【フライフィッシング進化論】 バックナンバー一覧

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タイトル :キャスティングフォーム考察
配信日時 :2012/03/15(木) 18:00

本文:

『価値あるものと見なされるこの世の全ての楽しみと比べてみても魚とり
これに勝るものはなし』

『説教する人、物書く人、専制する人、戦う人。利益の為か、娯楽の為か、
いずれにしても最後の勝利者これ魚とり』
By トーマス・ダーフィー 「釣り人の歌」
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■フライキャスティングフォーム考察


キャスティングフォームは、大きく分けて2つあると思うんですね。

まず、
肘を90度、直角に曲げてその形を維持したまま、
肘を体の前で垂直に顔の前まで振り上げるフォーム。

シャルルリッツのハイスピードハイラインとか、
日本でキャスティングが広まった頃からの王道のスタイルです。


このフォームのいいところは、
腕が体から離れないので、ロッドの軸がぶれづらく直進性に優れています。


ですから、
ラインの軌跡がカーブしたりシュートしたりしずらくなり、
安定性が高いキャスティングフォームですね。


デメリットは、
毎回肘を顔近くに上げなければいけないので、
長時間キャスティングをしていると、やはり疲れます。

それと、バックキャスト時にループを目で追えません。
首が異常に柔らかい人なら首だけで後ろを振り向くことは可能かもしれませんが、
ほとんどの人は難しいでしょうね。


なので、バックキャストが上手くいっているかどうかは目視できないので、
ラインの重さを感じたりフォワードのループの形などで、
おおよその見当をつけながらキャストすることになります。



そして、もう一つのフォームは、
最近主流になってきている肘を体のサイドでスライドさせながらキャストする方法です。

FFFでは、どぢらかというとこちらのフォームが主になっていますね。


オープンスタンスに構えて、肘は少~し高くなるくらいで、ほぼ地面と水平に体の横を移動させます。
体のサイドを肘が大きくスライドするイメージです。


このフォームは肘の上下運動があまりありませんので、疲れないことが一番に上げられます。
後ろを振り向くことも、比較的苦なくできますので、バックキャストのループを目で追えます。

バックのループを目で追えることは、
フォームのやロッドストップ位置、ドリフト開始等の確認を行えますので、
キャスティングの上達には非常に役立つ情報を得られます。


デメリットとしては、ロッドが体の芯から若干でも離れますので、
ロッドを一直線に前後移動することを意識して集中しないとライン軌道がずれてしまいます。


カーブしたり、ショートしたりですね。
で、そんな状態でシュートすると見事にラインの先端がフニャフニャになって落下してしまいます。
飛距離も伸びません。


ですからこのフォームの場合は、腕全体の直線移動、ロッドの直線移動がカギになります。
これさえ上手くいけば、非常に楽に効率よいキャスティングを長時間行えます。



以上、2つのフォームを解説しましたが、
どちらも一長一短があり、どちらがいいとは一概にはいえません。


結局は自分がやりやすい方法でキャストすることがいいとは思いますが、
できれば両方を試してみることが、キャスティングの幅が広がり技術の向上に繋がります。


ショートキャストでは肘やで首の動きはあまりありませんので、差はほとんどないのですが、
ラインが長くなってくるにしたがってフォームの違いははっきりしてきますね。


ほとんどの人はどちらかに偏っていて、2つを上手く使い分けていることは少ないです。

使い分けが出来るようになると、ロッドもラインもループも全部が自分の支配下に置け、
思うようにコントロールしているというレベルにいけますので、
ぜひ、試してみてください。





