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タイトル :究極のフライキャスティングロジカル思考
配信日時 :2025/03/12(水) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井です。



釣りを論理的に考え抜くということ。

それは、至高の時間をもたらします、

魚を釣り上げる以上に。

本当ですよ。



前に、

フライロッドのロジカル思考の話をしましたが、

今回はその続きの話をします。

(最後に前のメールを載せておきます)



例えば、

フライキャスティングをロジカルに考えてみましょう。


今までの常識では、

「ロッドをストップさせることが重要であり、

その事によってループが展開されラインが前に飛んでいく」

というロジックでした。


みんなもご存知の通り。



しかしですよ、

「本当にそうなのかな?」

と問うことが、

更なる進化を呼び起こす引き金になったりするんですね。 



私は、このキャスティングの理屈に

どこか腑に落ちないものがあった。


この理屈の前提は全てにおいて正しいのか?

と。


一面においては確かに正しいかも知れないけど、

また違った考え方もできるのではないか?

とね。



私はフライキャスティングが好きで、

一時期、

毎日毎日ひたすらキャスティングしていたことがありました。



そんなある日、

バンブーロッドでキャスティング練習をしている時、

ある動きをした方がいいループが作れることに気付いたんです。



「ん〜、やわからいバンブーロッドのキャストは、

ロッドを止めずに滑らかに振り続ける方がいいループができるな」


こう気付いたんですね。



これはつまり、一言で言ってしまえば、

「回し振りを直線的に行う」

ということです。



回し振る訳ですから、

ロッドをストップさせずに降り続けるということなんですね。


つまり、

既成のキャスティング理論とは逆の方法を取っている訳です。


言葉で説明しても分かりづらいと思うので、

動画を見てください。

「スイングターンキャストの華麗なる技」
https://youtu.be/KiKhEf7bopg?si=7ugZJJjRby4W2bJ0



この動画は、およそ13年ほど前に、

当時扱っていたバンブーロッドの購入特典として、

購入者さんへ限定公開していたものです。


バンブーロッドの取り扱いを止めて何年も経っているので、

今回、皆さんにも公開します。



動画をよく見てもらえれば分かると思いますが、

8の字にロッドを回し振りながら、

徐々に8の字を潰していき、


最後は

「一直線上を回し振る」

形へ移行しているんですね。



要するに、

通常のフォルスキャストでもロッドをストップさせずに、

回し振りを続けているのです。


「直線上を回し振る」

という感覚が掴みづらいので、

最初は上手くいかないかも知れませんが、


慣れるとループの乱れがない、

なんとも心地いいキャストが出来るようになります。



特に、アキュラシーが高くなるので、

ピンポイントへのプレゼンテーションが、

抜群に良くなります。



回し振りというのは、言い換えれば、

同じテンションがずっとロッドとラインに

掛かっている状態だと言えます。



つまり、

ロッドをストップさせた時にパワーが放出されるような

「間」が

まったくないキャストだということです。

(イメージしてみてください)



