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タイトル :西洋VS日本を釣りから見る(トランプ銃撃)
配信日時 :2024/07/21(日) 06:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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大井です。



結局、

アメリカやイギリスなどのいわゆる西洋文明、文化は、

タフなんですよ。



そりゃ、もうほんと、

日本に比べてタフでしたたかでなんですよね。



トランプが暗殺未遂されましたが、

怯まずに、聴衆に向かって「戦え」とこぶしを振り上げるなんて、

日本では間違ってもお目にかかれない光景です。



こういうのを見て思うのは、

島国という温室で平和に生きてきた我々は、

つまりは、

西洋の文化に圧倒されながら生きている訳だなということです。

良い悪いはとりあえず置いといて。




フライフィッシングなんて、まさしくそう。

イギリスやアメリカの圧倒的パワーを浴びながら、

我々日本の釣り人は、「従順」にその恩恵を受けるしかないのが現状。




イギリスは素晴らしい。

アメリカは素晴らしい。



ハーディーである。

オービスである。

とね。





音楽だって、同じ。


中学生の頃、

はだか石鹸カタカタ鳴らすのが青春だなんて、

しみじみと神田川をフォークギターで練習していたら、

シーラブズユーイエーイエーイエーって、ラジオから流れてきて、

往復ビンタを5往復ぐらい喰らったような衝撃が足りましたよ。



石鹸鳴らしている場合じゃないと。

圧倒的に何かが違うって。



どんなに頑張ってそれらしく振る舞っても、

所詮、日本人の垢抜けなさは、そりゃもう絶望的にダサい訳で。



危機感が違うし、

緊張感が違うし、

パワーが違うし、

揉まれ方が違うから、

垢抜け方が違う。



もう、どうしようもない。これは。




釣りもね・・、

ダサいんだよね、日本の釣りって。

オイラも含めて。



ウェーダー1つとっても、

アユや餌釣り師のウエットウェーダーって、

垢抜けてないんだよね。



ダサい。

土着しているというか。

土着。

村社会。




イギリスのあの垢抜け方は、何なんだと。

アメリカのあのワイルドさはただ事じゃないと。

カッコ良すぎるじゃないかと。



川の規模が違うし、

流れが違うし、

ハッチの量が違うし、

解放感が抜けてるし。




テンカラなんて日本のオリジナルなんだから、

総本山は日本にあり!

とかなんとか言って、

世界を席巻してしまえばいいのに、



「いやいや、皆で仲良く」



てな感じでしょ、たぶん。



この感覚、

確かに日本の長所ではありますよ、

和をもって尊しとなすと。



でも、同時になかなかの短所でもある訳で。



人間の本性って、

私もかなり研究しましたけど、



「戦い」


にあるんだと思います。



戦いのない文化って、

やっぱりふやけます。

良い悪いの問題ではなく。



ボケるんですよ、

性善説ばかりでは。




日本の究極の哲学である、

武士道葉隠れも、

何だかファッション化して、

道徳化してますけど、



武士道って、

戦いの哲学ですからね、本来。



死ねって言っているんですからね。

死をもって始めろと。



唯一、

西洋に勝てるとすれば、

こういう価値観の浸透しかないと思ってます。


まあ、

無理でしょうけどね。





話しがズレましたが、

フライフィッシングをする意味は、

こういう文化、文明の差異を肌身で感じることでもあると、

そう感じます。



で、

思うのです。



ドライとかニンフとかウエットとか・・、

うるせ~な~と。笑



もっと違う捉え方があるんじゃないかと。



何で、みんな、

ドライとかニンフとかウエットとか、

そういう名前にこだわるの?

と。



ちよっと頭硬くない?

と。笑



ドライがニンフになり、

ニンフがドライになることもあるし、

ウエットがドライになることもあり、

ドライがウエットになることも多々あるんですよ、

おいらの釣りの場合。



分けることなんか、もはやできない。



それが要するに、

イマージング思考なのです。



釣りに置ける、

抽象思考です。


ピンとこないと思いますけどね、

多くの釣り人には。



でも、

私の場合、

もう釣り方を分けることがツマラナイ。

息苦しい。




イギリスやアメリカというお師匠さんの言う通りにする、

芸事としての釣りより、



何というか、

芸術的に釣りを表現していきたいなと。




芸術というのは、

つまりは、既成の価値観をぶっ壊していく行為ですから、

常識の外側にある訳です。




アウトローは、芸術的であり革命的であり、

物質ではなく、

その精神が全てです。




こういうのに、心底憧れます。



カッコいいなと。







ではまた。















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