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タイトル :人より数倍釣果を上げる方法
配信日時 :2011/05/12(木) 22:10

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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こんばんは。

GWの釣行はいかがでしたか。
これから益々緑も深まり、いい季節ですね。


■人より数倍釣果を上げる方法

皆さんは、良く行く釣り場があると思います。

渓流だったり、C&R区間だったり、管理釣り場だったり。

今回は、私が良く行くC&R区間や渓流での釣行を例に、
釣り場で人の数倍釣果を上げる秘訣をお話します。

この方法を使えば、今までより釣れる確立が必ず高まります。


続きは編集後記で。




■バンブーロッドへの質問



読者の方ややバンブーロッド購入者さんから、こんな質問をいくつかもらいました。



1、「バンブーは初めてなので、このバンブーロッドが良いのか悪いのか分かりません」

2、「中国製なんですか?」

3、「シルクラインがよく分かりません」

4、「リールは、左右で使えますか?」

5、「初心者の私でも、ものに出来るのでしょうか」


など。


やはり、バンブーロッドの経験のない方は、
実際購入しても使いこなせるのか、本当にいい商品なのか、と、不安はあると思います。



上記の質問に答えていきますと、


1「バンブーは初めてなので、このバンブーロッドが良いのか悪いのか分かりません」


これは、私を信じて貰って結構です。

このバンブーロッドは、いいロッドです。アクションも申し分ないです。

私は、キャスティングインストラクターもしていますので、
正直、ロッドのアクションにはうるさいです。

毎日のようにキャスティング練習をする中で、

ここはもう少しこう曲がれば・・とか、
バッドが少し強すぎるとか、
ティップが繊細すぎて、暴れてしまうとか、

かなり、うるさい方ですね。(笑)


そんな私が、このバンブーを振ったとき、

「なかなかいけるじゃない!?」

と、直感として感じました。

それは、いまでも変わりません。


ですので、
初めてバンブーを振る方にこそ、
手にして欲しいと真面目に思います。

なぜなら、
バンブーロッドもピンキリで、
粗雑なものも実はあります。


中には、ウン十万円するバンブーロッドでも、

「?」


と、感じてしまうものもありました。


そんな経験から、
このバンブーロッドを私はあなたにお勧めしています。



2、「中国製なんですか?」


ビルダーは、中国の方です。


知っている方も多いとは思いますが、
○ービス、○ージ、○ーミス、パタ○○ア、ウィンス○○・・他多数。

有名どころのブランドものも、
実は、元を正せばほとんどは中国やアジアで作られています。

最近は、タイやインドネシアなども多くなっていますね。


バンブーロッドも同じで、
○ービスや○ーディーは、アジア製が多いですね。

全てとは言いませんが・・。


ですので、

中国製=いまいち

という認識は、当てはまりません。

(もちろん、いまいちなものもありますけどね・・。)


釣具でなくても、
家電製品やアパレル、日常品もアジア製がほとんどですよね。


要は、

ものが「いいか、悪いか、」です。


ブランド名に振り回されないようにすることも、
いいものを手に入れる一つの有効な手段になると思います。



私は、だいぶ以前からこのビルダーの方と個人的に交流がありまして、
今後も色々な展開を考えています。

どうぞ、お楽しみに。



3、「シルクラインがよく分かりません」


シルクラインは、
すぐには使えません。

付属のドレッシングや市販のミューシュリンなどで、
薄く塗っては乾かすを、繰り返して、
少しづつ、やわらかくなります。

最終的には、グニャグニャになるほどやわらかくなり、
その完成されたシルクラインでキャストしたときの感覚は、
シンセティックラインでは、決して味わえないすばらしいフィールがありますね。

ですから、
シンセティックラインが、使えば劣化していくのに対し、
シルクラインは、使うほど育っていくという特徴があります。


ラインを育てていくのが、面倒くさいと感じる人は、
向いていないかも知れません。




4、「リールは、左右で使えますか?」

これは、私の説明不足でした。

このリールは、右利き、左利き両方使えます。
ネジを緩めて簡単な組み立て作業が必要ですが、可能です。

通常は、右利きにセッティングされています。




5、「初心者の私でも、ものに出来るのでしょうか」


もちろん、大丈夫です。

というか、初心者の方にこそ手に入れてもらいたいと思っています。

バンブーロッドは、決して敷居は高くありません。

へたなグラファイトロッドで、お茶を濁すより、
バンブーを振った方が、よりフライフィッシングの醍醐味を味わえます。

しかし今までは、何をどう選べばいいのか分かりませんでした。


自身で、色々と多くの出費を重ね、
試行錯誤するしかありませんでした。

でも、それでは遠回りすぎるんですよね。

ある一部の余裕のある層の大人の趣味という感じでしたが、
私は多くの方により身近にバンブーを体感してもらいたいという考えです。


なぜなら、

「道具によって自身が高められていく」

ということが、
本当の順番だと思うからです。


「腕が上がってから手に入れる」のではなく、

「腕を上げるために手にいれる」のです。


http://www.flyfishing-japan.com/index.php?bamboo%20rod%20set


余裕が出来てから、始めるのではなく、
余裕を持ちたいから、始めるのです。



こういう考え方は、何にでも当てはまります。



仕事でも、

成長してから挑戦しようではなく、
成長するために挑戦するのです。




■編集後記


釣り場で、人より多く釣る為には、

より多くの釣法を試すことに尽きます。



ほとんどの人は、
ドライフライなら、一日中ドライフライしかやりません。

ルースニングなら、ルースニングしかやりません。

よくて、ドライとルースニングを試す程度です。


釣り上がるときは、
ドライフライで釣っていき、

途中のプールで、ライズがあれば、ドライフライをまず試す。
駄目なら、イマージングやウェットも試してみる。

水面直下がいい場合も多いです。


ライズもなく活性が低い場合は、
ニンフィングを試す。


ニンフィングにも色々なやり方があって、
ルースニングでもいいのですが、
より、アグレッシブな釣り方もあります。


チェックニンフィングは、その一つですね。

数釣りを目的としたチェックニンフィングは、
タイトな釣りです。

好き嫌いはあるでしょうが、
世界大会での経験で、その威力を目の当たりにしました。


ポイントは、

ボトムを取ること、
当りを逃さないこと、
より多く魚にコンタクトしていくこと、

なのです。


今、チェックニンフィングのレポートを書いてますので、
準備が整えば、紹介できると思います。
(ここでは書ききれません)


まとめますと、つまり、

「より多くの可能性を探る」

ことが、


人よりたくさん釣れることに直結するのです。


一箇所のポイントにこだわらず、
釣り上がったり、下がったりしながら、
人のやらない釣法を試すのです。



私は、ロッドもよく変えます。
釣り方が変われば、ロッドも変わります。


ニンフィングには、3番、4番の10feetのロッドを使うこともあります。
チェックニンフィングの釣り方には、長いロッドが最適です。

ドライフライやイマージングには、
今紹介しているバンブーロッドを使います。
一番、使い勝手がいいですし、キャスティングが気持ちいいからです。


同じ、釣りの一日ですから、
より、多くの釣りスタイルを楽しんだほうが、釣れるし楽しい訳ですね。


ただ、
ドライフライしかやらない、とか、
ニンフィングしか興味がないという人は、
それはそれで、こだわりの世界でいいと思います。

釣りは、
自身が一番気持ちいいことをすればいいのですから。

個人の勝手ですし、
個人の自由な訳で、それがなくなったら、それこそツマラナイですから。




ということで、
今号はこの辺で。


良きフィッシングを!



フライフィッシング私的大全(もっと遠く、もっと広く!)
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