ぜひ、

1度試してみてください。

素晴らしく滑らかで気持ちのいいキャストが出来るよになりますので。



そこそこ長めにラインを出しても、

ダブルホールを滑らかに加えることで、

同じ感覚のまま回し振りキャストができますよ。




で、ですね、

何が言いたいのかというと、

いわゆる今までの常識、セオリー、通説に、

なんの疑いも持たずにいると、


こういうキャストには、100%たどり着かないということです。



本にそう書いてあったからその通りにする、とか、

有名な誰それがそう言ってたからそれが正しいとか、

専門家がそうだからとか、

そういう認識であなたの思考はそこでストップしてしまうのです。



もちろん、

日々色々と忙しく、

いちいちキャスティングの理屈なんて考えている暇もないでしょうし、

専門家の言う通りにするという態度が、

一番そつのない身の振り方だとは思います。



でも、

専門家とかプロと言われる領域の人間が、

実は見落としていることも多かったりするのです。


ここに、

大きな落とし穴が潜んでいてます。



いつの時代も、

専門家とかプロとか権威とか定説というものが、

容赦なく看破されて足蹴にされて、

定説や常識が覆されて時代は進んできたんですよね。



つまり、

現在の常識や前提理論も、

結局、仮説の域を出ず、

我々は、

仮説の上に不安定に座しているということになるんです。



だけど、

人は不安定に耐えられず安定を求める訳で、

その内容がインチキ臭くても、

そんな事はどうでも良くなる。



そして、

「考えることを放棄」し、

盲信して定説に固着してしまう。

しかも何が何でも頑なに固着してしまうのです。



「自由を自ら放棄している」

と言う状態に陥っている訳です。



釣りの中で本当の自由を求めるなら、

定説や常識を疑う姿勢も大切なんだという事を、

私は言いたいのです。



何か疑問に感じる。

その疑問に素直に従ってみる。

それが周りとは違うものだとしても。


この態度が、自由への道であると、

そう思います。




私は若い頃は音楽を志していましたが、

釣りも音楽も、

その根底に流れるエモーションは、


「自由」


でした。



自身の感性を誰かに操られたくないという、

想いでした。




ということで、

今号は、

フライキャスティングという素材を使って、

ロジカル思考の例を上げてみました。




感性を突き詰めていくことは大切ですが、

感性にロジカルな視点を加えると、

それはもう、最強の幸福論に発展すると私は思います。






それでは、また。








~~前回のキャスティングロジカル思考のメール~~



大井です。



私のメルマガは、独自配信とまぐまぐという配信スタンドの

2か所から配信してるんですね、それで、


まぐまぐさんから、

「3か月も配信していませんね~、そろそろメルマガ出してくださ

い~!」

と、催促がありました。汗



この間、私はある事に集中していました。

それは、あまりにも楽しく深く充足するものなので、

釣りは後回しになってしまっていました。


つまり正直、

釣りより楽しいのです。



出来れば、皆さんにもこの極上の楽しさを分かって貰いたいのです

が、

まあ、なかなか難しいところがあります。


でも、

何かの機会を作って、このメルマガを読んでいる人には、

紹介していきますので、ぜひ、楽しみにしていてください。


正直、人生が変わります。

ということは、釣りの世界観も劇的に深く広くなります。



では、

今号は、「釣りのロジカル思考」について少し話したいと思います。




■釣りのロジカル思考とは?


釣りを、

感情の赴くままにしても、当然いい結果は出せない。


感情だけでは、

戦略も戦術もまともに立てられない。

あまりに偏った独りよがりな釣りに終始してしまうだろう。



実際の釣りは、

ロジカルな思考力がものをいう。

釣りに限らず何でもそうだけどね。



でも、

そもそもロジカル思考とはなんだろうか?

このことを、分かっていない人が実は多いんだ。


釣り人は尚更かもしれない。

ロジカル思考。



つまり、

簡単に言えば、


「複雑な物事を整理し、出来るだけ感情を排除し、

順を追って矛盾を無くし、理路整然とそれを言語化していく、

その過程の頭の中の動きのことである」


と、定義できるだろう。



しかし、

実際にロジカルシンキングを行ってみると、

これがかな~~り難しいのだ。



特に、

「感情の排除」という行為は、

本当~に思っている以上に難関なのである。



それは、

どんな成功者でも、

政治家でも、

学者でも、

宗教家でも、


自身のどうしようもない俗的な感情をコントローるすることは、

至難の業なのである。



感情には様々なものがあるが、

例えば、バイアスがかかった判断などはそうである。



好きだ嫌いだとか、

昔から知っているからとか、

有名だからとか、

権威ある人が言っているからとか、

皆んなそうだからとか、

誰も知らない情報だからとか・・。



それはもう、実に様々な欲望や誘惑や自分の都合が、

感情を支配してしまうのだ。



釣り自慢や釣れない言い訳なども

そういうことである。



つまり、

釣りを本当にロジカルに思考することは、

まさしく、達人中の達人の領域なのである。



では、

釣りのロジカル思考とは具体的にどういったものなのか?

例を出して解説してみます。



■フライロッドをロジカル思考し分析してみる。


一例として、

フライロッドをロジカルに考えてみます。

頭を整理しながらイメージしてくださいね。



例えば、

ここにバッド部分は6番、

ティップセクションは3番の1本のフライロッドがあるとします。


1、「このロッド、凄いんです!

