の知らせざる世界を垣間見ることができます。


外来魚の問題も、数年前から様々な所で議論されていますよね。
この問題も、深く広いですね。

長くなってしまいますので、
外来魚問題は、またそのうちにでも・・。





■名言、格言(釣り、その他)



「深く深く自然をのぞきこめば、
あらゆることがもっとよく理解できるようになる」


              アインシュタイン



アインシュタインって、ご存知のように、
相対性理論などによってノーベル物理学賞を受賞した物理学者ですよね。

私が印象に残っているのは、
アインシュタインがアカンベーみたいにベロを出した写真ですが。
(ポップなオヤジです・・)

このアインシュタインの言葉は、裏を返せば、
自然の中にしか答えはないと言っていいと思うんですね。



編集後記の内容に続きます。





■編集後記


フライフィッシングとアスファルトのい関係についてお話ししたいと思いま

す。


何それ?

と、思った方も多いと思います。
意味がよく分かりませんよね?
これだけでは分かりずらいですよね。

ですが、ちょっと想像して欲しいんですが、

渓流に釣りに行って、
違和感を感じたり、さらには不快に感じたりすることって
あなたにとって何ですか?何かありますか?


私は、コンクリート護岸やアスファルト林道などに違和感や
不自然さを感じます。もちろんダムも。

コンクリートもアスファルトも便利だけれと、
出来ればいらないな~と、感じます。


ですが実は、アスファルトも自然の一部なんですね。

どういうことか、順を追って説明します。



まず、アスファルトは石油からできますよね。

で、石油はなにから出来ているのかというと、


「大昔の生物の死骸が変化したもの」


が、石油、原油な訳です。


つまり、
動物、植物、樹木などの生物が想像を超える長い時間を経て、
形を変えたものが原油、石油なんですね。


ということは、
基本的にアスファルトは、生物の変化という解釈が出来ます。

私たちが毎日通るアスファルトの道は、元を正せば生物なんです。


鉄やアルミニウムは、自然とは程遠いと私はず~っと感じていましたが、
地球の内核や外核はほぼ鉄で出来ています。

地球は水の惑星という表現はよくあちこちでされていますが、
実は、地球は鉄の惑星といっていいかも知れませんね。

断然、鉄の方が地球を構成する成分としては量が多いのです。


今、あなたの目の前にあるもの。

パソコンや携帯や窓やテレビも、自然が形を変えたものと言っていいと思い

ます。



■イベント情報

1、11月6日(日)に名古屋市のサンビーチ日光川でキャスティング練習

会の開催


FFFでお世話になっていますマスターインストラクターの岡田さんから連絡

がありまして、
キャスティング練習会をFFFのインストラクターが中心になって
大々的に開催されるとのことです。

私自身は、所要で残念ながら当日は参加できませんが、
講師の面々は名実ともに凄腕のキャスター達。

無料のイベントですし、お近くの方はぜひ参加されることをお勧めします。

実際に生で卓越したキャスティングを見ることは、
本やDVDで勉強するより何倍もの気付きを得られます。

レッスンでの一言のアドバイスが、
大きく技術を飛躍させることも多々あります。

詳しくはこちら。
http://www.teal-flyfishing.com/event/event_2011.26/event_2011.26.htm



2,キャスティングスクール始めました。


私も初心者~中級者の人向けのキャスティングワークショップを始めます。

おそらく少数精鋭のスクールになると思いますので、内容は濃~くなります

よ。


・どこがどう悪いのかが分からない。
・あと一歩でフルラインが出ない。
・ダブルホールが上手くいかない。どうすればいいんだろう?
・トリックキャストを色々覚えたい。
・これからフライフィッシングをやってみたい。

など、
それぞれのニーズに合ったワークをしていきます。


詳しくは、ことら。
http://goo.gl/PsmMd


開催場所は、こちら。
http://g.co/maps/b8cca

上の地図の河川敷の運動公園内になります。
(群馬と埼玉の境です)

お近くの方はぜひ参加して下さい。



では、今号はこの辺で。
どうぞ、より良きフィッシングを!




※ご意見、ご感想をお待ちしております。

「もっと、こういった情報を発信して欲しい」とか、
「こういう商品情報を知らないか」とか、
「こういう事で悩んでいるんだけど、どうにかならないか」とか、
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「一緒に釣りに行って教えてあげるよ」とか、

何でも結構ですので、限りなくお気軽に連絡下さい。
よろしくどうぞ!


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http://www.flyfishing-japan.com/


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