【フライフィッシング進化論】 バックナンバー一覧
| タイトル | ：毛鉤とラインが絡むんです！ |
| 配信日時 | ：2021/02/15(月) 06:00 |
本文：
| 『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり これに勝るものはなし』 『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、 いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』 By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」 ----------------------------------------------------------- 大井です。 さて、 今号は、ニンフィングメンバーからの質問に答えます。 〜〜〜 お世話様です。 直接、釣りに関係しないご質問なのですが、 3リグの状態で歩いていると、どうしても絡ましてしまいます。 フライの保持の仕方は フックキーパーにアンカーフライを掛けて、 下から2番目のフライは手で持ち、 トップフライはブラブラさせている状態としています。 できるだけ揺らさぬ様にそっと歩いていますが、 藪漕ぎなどしていると、それもなかなか難しいです。 初歩的な事なのかも知れませんが 何か良い3リグの保持の仕方があればご教授下さい。 ※ちなみに各結束部はリングを使っております。 〜〜〜 なるほど。 実は、こういうところで、疑問を持ってる人も多いんじゃないでしょうか。 まず、私の返信。 〜〜〜 藪漕ぎのような場所では、 私は、2リグでやります。 それで、間に合いますしトラブルも少なくなります。 ドロっパーラインだけ3リグ付けておけば、 いつでもすぐ3リグに出来ますし。 それで、アンカーを手で持ち、 リグフライをフックキーパーやガイドに引っ掛かけるやり方です。 3リグは、3リグにした方がよい場合にやります。 その見極めが観察力ですね。 〜〜〜 これですね、 私も絡まる時は絡まります。 特に３リグはそうですよね。 まあ、何でしょうか、 このニンフィングは絡まりますし、ドロッパーがくるくる回ります（笑） このくるくる回ったりするのを、マイナスに捉えるか、 プラスに捉えるかで釣果が違っていたりもしますね、実際。 チェコでは、 ローラーという、ドロッパーがくるくる回っても絡まない アイテムを開発したりしてましたが、 現在では販売しているところはほとんどないのではと思います。 私のところでも、初期は取り扱っていましたが、 在庫がはけた時点で取り扱っていません。 考え方はいいんですが、いかんせん面倒臭いんですシステムを組むのが。 かなりちっちゃいですし。（汗） 絡まないはずなのですが、そこそこ絡まりますし。（苦笑） 話を戻しますと、藪漕ぎする時は、 リーダーを取っ払って、ロッドもたたんでしまうとか。 この方が、結果的に時間短縮になったりする場合も多いです。 藪の中で、 フライはあっちこっちに引っかかるは、リーダーは絡まるは、 フックを指に突き刺すわ、足を滑らせて落ちそうになるわで、 踏んだり蹴ったりになるよりは、一手間かけた方がいいです。＾＾ （経験談） ２リグなら、 １つのフライを手で持ち、もう一つをフックキーパーや ガイドに引っ掛けておけばいいんですけど、 ３つあると、確かにトップドロッパーはぶらぶらさせるしかないですし。 ティペットリングを使っているなら、 ドロッパーラインは何度でもすぐに取り替えられるので、 ドロッパー２つをカットしてしまい、 アンカーをフックキーパーに付ければ、一番無難にいいかも知れません。 確かに、こういう釣りと直接関係ないことを、 そつなくこなしている人を見ると、 「お！」 とか、なりますよね。 ということで、 何気なく対処していることも、 よくよく考えてみると人それぞれやり方があり、 その所作も大事なことである、と、改めて思ったのでした。 だんだんと、春の気配。 三寒四温を経て、釣りへの高揚感が高まります。 そういえば、 キャスティングや実釣スクールで、 スペイ系のキャストや釣り方を色々やろうかなと思案していますので、 興味のある方は、乞うご期待してください。 シングルハンドスペイというやつですか。 渓流での実践にもかなり使えますので。 今までの倍、フライキャスティングが楽しめます。 遠投も気持ちよく飛びますよ。 それでは、また。 私に何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にご連絡ください。 http://www.flyfishing-japan.com/shop/index.php?contact フライフィッシング私的大全（もっと遠く、もっと広く！） 「Complete Angler」 http://www.flyfishing-japan.com/shop 配信解除はこちらから。 http://tinyurl.com/ygakyt9 |