【追伸】

3月いっぱいで、バンブーロッドの特典が終了します。

バンブーロッドを手に入れたい方は、
この機会に決断してくださいね。

この特典、「サイトイマージングシークレット」は、
はまると、爆釣モードに突入する釣法です。
しかし、この釣法を実践している人は、限りなく少ない。


~~~~~~~~~~~~


渓流を釣り上がっていると、
緩やかなプールが出現した。エメラルドグリーンが少し濃くなった色の小さな淵だ。

そこで、ポワ~ンポワ~ンとディンプルライズが繰り返されていた。

私は、
CDCのミッジをティペットに結び、フロータントを少しCDCに塗り、
音もなく繊細なフォルスキャストを2~3度繰り返し、フワッとフライを着水させた。

完璧なプレゼンテーション。

ドラグが掛からないように集中し、ナチュラルドリフトに徹する。

ライズに到達し、フライが吸い込まれる一瞬にアドレナリンが噴出す勢いだ。


来るか!どうだ!?



しかし、



「あれ?」



フライは何事もなくシラ~っと下流へ流れていく。


「おかしいな?」


小さなフライを凝視し、目をしょぼしょぼさせながら、
何度かプレゼンを繰り返すが、結果は同じ・・。


CDCはすぐに水を含み沈んでしまうため、乾かしてはフロータント塗ったり、
吹きかけたりしなければならない。

結構めんどくさい作業だったりする。



「やっぱり、プールのライズは渋いや」


と、次の流れに期待を移しそこを去った。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いつかの私の釣りです。




もし、あなたが私と同じこんな経験があるなら、
ぜひ、サイトイマージングを試して下さい。


違う結果を導き出す可能性は格段に高くなります。
私は、何度もそのことを身を持って経験しています。


もちろん、どんな場面でも通用するような魔法の釣り方、フライではありません。
しかし、新たな世界が開けることは私が体感しています。


サイケデリックイマージャーは、現時点では、
こんなシチュエーションの為の最強のフライだと思います。

http://www.flyfishing-japan.com/index.php?bamboo%20rod%20set





【追伸2】


「他のロッドセットには、この特典は付かないのですか?」

といった問い合わせを頂きました。


入門者や初心者向けに、ロッドセットをいくつか取り扱っていますが、
この特典は付けていません。

今回、問い合わせをもらいまして、改めて考えてみました。


もしかしたら、
バンブーロッドはまだ扱うほどの経験はない、もしくはあまり興味はないけれど、
グラファイトのロッドセットを新たに手に入れて、
この釣り方を試してみたいと思っている方もいるかもしれないと。
この方のように。


そして、初心者の方や次のステップに行こうとしている方には、
このイマージングテクニックは新たな扉を必ず開いてくれるはずだとも思っています。


私自身、この釣り方を実践して大きく釣りの幅が広がりましたし、楽しさが一段と増しました。
フライフィッシングの底知れない魅力に、いやらしさまで感じてしまうほどです。


そこで、
バンブーロッドの特典としては終了しますが、
グラファイトのロッドセットに新たに付けてみようと現在考えています。

いつからどのセットに付けるかはこれから決めます。
これから新しくショップにアップするものに付けるかもしれません。

しばし、検討してみます。



ということで、
バンブーロッドを振ってみたいと、興味を持っている方は、
特典のついているうちに、お早めにどうぞ!
3月いっぱいです。
http://www.flyfishing-japan.com/index.php?bamboo%20rod%20set





【追伸3】


バンブーを購入された方の中には、
試してみたけど、まだ思うような釣果になっていない人もいると思います。

しかし、フライボックスの中にこのフライを各サイズ用意しておいて下さい。
必ず、出番はまわってきます。

ディンプルライズを意識して下さい。
そして、もしらしたらこの状況はいけるかもしれない、と思ったら、
迷わずサイトイマージングを試して下さい。

このイマージングの楽しさを実感するはずですから。





■最後に業務連絡です。


前回のメルマガでバンブーロッドセットをご購入頂いた方へ。
大変ありがとうございます。感謝します!

現在、入荷待ちの状態です。あと数日で到着予定です。
先方の発注が集中しているよいうで、いつもより若干遅れ気味ですが、
いましばらくでお届けできると思います。

出来るだけ早められるよう努力いたします。


どうぞ、楽しみにお待ちくださいませ。
http://www.flyfishing-japan.com/index.php?bamboo%20rod%20set



では、今号はこの辺で。
どうぞより良きフィッシングを!




※ご意見、ご感想をお待ちしております。

「もっと、こういった情報を発信して欲しい」とか、
「こういう商品情報を知らないか」とか、
「こういう事で悩んでいるんだけど、どうにかならないか」とか、
「こうなりたいんだけど、上手くいかない」とか、
「自分の意見をメルマガに載せてくれないか」とか、
「キャスティングを教えてくれないか」とか、
「一緒に釣りに行って教えてくれないか」とか、
「一緒に釣りに行って教えてあげるよ」とか、

何でも結構ですので、限りなくお気軽に連絡下さい。
よろしくどうぞ!


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