【フライフィッシング進化論】 バックナンバー一覧
タイトル | :盛夏のフライフィッシング |
配信日時 | :2011/08/08(月) 06:00 |
本文:
『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり これに勝るものはなし』 『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、 いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』 By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」 ----------------------------------------------------------- ■本日のトピック 今年のチャンピオンシップ「イタリア大会」は参加を見送りました。 詳しくは、編集後記で。 ■フライフィッシングワンポイント上達法 ・夏のフライフィッシング うだるような暑さが続きますね。 こんな時期は、日中の水生昆虫のハッチも少なく、 魚も夏バテなのか、活性も低いことが多いですよね。 こんな時の対処方をいくつか考えてみます。 まずは、 ・早朝や夕方に絞って、釣りをします。 日の出とともに、川辺に立ち様子を覗っていると、 魚の活性も上がっていて、ライズも見られたりします。 魚たちや水生昆虫も夏の早朝は気持ちがいいのでしょう。 ほんの2~3時間の間ですが、早朝は狙い目です。 人間にとっても、真夏の早朝の川辺というのは最高に気持ちがいいですよね。 逆に、夕方もいいですね。 暗くなる直前の川は、早朝と同じような活性が蘇ります。 いわゆるイブニングライズというやつですね。 ・釣る場所、ポイント。 おたやかなプールよりは、 流れ込みなどの流速のあるポイントに活性のいい魚がついています。 そこを、ヘビーなニンフをガッツリ沈めて流してやると、 釣れる確率は上がります。 ライズがあれば、マッチザハッチで。 ・フライは何がいい? やはりテレストリアル(陸生昆虫)がいいですね。カディスのラーバやピューパもいいです。 グリーンのカディスラーバや黒のリーチ(ヒル)、 鮮やかなレインボーカラーのキャタピラー(毛虫)などが反応が良かったですね。 川岸に蟻が這っていたら、アントフライも効きます。 アントもドライフライだけでなく、沈むアント(ウエットアント)も有効ですね。 何故なら、流れに揉まれて沈みながら流れる蟻も多いからです。 テレストリアルを巻く場合は、 あまり細部にこだわらずに、全体的に「虫っぽい感じ」が大切だと思いますね。 また、私は夕方の1~2時間、近くの管理釣り場に夕涼みがてら出かけることもあります。 この時に有効なのは、ユスリカなどのミッジフライですね。 真夏の時期にも、ポンドでは小さなユスリカやカディスのハッチがあります。 #20~#26のユスリカアダルトやピューパが効きます。イマージャーも。 渓流でもプールでは、同じような状況になることもあります。 ミッジフライのポイントは、 ボディーの色を何色も用意することです。 ミッジというと、黒のボディーだけで事足りると思っている人もいますが、 実は、赤や黄色、緑(チャートリュース)白など様々な色のミッジがいます。 この色によって、反応がガラッと変わることもよくあります。 特に黄色とチャートリュースは反応がいい時が多いです。 よろしければ、試してみてください。 ■今さら聞けない疑問・質問コーナー ・フライフィッシングは一年中できるのですか? いい質問ですね!(池上風) 渓流は3月に解禁します。(地域により2月からのところもあります) ですので、3月がら始まって9月いっぱいの禁漁までが、渓流で釣りが出来る期間です。 しかし、10月からでも最近は冬期渓流釣り場などが全国的に出来ていて、 2月いっぱいまで釣りが出来たりします。 ということはつまり、一年中やろうと思えば釣りが出来る環境に私達はあるのです。 湖でも、11月いっぱいまでのところも多いですし。 ただ、川で本当にいい釣りをしようと思ったら3月~5月初旬がベストです。 何故なら、水生昆虫の羽化がこの時期がもっとも盛んなんですね。 なので、ドライでもニンフでもウェットでも反応はいいです。 盛夏は、標高の高い源流部が水温も上がっていなく、魚の活性も高いです。 中流域は、この時期は魚もボーとしています。岩陰に隠れて中々動きません。 秋口は、水温が下がっていれば春先と同じような釣りができることもあります。 ■名言、格言(釣り、その他) 「釣れない釣り人は、哲学者」 ■読者の声 「はじめまして。 Tといいます。初心者です。 フライフィッシングの精神面まで踏み込もうとするいいHPだと思います。 ありがとうございました。」 --------------------------- ありがとうございます。 結局、私がフライフィッシングを選んだのは、 「釣る」行為以上の何かを感じたからだと思います。 そこには、「子供のような好奇心」 を満たしてくれる果てしない世界があるのです。 皆さんもそうではないですか!? 