3番ロッドなのに、フルラインも出せる性能があるんです、

6番ぐらいバッドが強く、60オーバーも楽々いなせます!」


と言う宣伝文句を聞くと、


「お~!3番なのにフルライン!しかも大物にも対応できるなんて!

素晴らしい!買いだ!欲しい~!」


と、なる可能性が高まるでしょう。



しかし、

まったく同じロッドなのに、

以下のような宣伝文句だったら、どうでしょうか?



2、「このロッド凄いんです!

6番ロッドのティップセクションを3番ぐらい繊細にしました!

釣り味がいいですし、尚且つフルラインも出せます!

もちろん、60オーバーも楽々いなせます!」



どうですか?

買いたいと思いますか?



1、は凄く魅力的に感じるのに対して、

2は、なんか中途半端であまり魅力を感じませんよね?


これは、どういうことかと言うと、

表現の違いですよね、



つまり、

6番ロッドに3番ティップのロッドという表現ではなく、

3番ロッドに6番バッドという逆に表現することによって、

なんか、このロッドが物凄く魅力的に見えてしまうのです。



まったく同じロッドなのに、

逆張りするだけで、全く違うロッドのような印象を与えてしまうんです。



ギミックというか、

フェイクというか、

インチキというか・・。



でもね、


1、の説明を聞いて何~の疑問も持たずに、

このロッド買ってしまう人が実は多いと思います。


何故なら、ロジカルに考えていないからです。

何も考えず感情だけで動いてしまっているからです。


あれ?あなた、もしかして買っちゃった?笑



で、

このようなギミック、

表現の違い、逆張り、

都合のいい言い方、


というのは、

世間で大手を振って溢れ返っているのです。

跋扈しているのです。



政治の世界、

経済の世界、

学問の世界、

メディアの発信、

出版業界、

ネットの世界、


そして、

釣りの世界。



私から言わせれば、

フライフィッシングの世界なんて、

もうギミックのオンパレードですよ!ほんとに。笑



釣りの世界に限らず、そりゃもう、

あっちを向いてもこっちを見ても、


この世の中、

混乱しない方がおかしいというほど、

嘘の情報で溢れ返っているんですね。


あなたの好きなフェイスブックもそうですよ。

分かってます?笑



で、タチの悪いのが、

「あたかも真実のようなロジックを用いて平気で嘘を付く」

輩が多いことなのです。



要するに、

こういうタチの悪い人種に対応するには、

フェイクやギミックを見破れるロジカル思考がないと、


「常に混乱している状態」


で日々をやり過ごすしかないんです。



だから、

思考力のない人は、

あっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロ、

みんなと同じでないと、不安で不安でしょうがない。



その結果、

インチキエネルギーの強い人間がもっともらしいことを言うと、

そのエネルギーに押されて、

いとも簡単に騙されてしまうという構図が、

きれ~いに出来上がってしまうのです。



これ、

現在の日本の切実な現状だと私は思います。



フライフィッシングという行為の中にも、

実に様々なギミックが存在していて、


正確に観察すれば、

騙されながら釣りをしているとも言えるんですね、これが。



釣り方の分類なんかもそうで、

ドライとかニンフとかウエットとか・・、

「何その分け方?」

とも、分析できてしまうんですよ、ほんと。



まあ、

そういう疑問を整理しながら、

ロジカルに釣りを組み立て直したものが、

私のイマージングメソッドと、

言える訳なんです。



おそらく、

こんなこと言うのは、

世界広しといえど、私ぐらいなものです。

(少し自慢が入ってます、アンロジカルに。笑)




ということで、


本日の結論を言うと、

大の大人であるならば、

ロジカル思考は何はなくとも必須の項目である。



しかし、

ロジカルな考察が出来る人は、限りなく少ない。


本当のロジカル思考を身につけるには、

訓練が必要である。


簡単なことではない。


10年20年は悠にかかる。

フライフィッシングが10年20年かけて、

やっと格好が付いてきたように。




だから、

今からでも、

その訓練を積んで行くべきなのである。

あなたが今を生きているのなら、

遅いということはない。



釣りをする中で、

どのような場面でどのようにロジカル思考することが出来るのか?


考えて見てください。






ではまた。









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