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タイトル :ヨーロピアンニンフィングロングリーダー考察
配信日時 :2013/10/15(火) 22:10

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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こんばんは。しょうぶです。


なんだか急に日が短くなってきましたね~。

一雨ごとに、寒くなるのでしょうが、

こういう時期は、
タイイングや道具のメンテナンスや、釣り本の読書などと、
色々楽しめますよね。


前回は、ショートリーダーについて解説してみました。
http://ameblo.jp/flyfishing-japan/entry-11626332019.html


忘れちゃいましたよね?(笑)
また、読んでみてくださいね。




で、今回は、
ヨーロピアンニンフィングのロングリーダー編でございます。



■ロングリーダーシステムとは?


ロングリーダーのシステムなんですが、

フレンチやスパニッシュニンフィングは、
シャローウォーターでの釣りを攻略するためのメソッドなんですね。

浅い流れだと、安易に魚に近づけませんので、
長いロングリーダーを駆使して、ロングディスタンスで狙っていく訳です。


ロングリーダーといっても、
ドライフライのロングリーダーとは、システムは異なります。

海外では、自作する人も多いですね。

モノフィラメントのナイロンのレベルラインで、
テーパーを付けながら、14フィートから20フィートほどの長さが一般的です。


他には、30フィート(約9m)というスーパーに長いリーダーもあります。


ですが、この長いリーダーを使った釣りは、
すこし特殊でもあるので、
今回は、詳しくお話することは控えます。




■スパイラルインジケーター


フレンチニンフィングの特徴としては、


「スパイラルインジケーター」


という、

コイル状のインジケーターをリーダーに組み込むことです。
コイル状なのでその伸縮でアタリの変化が察知しやすいという利点があります。


フローセントオレンジなどの単色のものもありますし、

バイカラーといって、

オレンジやグリーンの2色を使って、
よりアタリを見やすく取りやすくしているものもあります。


径も、つまようじほどの細いものから、
ボールペンぐらいの大きさまで、色々あります。


このスパイラルインジケーターは、

止水での釣りにも有効なシステムだと思いますね。

例えば、ポンド型の管理釣り場や湖などは、
いい効果が期待できます。



■テーパーを付ける


スパニッシュは、
スパイラルインジケーターは使わずに、ストレートなカラーインジケーターで、
アップからダウンまで広範囲に釣りを展開していくメソッドです。


ロングリーダーを、しっかりターンオーバーさせるように
上手くテーパーを付けた長いリーダーを使います。


例えば、
バッドは、35LB(ポンド)、
そこから徐々にテーパーを落としていき、
最後は、4Xや5Xのティペットに繋ぐというシステムを組みます。

テーパーを上手く付けることで、
ロングリーダーでも、しっかりターンオーバーさせることができます。




■フレンチリーダー


リーダーの自作もいいんですが、

最初は、テーパーを付けたロングリーダーの自作は、
要領が良く分からないと思いますので、


フレンチリーダーという、
市販されているノットレス(結びがない)の
テーパーリーダーを使うことがいいと思いますね。


長さも色々とありますが、
9mのものを、バットを詰めたり、
ラインエンドを切ったりして、長さを調節して、
使うといいんじゃないでしょうか。


リーダーのラインエンドに、ストライクインジケーターや
スパイラルインジケーターをつけて、
その先に、ティペットという感じでOKです。




■なぜ、ロングリーダーなのか?


できるだけ、ローインパクトを考えた時には、

必然的に、ロングリーダーに行き着くわけです。


この考え方は、

ドライフライや、イマージャーの釣りでも言えますし、
止水の釣りでも同じですよね。


違いは、

このニンフィングの場合、
ナチュラルドリフトの為のロングリーダーではない、
というところですね。






【編集後記】


実際、私がポーランド大会へ出たのが、

2006年ですから、

かれこれ、7年以上経ったんですね。


でも、何と言いますか、
フライフィッシングは、楽しい釣りだな~と、心から思います。


本当に、広く深い。

もう、果てしない。


地球規模の遊びだし、
最先端の知的遊戯であり、
存在そのものが試されるサバイバルであり、

修行ともいえますよね。
色んな意味で。




■私は、どちらかといえば、


大勢の釣り仲間がいて、
ワイワイ楽しくハッピー
という方たちよりも、


川辺に一人たたずんで、
何かを必死で耐え、

それでも、
明日、また立ち上がっていこうと、

祈るように、あまり上手くないキャストを続ける釣り人に、

心、惹かれます。


今日もあまり釣れなかったな~、と。
でも、それはそれで楽しかったさ、

と、心を整えて。


本当は、ほんとうはですね、


たった一人で釣りに行くことでしか、
見つからない答えがあるんじゃないかっていう、気がします。


日常を断ち切ったその先にあるものこそ、
あなたにとっても、私にとっても

大切なことなんじゃないかと思います。



■そんな愛しき釣り人に、


私は今、何ができるだろうかを考えた時に、
このニンフィングのノウハウを伝えていこうと、考えました。


せっかくヨーロッパの釣り人たちと、仲良くなり、
色々教えてもらったんだから、

それは、日本の人たちにも還元していかなければですしね。


大会は実践の場なので、それよりは、
独自で築いてきた交友によって、色々分かったことが多いんですけどね。



やっと、撮影も一段落。

その模様を少しブログにアップしています。
見て下さい。
http://ameblo.jp/flyfishing-japan/entry-11635031644.html




週末にまた、メールします。

その時に、ヨーロピアンニンフィングの

全貌を、ドド~ンと公開しますので、


ぜひ、楽しみにしていて下さい。


楽しいか、楽しくないかで言えば、


「かなりワクワク楽しさ満載」


です。





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