分からないながらも、 感じたことをそのまま発信していく事が面白いと思いますので、 これからも不器用に等身大でいこうと思っています。 ■編集後記 今年のイタリア大会も参加しようと準備を始めていました。 しかし、3月のあの震災。 正直、釣りなんてしてていいのだろうかとか、 いや、こういう時にこそ一歩前へ出るべきだとか、 葛藤がありました。 プライベートを含め色々と検討した結果、参加をやめました。 今年は、エネルギーを他に使うべきだと考えたからです。 一人イタリアで戦う、サムライジャパン、と、 カッコよくはなかなかいきませんね・・・。 なでしこジャパンの凄さが身に沁みます・・。 【追記】 バンブーロッドセットを多くの方にご購入頂いています。 特典として、 「スイングターンキャスト」 と、 「サイトイマージングシークレット」 のノウハウをお付けしています。 まあ、中には特に必要なかったけどくれるっていうから貰っとくか、的な人もいるかも知れません。 なんとなく、胡散臭い感じがしないでもないですし・・・。 しかし、しか~し、 実は、この2つのノウハウはかなり時間をかけて釣りを実践してきた中で生まれました。 秘かに渾身の特典だど思っています。 バンブーロッドは、ファーストなグラファイトに慣れている人だと感覚の違いに戸惑うことも多いと思います。 まず考えられるのが、オーバーパワー(力の入れすぎ)によるラインの乱れです。 これは、どれだけ力を抜いてキャスト出来るかにかかっています。 ロッドが落ちてしまいそうなくらい軽くグリップを握ることが大切です。 他にも原因は多く考えられますが、特に多いのが、 パワーがロスする瞬間がありラインコントロールが出来ていない状態になっていることです。 そこで、パワーをロスしない方法はないか、と考えて完成したのが、 「スイングターンキャスト」 です。 このレポートを手に入れた人は、やってみれば分かると思いますが、 ロスのない完全に一体化する感覚を覚えると思います。 ループの乱れも激減されます。 美しいループにうっとりするはずなんですね。 これはかなりの快感な訳でして、 バンブーロッドを購入した方はぜひ、ものにして下さい。 この方法をスルーしているのはものすご~く、もったいないです。 次に、 サイトイマージングシークレットです。 この釣り方はシンプルでありながら、 時として爆発的な効果を発揮する釣法です。 前記しましたが、 私は夏の間は、近くの管理釣り場に夕方ちょこっと行ったりします。 この暑い時期でも、ユスリカなどのミッジがディンプルライズしていることが多いです。 そんな時、このイマージングを使うと、 「爆釣」もしくは「他は釣れていないのに釣れる」 です。 先週も周りがあまり釣れていない中、いい思いをしました。 うさんくさいと思われるかも知れませんが、事実です。 渓流でも、湖でも十分通用しますが、 お気軽に試せるのは、ポンド型の管釣りがいいですね。 ですから、 購入者の皆さんは、ぜひ試してみて下さいね。 サイズは、20番~24番がいいです。 活性がよければ、18番でもOKです。 各サイズを用意しておいて下さい。 必ず出番はきます。 ディンプルライズを見つけたら、 ダメもとで、このイマージングをやってみて下さい。 もし反応が悪ければ、ハックルをむしり取ってください。 これだけで、反応は上がります。 タイイングのコツは、 フィニッシュは、ハーフヒッチですることがいいです。 24番くらいになると、ウィップフィニッシャーではきれいにいかないです。 径の細いハーフヒッチャーでハックルを絞り込むようにフィニッシュするのです。 ぜひ試してください。 http://www.flyfishing-japan.com/index.php?bamboo%20rod%20set 【追記2】 一緒に釣りに行って、ビデオを撮ってくれる人を募集します。 (完成度の高さは求めません。家族旅行を撮る程度のノリで十分です)) 実質半日くらいだと思いますので、後は一緒に釣りしましょう。 チェックニンフィングやイマージングのノウハウをお教えしますし、 キャスティングのインストラクションも出来ますよ。 (もちろん、無料で) 関東圏の人がいいですね。 お気軽に連絡ください。 http://www.flyfishing-japan.com/index.php?mail-form ※ご意見、ご感想をお待ちしております。 「もっと、こういった情報を発信して欲しい」とか、 「こういう商品情報を知らないか」とか、 「こういう事で悩んでいるんだけど、どうにかならないか」とか、 「こうなりたいんだけど、上手くいかない」とか、 「自分の意見をメルマガに載せてくれないか」とか、 「キャスティングを教えてくれないか」とか、 「一緒に釣りに行って教えてくれないか」とか、 「一緒に釣りに行って教えてあげるよ」とか、 何でも結構ですので、限りなくお気軽に連絡下さい。 よろしくどうぞ! フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!) http://www.flyfishing-japan.com/ 配信解除はこちらから。 http://tinyurl.com/ygakyt9 |